第八章 ※独占禁止法は適応されませんでした。<文化祭>
番外08話 番外2-2 下之家のあれこれ。
6月のある平日。
番外編の舞台は前回と同じく下之家。
皆が学校や会社に行っているそんな中、1人家で留守番し続けているホニさん。
「はぁ……」
トレードマークな超長髪とセーラー服を着たまま、憂げにため息をついていました。
……寂しいのでしょうね、きっとそうなのでしょう。ユウジ達は無情にも学校ライフをエンジョイしていますからね。
「あー……この時間は面白い番組がないなー」
え。
「チャンネルをひねっても、どうにも薄味な昼ドラばっかり……」
あー……えーとホニ?
「いい●もが終わるとどうにも鬱だなー」
……杞憂だったんですね。でもホニはなんで学校行かないんですかね?
ユウジ母に頼んでも良さそうなのに、何故か頑なに行くのを拒んでいるそうです。
学費などを考えて遠慮しているのでしょうか?
「あ、先週やってたバラエティの再放送だー! これユウジさんと見てたら面白かったんだよー」
と、バラエティを観はじめますが――
「あ、あれー? こんな薄味だっけ?」
そういえばこの作品の登場人物ってバラエティのことを薄味って言うのが流行ってるんですかね?
なんか表現で頻繁に聞くですけど……いや確かにですね、最近のは流行りものさえ呼べばいいって感じですけど。
ほら、でもテレ東とかNHKでは結構面白い番組が――え? テレ東は地方だから見れねえし、NHKは受信料――
……ごめんなさい、ここで止めておきます。
「(ユウジさんと見た時は面白く感じたのになあ)」
……ああ、なるほどー(?)
「そういえば我とユウジさんが話す機会が少なくなっちゃた……なんでだろ?」
おいユウジ(怒)姫城に現抜かし過ぎです。少しは他のレデイにも気を使って(以下略
「思い切って今日はユウジさんの部屋に行こうっとー」
ほらこんなにホニは前向きなのに! あなたという人は! あなたという人は! どこまで鈍感なのですか!
「ぶえっくしゅ」
「どしたのユウジ?」
「いや、俺の噂をしてしまった輩がいるらしい」
くそお、ティッシュを無駄遣いさせやがって……請求するぞゴラア!
「あら下之くん、風邪?」
すると何故か、委員長がやってきた。本当に何故か分からない。
「おお、院長」
「いつから私は病院の長になったの……?」
「風邪なら治してくれ」
「……風邪ごときで病院に来ないでくれる?」
「(うーん、最近委員長のノリが良くなったがするなあ)」
なんででしょうね? さてー、戻って下之家ですー
「ああ、洗濯物とりこまなきゃ! ああ、皿洗いしなきゃ! ああ、桐帰って来る!
なんかホニ、日常に毒されてません?
「ユウジ家に住まわせて貰ってる身の以上、我も一生懸命家事じなきゃね!」
ええ娘だ……
「ただいま帰ったぞー」
「あー、おかえりー」
「おうホニさん、家事御苦労さまじゃ」
「いえいえ。それで桐さん?」
「なんじゃ? 早く靴脱いでいいかの?」
「まって! 我はやりたいことがあるんだ」
「……はぁ、手短にな」
「――あなた、ご飯にする? お風呂にする? それとも――帰る?」
「どこに!?」
「決まってるじゃあないですかー、知ってるんですよぉ?」
「な、何がじゃ」
「……教えませんー」
「意味がわからぬ!? その意味を教えるのじゃー!」
「あはは、捕まえてごらんなさーい」
……ホニ、桐と仲良いんですね。なんか姉妹がじゃれあってるような微笑ましい光景だなあ。
もう少し目の保養に観ておこう、うん。
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