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昔いろいろなものに影響を受けて書いたもののようです。
人物像は、皆様にお任せ・・・という内容のお話・・・です・・・。

Alice
作:月島真桜


ねぇ?
貴方には見える?
真っ白い長い髪に真っ白い服、さらに真っ白い靴。
頭の先からつま先まで真っ白い女の子なの。
でもね、大きな瞳だけは真っ赤なの。
それでね。
懐中時計を持っていてまるで不思議の国のウサギみたい!
あの子は私を不思議の国へ連れて行ってくれるのかしら?


〜Alice〜


「ねぇ、あそこに真っ白い人がいるよ?」
1人の少女が目を輝かせてビルの間を指差して言う。
「何言ってるの?そこには何もいないよ?」
けれど隣にいる友達は不思議そうに少女の言うことを否定する。
「今日の鈴ちゃん変なの〜。」
そう言って友達は笑う。
「だっているんだよ?あそこに・・・。あれ?」
鈴はそう言ってもう一度ビルの間を指差す。
けれどそこには誰もいなかった。
「ほら、鈴ちゃんの見間違いだよ。早く帰ろう。」
「・・・うん」
鈴は友達に促されるまま家路についた。
その後姿を真っ白い少女が見ていることも知らずに・・・。




その後鈴は行く先々でその少女を見るようになった。
少女はまるで鈴を待っているかのように・・・。
「あの・・・」
鈴がおずおずと話し掛ける。
「り・・・」
「?」
「やっぱり貴方。私のことが見えるのね。」
少女が言う。
その声はまるで悲しみが宿っているかのように・・・。
「当たり前でしょ。他の人だって貴女のこと見えているはずよ?」
「他の人に私は見えないの。私のことが見えるのは私と同じことを
考えている人・・・。」
少女が淡々と言う。
その言葉に少女の目が輝く。
「じゃあ!貴女は、私を別の世界に連れて行ってくれるの!?」
「いいえ。」
少女が即答する。
「違うの?」
「えぇ。貴方がその場所に行ったら、後悔しか残らない。」
しょんぼりする鈴に向かって少女は言った。
そして続ける。
「じゃあね。」
「待って!!」
鈴が少女を呼び止める。
「何?」
少女が止まり振りかえる。
「私も連れて行って!」
「駄目よ。」
「後悔なんかしない!」
「駄目。」
「何で!?」
「貴方はココに存在していなければならないから。それに・・・」
「?」
「私は貴方になりたくないわ。」
少女はそういうと悲しそうな笑顔を見せて消えた。
その後鈴は白い少女を見なくなった。




「あら、亜里須。帰ってきたのね。」
声が白い少女に言う。
「あたりまえでしょ?」
「もう帰ってこないかと思った。」
声が楽しそうに言う。
「私はアイツと違うもの」
亜里須も楽しそうに言う。
そして時計を取り出し、目の前にゆらゆらと揺らしながら続ける。
「それに、私の世界はここだしね!」
「そう。それを聞いて安心したわ。」
声は相変わらず楽しそうだ。
そして時計をしまい亜里須はポツリと言う。
「それにアイツに会わない限り私はこの世界の住人でいないと・・・。」
「そんなにあの世界が好きだった?それとも身体?」
声が真剣な口調で聞く。
「どっちも。でも、私はやっぱりこの世界が1番ね!私に1番あっ
ているわ。時間も、日にちも関係ない。それに、歳をとらない」
亜里須は満面の笑みで声に言う。


3〜4年前だかに書いたものをそのまま掲載してみました。
当時アリスの原作を読んでいないで書いているので内容は凄い事になっているかもしれませんが・・・。
このお話は3つあります。
これを含む短編2つと季節物が1つあるようです。
生暖か〜〜〜い目で読んで楽しんでいただければ嬉しく思います。











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