序
お前は自由に生きればいいさ。
正直私はお前に私と同じ道は歩かせたくない。
もう私達みたいな人間は必要無い時代になったてことかな……。
そうだな……兄さんの家へ。
ある程度大人になるまでは兄さんの家に置いてもらうと良い。
このまま狭い世界の生きていける時代では無いんだ。
普通に生きるにはそれだけの知識と経験が要るだろ?
そうやって普通に生きていくのが君にとっても一番幸せだろう。
普通っていうことほど良い物は無いんだよ。
そして、私たちは本来戦う者ではない。解りあえる者だ。だから解らない事は何も無い。
…………。
ただ最後に一つだけ言っておくことがある。
私達は力を持っている。
その力は私の代までは使うべき時だけ使うべきものだった。
しかしこの稼業も私でお終いにしようと思う。
だからそれを伝えてしまった君はそれをいつ使おうが君の自由だ。
好きなときに好きなように行動すれば良い。どう生きようが君にとってこの世は自由だ。
しかし覚えているべき事は人はあくまで肉と言う事だ。
それが皮をかぶって歩いているにすぎん。
だからちょっとした事で壊れてしまうんだよ。
だから強制はしないが君は相手の自分を傷つけようとする心構えより1段階だけ深く相手を傷つけるくらいにしておいた方が好ましいかな。
あまり殺してしまうと言うのは気分の良い物では無いからな。
なに、お前の才能は正直私以上だ。それくらいの調節くらいは出来るだろ・・・?
……は君に強制できる立場でも無い。
ただ、あくまで私の気持ちとしては君にはその力を、君自身が正しいと思うことに使って欲しい。
私にはそれが出来なかった。だからこそ憧れた。
しかしすでに私達にそれの使い方を強制するものは居ない。
だから、だから……。
心の底からそれを君自身の正義を通して使用して欲しいと願う。
それだけだよ。
…………にやってはならないことなんだよ。だから、私は、これが君の枷になろうとも今ここで敢えてそれを行おうと思う。
「君は、人を殺してはいけない。」
……けば、きっと大丈夫だ。だから、生きて。
生きて。
―――生きて、欲しい。
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