それはだめなのだ!
前々回に登場したしょうちゃんとたっくんの話。
二人がウチに泊まりにくると、必ずたっくんが言う。
「春! 風呂入るぞ!」
って。
しょうちゃんが言う。
「ここに来る前からずーっと言ってるんだよ〜。 今日こそ絶対春と風呂入るって。」
ちょっとニヤけながら睨める私。
「なーんで私がたっくんと風呂入らなくちゃいけないのよ。」
「いーだろ? 春の裸が見たいんだから。」
理由になってるか?
「しょうちゃんの見とけ!」
「春のが見たい。」
しょうちゃんは爆笑している。
まったく・・・・
この二人はホント面白い。
ずっと前、しょうちゃんとしょうちゃんの男友達と3人で飲んだときのこと。
2件目に移る電車の中。
(わざわざ電車に乗ってまで2件目行くか〜?)
「春ちゃんって可愛いね。」
しょうちゃんがいきなり言い出した。
私より結構年下なのよ。
「は? 何言ってんの?」
そう言いつつ、バカ丸出し単純の私は照れつつ喜んでしまった。
の、瞬間!
いきなりしょうちゃんにチューされた。
しかも、口に!!
ひー!
女の子にチューされるなんて初めてだよ〜。 オロオロ・・・・・
「何すんの? しょうちゃん?!」
そう私がオロオロしながら言うと、
「ちきしょー!やわらけーぜ!」
って、笑ってた。
こわっ!
怖いよぉ〜
その隣で男友達は見てはならぬものを見てしまったからか、呆然としていた。
で、
「春ちゃん、気をつけろ。危ねーぞ、こいつ」
って。
それから、何度もしょうちゃんに『泊まりにおいで』と誘われても、一度も行っていない。
「大丈夫、ウチのベッドキングサイズだからね。 たっくんと3人で寝られるから。ね、たっくん」
たっくんもうんうん頷いている。
怖いでしょう〜
2人に何されちゃうか。
「因みに、私、どっちも行けるから。ね、たっくん」
たっくんはまた微笑みながらうんうん頷いている。
こ、こわっ!
私にその趣味はないのよ〜。
っていうか、普通なの。 普通でいいのよ。 ね。
(誰に言ってるの?)
でも、二人はそんなこんなを度外視するぐらい良いヤツたちなんだ。
だから、ずっと付き合っているお友達なんだけどね。
それよりも、その飲みに行った日、しょうちゃんがっつり酔っちゃって、たっくんのお迎えで先帰っちゃってさ。
その男友達と何故か二人でカラオケする羽目になってさ。
せっかくだから唄いまくったけどさ。
私も酔ってしまったんだよね。
そしたらね、
「じゃ、俺達もホテル行くか?」
だって!
も〜。
どいつもこいつも!
「行くわけないでしょ!」
笑って、そそくさと帰ってきたけどね。
まったく。
とりあえず、しょうちゃんちには泊まりには行けないのだ。
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