ぼそっとエッセイ(98/279)縦書き表示RDF


ぼそっとエッセイ
作:春晴秋明



それはだめなのだ!


前々回に登場したしょうちゃんとたっくんの話。

二人がウチに泊まりにくると、必ずたっくんが言う。

「春! 風呂入るぞ!」

って。

しょうちゃんが言う。

「ここに来る前からずーっと言ってるんだよ〜。 今日こそ絶対春と風呂入るって。」

ちょっとニヤけながら睨める私。

「なーんで私がたっくんと風呂入らなくちゃいけないのよ。」

「いーだろ? 春の裸が見たいんだから。」

理由になってるか?

「しょうちゃんの見とけ!」

「春のが見たい。」

しょうちゃんは爆笑している。


まったく・・・・
この二人はホント面白い。

ずっと前、しょうちゃんとしょうちゃんの男友達と3人で飲んだときのこと。
2件目に移る電車の中。
(わざわざ電車に乗ってまで2件目行くか〜?)

「春ちゃんって可愛いね。」

しょうちゃんがいきなり言い出した。
私より結構年下なのよ。

「は? 何言ってんの?」

そう言いつつ、バカ丸出し単純の私は照れつつ喜んでしまった。

の、瞬間!

いきなりしょうちゃんにチューされた。
しかも、口に!!

ひー!
女の子にチューされるなんて初めてだよ〜。 オロオロ・・・・・

「何すんの? しょうちゃん?!」

そう私がオロオロしながら言うと、

「ちきしょー!やわらけーぜ!」

って、笑ってた。
こわっ!
怖いよぉ〜

その隣で男友達は見てはならぬものを見てしまったからか、呆然としていた。
で、

「春ちゃん、気をつけろ。危ねーぞ、こいつ」

って。


それから、何度もしょうちゃんに『泊まりにおいで』と誘われても、一度も行っていない。

「大丈夫、ウチのベッドキングサイズだからね。 たっくんと3人で寝られるから。ね、たっくん」

たっくんもうんうん頷いている。

怖いでしょう〜
2人に何されちゃうか。

「因みに、私、どっちも行けるから。ね、たっくん」

たっくんはまた微笑みながらうんうん頷いている。


こ、こわっ!

私にその趣味はないのよ〜。
っていうか、普通なの。 普通でいいのよ。 ね。
(誰に言ってるの?)


でも、二人はそんなこんなを度外視するぐらい良いヤツたちなんだ。

だから、ずっと付き合っているお友達なんだけどね。


それよりも、その飲みに行った日、しょうちゃんがっつり酔っちゃって、たっくんのお迎えで先帰っちゃってさ。
その男友達と何故か二人でカラオケする羽目になってさ。
せっかくだから唄いまくったけどさ。

私も酔ってしまったんだよね。
そしたらね、

「じゃ、俺達もホテル行くか?」

だって!

も〜。
どいつもこいつも!

「行くわけないでしょ!」

笑って、そそくさと帰ってきたけどね。



まったく。
とりあえず、しょうちゃんちには泊まりには行けないのだ。


げっ!
あと2話で100話だ・・・・











ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう