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ぼそっとエッセイ
作:春晴秋明



ぞろ目ってうれしい♪


信号に間に合う〜! 間に合って〜 今なら赤に変わる前に行けるぞー。

気ばかり焦る。

ところが・・・・前の軽自動車が超スロー。
いや、その車が悪いわけじゃない。 なーんにも悪くない。 ほんの少し、制限速度を下回るぐらいの速度で走っているだけなの。 なの、なの。

全ては私が悪い。
もう少し早く家を出ればいいだけの話し。
今日の仕事の時間にもっと余裕を持って出ればいいだけの話し。

なのに・・・・・
いつも余裕すぎるぐらい早起きしてるのに、余裕がない。

だから、そういうことになるんだ。

『早く〜早く〜もちっとスピード上げとくれよ〜』

パッと信号が赤に変わった。

超〜落胆。
其れ式のことで。

いざ赤になってしまえば、ゆっくり走っていた軽自動車の運転手さんにはもう何の感情もございません。

っつーか、元々感情などないのだけど。

よし!
じゃぁ今度は、青になったら直進車より先に右折するんだ! それを目標にするんだ!!
だって・・・
前にスタートを切ろうとしている直進車、長蛇の列だもん。
げっ! 
だもん。

パッ!
よし! 頭を出せ〜! 運よく1台目は左折車だ。 続くは直進車。

私は2台目の運転手さんにこれでもかーってぐらい手を挙げてお礼の念を表す。

『ありがとー! ごめんねー!』

と。
小学生が、

「わかるひとぉ〜」

って言われて、

「はーい!」

って挙げるかのように。 正しい手の挙げ方、みたいな。


そして、達成感。
これで2分は時間短縮だわ。


職場に着き、わたわたと準備にかかる。

『よし! 間に合った〜』

で、予定を再確認する。




えぇーーーーー!
予定の時間、午後になってるよぉ〜
なんで〜? なんでなのぉ〜?




しばらく立ち直れないでいたが、

「よし! じゃ、書いちゃおうっと!」

って、パソコンの前にいるってわけ。

だから〜仕事しろー!


88話目のぞろ目だよ〜











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