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告げられた事実
作:ナダ



蘭-side story2






麗子「・・あぁ、その口じゃあ喋れないわね。あなたの普通じゃ聞けないような声、
   想像しただけでもワクワクしてくるわ!!!A、ガムテープを外してあげて?」

麗子が声を掛けると麗子の隣にいた少女が蘭の元まで来て、しゃがみこんだ。

女子A「はいはーい、今日会った子だね・・・?
   アンタさぁー、麗子を怒らせたり悲しませたりした事、今になって後悔する事だね。
   ま、あたしは麗子を泣かせたって事で怒ってるんだけどさ。
   あたしの大切な麗子を泣かせた罪、きちんと償ってもらわないとね・・・・」


ビリッっという音を立てて、蘭の口に貼ってあったガムテープは外された。


蘭「・・せ、先輩達は・・何が原因(りゆう)で私にこんな事・・するんですか?」

麗子「・・・。ふっ、アンタにも、時が来たら教えてあげる。
  でもね、その時が来るまで今はアンタに何も言わないわ。」


蘭の言葉で一瞬顔を歪ませた麗子だったが、話しが終わる頃には元の平常心を保っていた。



麗子「・・でもこのままでいいのかしらね?そんな事より今は自分の心配でもしてれば?
  体育館倉庫(ここ)は私の好きなように道具が並べられている。
  あなたは逃げ場なんて最初から用意されてないの。
  ね?モウリサン?楽しい楽しいお勉強会は、始まったばかりよ?
  もちろんあなたは・・最後までいるわよねぇ?」


最後に麗子が発した言葉、以上に麗子の顔はもっと怖かった。
おもわず他の隣にいた他のメンバーも、一瞬ひるんだぐらいだ。
そしてみんなが思った・・・




"麗子はもう、止まらない"と。




もちろん最初はメンバー全員が麗子の意見に反対した。
でも、麗子はみんなの罪は私が背負う、と言ってメンバー全員に今までの事を話した。
麗子は今までにないくらいわんわんと泣きながら説明した。
自分でも罪だと分かっている。でも、それじゃあ敏也があまりにも可哀想だ、と。
メンバーのみんなは後悔した。とても信頼できる仲間が一人で悩み、背負い込んでいた事に。
そして誓った。麗子一人が背負う事ではない、みんなが協力して、
麗子を守ればいい。麗子(なかま)の笑顔がみんなの笑顔だと。




麗子が指をパチンと鳴らすと同時に、皆が動き出した。


「・・い・・い・やぁ・・・や・・だ・・・やだ・・
            ・・いやぁぁぁぁーー!!!!」



夜、無音の学校(せかい)に、哀れな少女の叫び声が響いた。
もちろんそんな声を聞いた者は・・誰一人、いなかった。




蘭が家に帰って来たのは夜の9時半頃。
帰って来たらお父さんに何か言われるかな?なんて、

思った私が馬鹿だった。

家に着くと同時にお父さんが何やら大きなカバンを持って出てきた。
私を見たお父さんは遠慮がちにこう言った。

「おぉ、蘭。・・あ、あのな、実は今日から北海道まで事件に行くんだ。
一週間ぐらい掛かるかもしれねぇ。すまんなぁ、じゃあ飛行機の時間だからな。
戸締りはきちんとしろよ、それじゃあ行ってくる。」

話す事だけ喋って、お父さんは行ってしまった。
・・そ・・っか、私、一人なんだ。
幸いにも夜遅くの階段の間だったから、私の事を悟られえずには済んだみたい。
見た目では何も変わらない、でも、本当は制服でほとんどが見えないだけ。
背中なんか・・背筋を伸ばすだけでもすごく痛い。多分痣でもできてしまったんだろう。
仕方ない、今日は髪の毛だけ洗おう。
そうして私の最も最悪だった一日は過ぎていった。


〜〜次の日〜〜

背中に恐らくあるであろう痣の痛みは、昨日よりは引いたみたい。
こういうのに園子は結構鋭いから気を付けて行こう。
大事な親友に、迷惑は掛けられない。



園子「あ!おはよう!蘭!!」

手を振りながら園子が近づいて来た。
別に深い意味はないのだけど、園子には気付かれないように気を付けた。でも、


園子「蘭、たまには勉強の事も忘れてさー、新しくできたケーキ屋、
  放課後いっしょに行こ?すっごく美味しかったんだから!」

と言って私の背中をバンバンと叩いた。と、同時に言い用のない程の痛み。
思わずその場でしゃがみこんでしまった。もちろん園子にもばっちり見られている。


園子「ちょ、ちょっと、蘭!蘭!どうしたの?背中、痛いの・・?」

園子の声が聞こえる・・「大丈夫だよ」って言いたかった。けど・・・

「あら?おはよう、モウリサン?」


あの声を・・聞いてしまった・・・
思わず顔を上げる。昨日の記憶が蘇って、すぐに視線を逸らした私。
園子は理由が分からないという顔をしているけど、状況は分かったみたいで、
私の前で盾になったように先輩にこう言った。


「ねぇ、先輩、すいませんけど蘭には近づかないで。・・来ない・で・・・・」


園子の声が止まった・・私の目の前で園子が・・()たれた・・・


麗子「・・ちっ、うるさいわね、あんたなんかの相手している程私は暇じゃないの。
  ねぇ毛利さん、もちろん私達といっしょに・・来てくれるわよねぇ?」


ついて・・行かなければいけない気がした
後ろで園子が私の名前を呼んでいる。私は園子に、
「大丈夫・・だからね・・?大丈夫だから・・」
と言って先輩達に着いて行くしかなかった。
先輩は、今日から私に毎日8時に教室に来い、と指示をした。
私が我慢をしないと園子や他の人にまで被害に遭う。それだけはどうしても避けたかった。
先輩との会話の途中、誰かに見られたような気がしたけど、
気にしなかった。まさか、一番守りたいと思っていた人が来るなんて
思ってもみなかったから。


その日の夜、また、私は昨日と同じように、倉庫まで連れて行かれた。
その時だった。いきなりドアがすごい力で開く音が聞こえた。
みんながドアに注目する。其処に立っていたのは、




・・・園子・・だった・・・・





更新がまたまた遅くなりました;ナダです。
いやーそれにしても最近ではあちこちで
卒業期間と聞きますね〜
卒業証書、受け取るのは誰でも緊張しましたよねー(ぇ
みなさんは何か良い思い出などありましたか?
状況が状況で悪いですが、これで後書きとさせて
もらいます。では、
またの次章のお楽しみに!(ぉぃ











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