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第四章 肝試しとお揚げの意外すぎる関係。
第042話 4-3 肝試しとお揚げの意外すぎる関係。


 貢物確保を終えると、姉貴が帰ってきた。

「ただいまー」

「おかえり姉貴ー」

「ただいまーユウくん!』

 貢物、冷蔵庫にあったものだから一応念の為に、姉貴に貢物使用許可を貰うとするか。

「姉貴ー、これ貰っていい?」

「え、別にいいけど……何に使うの?』

「あっ、そういえば姉貴には話してなかったな――」

 肝試しの件を話し、姉貴は聞き終えるのと同時に。

「行く! お姉ちゃん行く!」

 と、眼を燦々と輝かせながら言った。 

「それは良かった」

 俺が誘っているのだが、よくよく考えてみると……
 夜遅くに外に出て遊ぶ、という俗に言う”夜遊び”を一応、藍浜高校副生徒会会長である姉貴が即了承するのも問題がある気がしてきた……

 ――したけれども、面倒なので言うのは止めておこう。

「ユウくんの誘いでもあるしっ、私はお姉ちゃんだもんっ! 暗いし夜遅いし保護者的立場の人が居た方がいいよ!」

 一応論理付けしている姉貴、だが顔が嬉しさのあまりニヤけてるぞ。
 まぁ、とりあえず、かなり嬉しそうだった (おおかた予測はついていたが)

「貢物ねぇ……ユウくんのそれは貢物だよね?」

「ああ」

 冷蔵庫に残っていた物がコレぐらいしか目に入らなかった。
 
「んー……どんなものがいいのかな」

「適当でいいらしいぞ」

「適当?」

「本とか本でもいいの?」

 姉の中の選択肢は1つだった。 というかこの人も本なのか……

「……神様に捧げる物だし、食べ物の方が俺はいいと思う。 冷蔵庫の中の何か持っておけばいいんじゃない?」

「うーん……あっ」

 そう言って姉は駆けて行き、そして手にして来たのは……


「みかんっ!」


「はい、みかんですね……」

 なんか一部分が、白く変色しているのですが。 更にへたに近い部分に緑地が出来てますよ?

「大丈夫! 神様なら腐ったみかんを冷凍みかんに変えることも十分可能だよ!」

 冷やしてどうする。

「神様がちょんと触れただけで、なんと中○産の新鮮なみかんに!」

「○国ネタは色々と……いやなんでもない」

 姉の天然に降参寸前の俺がここに、中●から送られてきた時点で新鮮ではないとか、そもそも中●産は色々とダメすぎる。

「とりあえず腐ってる物はいくらなんでも神様が魔法使いじゃあるまいし、無理だろ」

「じゃあねぇ……」

 姉貴が何を持ってきたかというと……
 

 その詳細は「WEB」で!


「というかこの会話がノベル化されているのはWEB上じゃぞ?」

「初耳だな」

 俺らを元にした小説ってWEB小説だったのか。 うん、媒体とかどうでもいい。

「わしは……適当に用意しておくとして、さてその時を待つとするかの」

「ああ、そうだな」

 まだ、約束の時間まで2時間近くある。 家で適当にテレビでも見て待っているとするか。
 

ということで回想が終了です。
さて肝試しに参加するのは各種様々な貢物を持った「ユウジ・ユイ・桐・姫城・ユキ・ユウジ姉……とマサヒロ」です。

と、言っても予定時刻寸前になっても当事者のマサヒロが来ていないようでした。
そう考えた直後に――

「待たせたー」

大声でそう叫びながら、マサヒロが何かを抱えながら走ってきました。



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