@ クソゲヱリミックス! @ 未改修版。
http://syousetu2.gaym.jp/s/read.cgi?no=1995
01/22 最新話更新!
第四章 肝試しとお揚げの意外すぎる関係。
第043話 4-4 肝試しとお揚げの意外すぎる関係。
そうして大きな袋を抱えたマサヒロが俺らに向って駆けてきたのだが――
「微妙なのよ~バ~ランス」
歌いながらで、それも謎過ぎる歌詞だ。
「くじび・きアンバ~ランス……ということで皆くじを引け」
「前振りが長えよ」
……肝試しかつ自主企画イベントで興奮気味のマサヒロ。 というかなんだよその歌は。
マサヒロは抱えている大きな袋をゴソゴソと探り、お目当ての物が見つかったようで中からその物を取り出した。
「割り箸……だよな?」
マサヒロが持っているのは1リットル近く入りそうなペットボトルで、コーヒーのボトルとかで良く見るタイプだな。
ペットボトル下部がには布が巻かれていて中身が見えないようになっている。 更に上部が切り取られていて手を少し入れることが出来るように加工されていた。
そして中には既に2分割された割り箸が数本入っていた。
「ああ、国産杉100%使用の高級割りばしだ! おかげで財布の野口英夫が召されたんだぜ……」
そんなもので野口さんは無駄遣い過ぎる。
「で、割り箸とくじ引きの関係は?」
まぁ、大体はわかっているが一応聞いてみた。
「割り箸には恋人が居た……しかし、一方の割り箸は同じ容姿の割り箸に嫌気が差して……くじ引きと駆け落ちしちまったんだっ!」
「……”関係”という言葉でここまで話を変な方向に発展させるお前には完敗だわ」
典型的な昼ドラかよ、というか 同じ容姿なのは一つの割り箸を割ったんだから仕方ないだろ。
「割り箸の下の方には1、2、3が各2本、4が1本、その番号が書かれてあってな、それを1人1本ずつに引いてもらい、同じ番号同士でペアを作り、肝試しルートを歩いてもらうのさ」
普通なくじ引きだな……ん?
「同じ番号ってことは、4のペアがいないはずじゃ……?」
「その通り”余り物には福はない、世の中そんなに甘かねぇ”と言うことわざがあるだろ?」
そんな突き放すような冷たいことわざは無かったと思います。
「4は余り物で、引いた人は1人で肝試し」
奇数人数が集まった悲劇がここにッ! 余り物って表現が惨すぎる。
「じゃあ引いとくれ、まずユウジ」
「え」
先に余り物になっちゃえよ的な宣告に聞こえたのは俺の気のせいではないだろう……7本中1本か、なら楽勝――
はっ、楽勝とか今の時点で言っちゃうと確実に負けるパターンだッ! ……油断はするな、俺。
「お、おう」
それで、俺は思いきり力の限り精神を集中して心を虚無にして念力を使いながら月の光を吸収しながら(省略)割り箸を引き抜いた。
すると――
「1……か」
よかった、4引かなくて。 これで女子とのデートイベントかぁ……ユキがいいな――
はっ、この時にそんなこと言ったら女子と組めずにマサヒロと組んでしまう最悪の展開になりかねんっ! ……油断をしてはいけない今こそ祈る時だ、神よ我にお恵み下さいっ!
神への信仰心が都合よく、向上したユウジの一方。
ピリィッ! と、周囲に電撃が走りました……ちなみに女子間で、です。 それに紛れて「ちっ」と、マサヒロは舌打ちをしました……きっと4が当たることを祈っていたのでしょう
「1を取れれば……(ユウジと一緒かぁ)」
「1を取ることが出来たら(ユウジ様との公認デートですね! ……この甘い蜜のようなチャンスを逃すわけにはいけない)
「アイアムナンバーワン!(ユウジと一緒だとっ……これは面白くなるに違いない!)」
「ユウくんと……(ユウくんユウくんユウくんユウくんユウくん)」
各自想像・妄想している女子の間で緊張した空気が流れます。
……そんな緊張を破る能天気な声が響きました。
「アタシが引く!」
一番最初に名乗りを上げたのはユイでした。 その行動には――
「う、うん」「……わかりました」「ユウくん……」
一応みんな了承したようですね。
「ミハラ行っきまーす!」
シュバッ、と謎の空気を切り裂く音が響き、ユイの手には1本の割り箸が。
「ナンバーツゥッ!?」
2だそうです。
それを聞いた途端に、周辺で安堵のため息が相次ぎます。
「(よかった)」「(……私が引いて見せます)」「(ユウくん……)」
まだユウジのペアは出ていませんね……ということでユウジの知らない水面下の女の争いは続いていきます。
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。