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ぼそっとエッセイ
作:春晴秋明



温もりが冷めないように


あなたの温もりを抱いたまま、夜を迎えてるよ。


寂しいけど、でも、温もりは感じてるよ。



こんな夜、二人で白い息を吐きながら、「寒いね〜」「寒い寒い」とか言いつつ、夜空を仰ぎたいな。


私は、オリオン座とカシオペア座しか見つけられないから、あなたに、他の星を教えてもらうよ。


北斗七星は、今観えるの?


あとは、何があるんだっけ?


柄杓みたいな星座は、なんだったっけ?



なーんて私が言ったら、あなたが、


『ばっかだな〜』


って、笑いながら教えてくれるのを、私は隣でニッカニカしながら楽しむんだ。


その時は憶えても、また今度夜空を仰いだら、きっと、


「えーと、北斗七星は・・・」


とかなんとか、言っちゃうよ。


「この間、教えたでしょう?」


って、あなたが声を発したら、私は今度は爆笑しながらあなたの腕に手を回して、


「忘れた〜。 教えておくれ〜。」


って、駄々を捏ねるんだ。


優しいあなたは、『まったく、しょうがないな〜』って顔で、


「あれがさ・・・」


とか、きっと教えてくれると、私は見てるんだな〜。


私みたいな「あほあほさん」は、こういうとき、得だな。






でも・・・・・

今日は、夜空が静かだよ。


観たいのに、薄い雲が星を隠してしまってる。


きっと、あなたと観ることのできない夜空だから、暗幕を張ってるんだよ。




今度、二人で白い息を吐きながら、満天の夜空を仰ごうね。


それだけでも、私は、もんのすごく幸せだよ。













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