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ぼそっとエッセイ
作:春晴秋明



受験シーズン


受験シーズンだね。

高校受験、大学受験真っ最中の皆様、お疲れ様です。

小学校も中学校も受験があるんだよね。さすがに、そういう子たちは、ここにはいないと勝手に思うけど・・・いたとしたら、お疲れ様です。



高校受験。


遠い昔に、私も経験したよ。


あまり、楽しい記憶はないんだけど、今となってはいい思い出になってるよ。


所謂、真面目な中学生じゃなくてさ、教師からも親からも見放されたような状況だったんだ。


「お前を、お前が希望する高校を認めることはできない。」

って、担任教師に言われたよ。

点数だけじゃないんだ、って。

親からも、お金がかかるそこには行かせるわけにはいかない、って。

ランクを落とせ、って。

教師と親に、有無も言わせず決められた。


悔しくて、仕方なかったけど、真面目に生活しなかった私のせいだったんだよね。


だから、ランクをがたっと落とした私は、当たり前のように高校に受かったんだ。

だけど、真面目になんて、高校ライフを送ることなかったよ。
専門分野だけ、楽しいから勉強したけど、数学とか世界史とか惨憺たるものだった。
赤点だらけ。追試だらけ。

ここに来たかったわけじゃなかったんだ。っていう、ひがみみたいな気持ちで、中学時代よりも歪んで生きてしまった。


でも今思うんだ。

親や教師を、もっと自分が口説くだけの自分がいたなら。

もっと、自分というものを懸命に生きたなら。

って。

勿体無かったな、って。


こういうことって、過ぎてみなければわからないんだけど、過ぎてからわかったから、ちょっとでもリアルタイムに「そこ」にいる人たちに言いたいんだ。


頑張れ!頑張れ!!

なんて、言わないよ。

みんな、きっとすごい頑張って悩み、どうしたらいいのか?と模索しているでしょう?


だから、今をどうにか過ごしてみようよ、って言いたいんだ。

そしたらね、きっと振り返ってから、

『あの日々も、アリだったんだな』

なんて、思える日が来るから。












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