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@ クソゲヱリミックス! @ 未改修版。
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地味ーに連載中
第四章 肝試しとお揚げの意外すぎる関係。
第041話 4-2 肝試しとお揚げの意外すぎる関係。

「ほほぉ……肝試しとな」

 げ、また心読みやがったな。 

「まぁ、わしは既に知っていたのじゃがな」

「え?」

 桐が知ってる……? まさか遠距離での”心詠み”も可能だと言うのか!

「流石にそれは出来ぬ、半径100m四方のみじゃ」

「普通に広範囲じゃねぇか!」

 便利だな、その能力。 というかもはやチートだ。

「肝試し、これもイベントの一つじゃからな、ある程度は承知しておる」

「イベント……ああ、朝言ってたのは肝試しのことか。 でもマサヒロ……ほら学食に居た俺の友人が肝試しの話を持ち出してきたのだが――」

 マサヒロと言っても通じないのでそう表現するが、どうやら学食に居た”もう一人”の友人を考えてしまったようで。

「して、お主の名前は?」

 俺の近くで神妙そうに俺と桐の会話を聞いていたユイに問いかける

「いや、桐そっちじゃなくてな――」


「私は頂の座ヘ○テー。 得意技はエクセリオ○バスターなの」


 うわ、なんか乗ってきた。

「というか嘘付く上に混ぜんな……こいつは巳原ユイだ」

「キロリちゃん、どぞよろしく」

「それでお主は……ユイと呼べばいいかの? というかキロリ言うな」

「大歓迎だぞ。 しかし”キロリ”に愛着が沸いてきたので変えるつもりは無い!」

「本人意見断固無視じゃと!?」

「女には譲れないものがある。 ゲーム購入の為の朝並びの順番などな」

「女というか、それはオタクとしてだと思うぞ」

「……まぁいい、でユウジ。 コイツが肝試しを提案したのか?」

「いや、コイツじゃない。 男の方だ、居ただろ?」

「ああ……居たかもしれん、そう言えば」

「思い浮かんだ男で合っているはずだ」

「たくましい体を持ちながらも、あの鈍器で抉られたかのような深い傷はいったい……」

「お前は一体誰を想像してんだ!?」

 誰だ!? そんなアクション物の登場人物みたいのが高校に居る訳ねぇだろ!

「冗談じゃ、冗談じゃ。」

「……で、そいつが企画したはずなんだがな。 だが肝試しもシナリオの一部なんだろ?」

 途端に桐は、考え込み始めて「うーむうーむ」と唸り始める。 何か思い当たる節でもあったのだろうか?

「……ッ! ユウジ耳を貸せ」

 ……どうやら、ヒソヒソ喋らなければならない事態のようだ。 それに桐の顔も何時になく真剣だ。

「わかった(で?)」

 桐の身長に合わせる為に、立膝をして桐の口辺りに耳を傾ける。

「(今までの世界に”ルリキャベ”のゲームシナリオをスライドさせたのが、現在の世界なのは覚えておるな?)』

「(ああ)」

 現実は、思いのほか変化がない。 俺の友人関係や家族関係、クラスメイトまで基本的に今まで通りさ。
 でも強いて言うとしたら”存在しなかった”少し前に現れたばかりのゲームのキャラ設定が、世界に深く浸透していることだ。 


「(そのゲームのシナリオを実行する際には、矛盾や相違が発生しないよう、ゲーム側からの矯正が発生するのじゃ)」

「(前にも言っていたな)」

 俺の性格が少し変化したのは、シナリオ側からの矯正であると。 どうやらゲームシナリオが優先的に実行される傾向にあるようだ。

「(その矯正の働いた結果”そいつ”がシナリオの企画者という設定になったのじゃろう」

 辻褄合わせの為、シナリオを動かす為のサブキャラとしてマサヒロが選ばれた。
 
「(ゲーム内でも肝試しを企画する友人男Aがおる、その男Aに”そいつ”を当てはめたことになるのじゃ)」
 
「(なるほど)」

「(お主の口ぶりから察するに、そいつの言うことに違和感はなど感じなかったのじゃろう?)」

「(ああ、考えてみればそうだったな)」

 マサヒロはグロマニアだ。 それにやはり肝試しを話題にする場面では、かなり興奮していたと言える。
 しかしそれは”マサヒロ”らしく、このような話題にはどこか鼻息を荒くしていたようにも思えた。

「(お主自身も含め、お主の友人の周りにはシナリオの矯正がより強く働いているようじゃの)」

「(……)」

 確かに……矯正が現在進行形で働いているのは、俺の周りだけだ。 ゲームの展開時に大方の矯正が終わっているのだろう。
 しかし主人公となった、俺がかき回すことによって矯正が働かざるを得ない状況になっている、とも考えられる。

「(今のところは何も無いが、ユイが引っ越して来るというのは、現実の世界にもそうじゃが、シナリオにも多少の影響が出ておるのじゃ)」

「(シナリオへの影響?)」

「(いくらユイに見たところ女っ気がないにしろ、同じクラスメイトが同じ家に住むことになった訳じゃ。 その事実を聞いたらユキやマイはどういう反応をするかの……?)」

「(!)」

 そういうことか、嫉妬というか妬みというか……同じか。 複雑な心境になることに違いない、するとユキやマイのシナリオが若干変化してしまうだろう。

「(このような出来事が何回も続けば、いずれそれが大きな歪となり、このシナリオが崩壊を起こし、最悪の場合、世界が壊れ始めるかもしれぬ)」

 冷や汗が出た、いつもの俺なら軽く受け流しているところだ。

 この世界が壊れる? どのように壊れるのか分からない、非常に曖昧な表現とは言え、恐ろしく感じた。
 実際のところ現実に無理にファンタジーな世界を押し込んだようなこの今の世界。 居もしない人を生み出し、現実の世界を捻じ曲げる。 

 無理が生じ、なんら異変が起きてもおかしくはない。 

 前にも言っていたが「ゲームシナリオのスライドのせいで何かこの世界に異常が出てるのかもしれん」
 もしかしたら俺の知らない間に世界は壊れ始めているのかもしれない、そんな言い知れない恐怖が俺を襲った。
 確かにそれは「最悪」の事態だ。 しかし「最悪」の事態にならないという確証は勿論のことない。

 だからこそ、このゲームを完結させなければならないと思う。 俺がこのゲームを何気なくプレイしたことに一端があるのだ。
 生み出してしまったヒロイン達にも、この世界の人々にも行動しなけらば申し訳が立たない。

「(そんな出来事なんて、そうは起らないとは思うのじゃがな……)」

「(まぁ……な)」

 答えには確固たる自信など持てるはずもなく、曖昧に頷くだけだった。



 
「ということで、わしも行くぞ!」

「大☆歓☆迎」

 今度の使い方はユイにとって合っているのだろう (ロリコン的意味で)

「ユイ」

「なんだろうか?」

「肝試しの貢物はどうする?」

「おお、そうだったなー! うーん……コンプ〇ィーク2月号でいっか」

「まてや」

「マサヒロは適当でいいと言ってたじゃまいか」

「適当にも程がある」

「らき○たや生徒会の○存が載っているのだぞ!」

「前者はまだしも後者は殆どがわからないだろうねぇ!」

「じゃあドラゴンエ○ジ」

「分厚いわっ! というかコミック誌を貢物にする時点の根本から間違っている。」

「……仕方ないじゃあとっておきの――みずの〇こと版涼宮ハ〇ヒの憂鬱1巻」

「……角川に消されるぞ」

「そしたら、こちらは電●で対戦だ――」
 
「あうとおおおおおお!」


 部屋を出て、階段を下りて1階に着いた……ツッコミはおもったよりも疲れるな。 そして、しの疲れに興奮も冷めて――

「まぁ、いいや」

 面倒になってきた。 本当にコミック誌とか持ってくるはずがないだろ、人として。 大丈夫だろう。

 ……あれ、自信が全く持てないやどうしよう。

「……少しの間記憶から消しておこう」

 さて……と。

「(神様とやらには何を貢げばいいのだろうか……神様だからなぁ)」

彼は微妙に真面目なようです。

 貢物ねぇ……一応食べ物の方が良さそうだな。  腐っても土に還るだろうし←何故か投げやりになった
 ええと冷蔵庫の中身は……と。

「(冷蔵庫に何かあったっけか?)……!(なんにもねぇっ!)」

 見事にカラに近いぞ。 ん? 予想外に……何か……

「あっ」

 ほぼ空っぽな冷蔵庫の中、麦茶みたいな色の液に浸った”それ”の入った小さなタッパーを見つける。

「……」

 まぁいいや、これにしよう。

……真面目にみせかかて、最後は適当なユウジでした。 いらないですよね、この描写!



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