表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
反逆の大東亜  作者: 零戦
4/143

第四話






「………とまぁ、これが俺が生きてきた日本やな」


『………………』


 三人は黙っているけど、金剛の視線はかなり厳しかった。


「………冗談は程々にしておけよ貴様ァッ!!何が未来からやってきた日本人だッ!!貴様は私達を馬鹿にしているのかァッ!!!」


 こ、金剛が怒り狂って、俺の首を絞める。


 てか息がァッ!!


「落ち着け姉貴ッ!!姫神が死ぬぞッ!!」


「死んで結構だッ!!」


「止めろ金剛ッ!!」


 結局、榛名と長門が止めてくれたおかげで、何とか助かった………。


「………取り敢えず、携帯を見せるからな」


 三人に、未来人だと証拠を見せないとな。


「この携帯は、本当は電波を通じて遠くの人と話が出来るけど、この時代には無いから写真を撮るから」


パシャッ!!


「箱から音が……」


 金剛が驚いている。


 ちなみに俺が持っている携帯はソーラーが付いているから壊れない限り使えるんやな。(ただし、圏外やけど)


「ほら」


 俺は三人が写っているのを見せる。


「む、確かに私だ………」


 写真を見た金剛が呟く。


「これで俺が未来から来た日本人だと認めてくれるか?」


「………ち、仕方あるまい。貴様を未来から来た日本人だと認めてやる」


 金剛は渋々と認めてくれた。(てか舌打ちすんな)


「ありがとうな。しかし艦魂か……本当に実在しているとは思わなかったな」


 俺は腕を組む。


「姫神の未来にはいなかったのか?」


 榛名が聞いてきた。


「二次や架空戦記の小説にはあったけどな。後は船魂神社くらいやろな………」


 てか俺、山本長官に呼ばれていたよな………。


「取り敢えず長官のところへ戻るわ。戻る寸前に、お前らに拉致られたからな」


「あぁ、山本長官には俺が言っておいたぞ」


「………マジか榛名?てか長官も見えるんか?」


「あぁ、その通りだ。私は彼女らが見えるよ」


 その時、第三会議室の扉が開いて山本ちが入ってきた。


「長官」


「中々帰ってこないから不審に思ったが榛名から聞いたのでな」


 長官は苦笑する。


「長官も艦魂が見えるんですね」


「あぁ、日露戦争時から見えていた。日本海海戦では日進と一緒に戦ったなぁ」


 ………確か、日進は事故で1935年に沈んだな。


 地雷やったかな?


「ほかは山口君や小沢君、南雲君、松田君が見えるよ」


「そんなにいるんですね」


 幽霊ぽいから見える人は少ないと思ってたけどな………。


「一番有名な将官は東郷元帥だろう。あの人は見えていた事を俺に言っていたからな」


 山本長官が言う。


 ………東郷元帥も見えていたんやな………。


「ところで姫神君。そろそろ帝都に戻ろうか」


「あ、もうそんな時間ですか」


 腕時計を見ると、時刻は午後4時半を指していた。


「何か用事があるのか?」


「1900から陸海軍と、政治家数人で会合があんのや」


 海軍からの出席者は宮様、吉田大臣、米内さんに山本長官と俺。


 陸軍からは東條さんに石原さん、杉山などが参加している。


 政治家からは吉田茂、白洲次郎などが参加している。


 話す内容は次話やな。


「そういう訳やからもう帝都に帰らなあかんねん」


「そうか、貴様とは酒でも飲み交わして話したい事があったがな……」


 ………多分、某政党の文句やろね。


 三人共かなり怒ってたしな。


「また今度来るからな」


「といっても、俺らは改装中だけどな」


 そういや金剛型は明日から改装する事になっていたな。


「まぁそこは気にするな。んじゃぁな」


「あぁ」


 俺と長官は第三会議室を出た。


「………日本が負ける……か」


 三人になった第三会議室で長門がポツリと呟いた。


「それだけは何としても避けるべきだな」


「そうだよな」


 金剛の言葉に榛名が頷く。


 それから三人はそれぞれ無言のまま自艦へ戻った。





「……それにしても艦魂が見えるとか凄いよなぁ」


 帝都に戻っている途中で俺はポツリと呟いた。


「………まさか俺がこの世界に来たせいなんやろか……」


 今の俺は史実にはいないイレギュラーやからな。


 ………ま、考えても仕方ないな。


 今は日本が生き残る事が先決やからな。


 俺はそう思った。







御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ