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まったく中身の無い話
第八章 ※独占禁止法は適応されませんでした。<秋冬>
番外10話 番外2-4 下之家のあれこれ。
6月休日(夏休み)


 ベッドに適当に座っての~んびりしていた。うーむ、パソコンもゲームもしなければマンガも読まない。
 そんな時間が必要だと改めて思う。……まぁ日常の喧騒も影響あるんだろうけど。

「六●麦茶超うめえ」

 テキトーに買ってきたお茶をちびちび飲んでいるとドア越しにノック音共にある女の子の声が聞こえた。

「やっほーユウジさん」

「おお、ホニさんいらっしゃい」

 ホニさんが俺の部屋を訪ねてきた。相変わらずなんという長い黒髪に可愛さ満点な童顔。
 普段着と化したセーラー服が似合いすぎて死にそう。

「ねーねーユウジさん」

「ん?」


「中●と日●の関係が悪くなってるねー」


 ……はい?

「えーと……ホニさん?」

「なに?」

「この話題は止めておこう」

「なんでー? テレビじゃ日常的に見るよ?」

「いや、この小説で取り込むべきネタじゃないというか……とりあえず打ち止めで!」

「ユウジさんが言うなら……いいけど」

「ありがとうホニさん」

「じゃあ、話す話題も無くなっちゃったけど……ここに居ていい?」

 上目遣いでなんとも小動物的可愛さを誇るホニさん頼まれごと。

「もちろん!」

「わぁい!」

 ベッドに座っていた俺の隣に可愛らしくちょこんと座る。

「(可愛い!)」

「はぁ~なんかユウジさんの隣に居ると落ちつくな~」

「!」

 何気ない一言になんともドキリとする。ああ、可愛いなあ。
 ……いやロリコンじゃないぞ? ほらミニコンって奴だよ、うん。あ、でもミジンコとかはあまり好きでないから……違うな。
 にしてもこの保護欲を盛大に掻きたてるホニさんってなんだろうね。
 可愛らしいというか、か弱いそうというか……護ってあげたくなるんだよなあ。

「(これは陰からマモリたくなるわ)」

 そうしてホニさんが訪れてから数分が経っていた。それまでは二人無言でぼ~っとしていた。
 そんな時ドア越しにノック音と共にある人の声が聞こえた
 
「ユウジー、居るかー?」

「ああ、ユイか……どした?」

「いや、なんとなく来てみた。入っていいか?」

「いや、いいけど……何にもないぞ?」

「またまた~、御冗談を。ほらベッドと押し入れの下段奥に――」

「あー、あー、あー! ただいまマイクのテスト中! ただいまマイクのテスト中!」

「おおう! びっくりしたあ、じゃあ入るぜー」

 ガチャリとドアノブが回されユイが入って来た。

「おおー、ホニ様!」

「ホニでいいってユイ!」

 若干ユイの呼び方に不満を覚えるホニさん。
 そんなちょっぴり怒ってる姿もなんとも可愛らしい。

「で、どした?」

「いや……ユウジに会いたくなって」

「金はないぞ」

「借りたことないぞ!?」

「じゃあなんだ、ゲームか? パソコンでも壊れて生殺し状態か?」

「いやいやいや! ただ単にユウジルームに来たかっただけなのだよ!」

「ふーん、まあいいけどよ」

「さんきゅー」

 と、言うとユイも俺の腰かけるベッドに座った。

「はぁ~なんかユウジの隣に居ると落ちつくな~」

「いやいや、いつもお前は学校で一緒だろ?」

「うーむ、ちょっとばかし違うねん。それとこれとは別だのう」

「ふーん、なんで?」

「なんというか……ユウジの家に入り浸っているのが友人に悪いと良心の呵責が働いていながらも、この圧倒的な背徳感! たまらねェ!」

「あー……さいですか」

 うん……色々発想がおかしいなコイツ。

「それに、本当にユウジが近くに居ると安心する」

 ユイは眼鏡越しで表情こそ見えないが、なんとも柔らかな、本心を出しているかのように言った。
 ユイとホニさんに挟まれるようにベッドに腰をかける。それでも俺含めて無言。だがこういう空気も嫌いじゃない。
 この二人も、本当の家族に思えてきてならない……ユイは妹というより弟というか馬が合う親友みたいだけども。

 ちなみにこの後の展開をおおかた予測出来たと思うが一応言っておこう。

 その後何か俺の部屋は人を寄せ付ける香りでも発しているのか、桐に姉貴も順を追ってやってきた。
 まあ、細かくは話す意味はあまりなさそうなので割愛するとして。
 今日は何故か、俺の部屋に皆が集まりただ無言で、和んでいるという光景が繰り広げられた――

 あ、あれ? この状態って傍からみたら女の子手当たり次第に連れ込んでるんじゃ……?
 うん、姫城に知られたら確実にヤバイ。和やかな記憶だけども、これは他の誰にも言わないことしておこう。

 命は惜しい。


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