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ぼそっとエッセイ
作:春晴秋明



やる気になるまでは


やらなくちゃ・・・・


仕事は、やろうと思えば、ある。

というか、やらなければいけない。 やろうと思わなくても、あるということだ。


でも・・・・


私は、相変わらず、インターネットの無料ゲームをしている。


クリック、クリックして、ブロックを崩している。


『もう、やめたい。やることやらなきゃだよ〜』


そう思いつつ、右手のマウスを握り、左クリック、クリック。



子供の頃から、夏休みの宿題は、必ずと言っていいほど8月31日に丸一日かけて終わらせていた。

どちらかというと、終わらせていた。 というよりも、終わらせたように見せた。 

の方が、正しいと思われる。


40日間もあるのに。


その40日間は、何をしていたの?


勿論!

遊びまくり。


殆ど、プールか海に泳ぎに行き、夏祭りに明け暮れ、「あーづーいー」と言いながら、寝転んで漫画を読みまくり、海から帰ってきたら、昼寝三昧。



いよいよ、悪夢の31日が来ても、


『やらなきゃ、やらなきゃ』


と、自分に言い聞かせながら、マガジンやサンデーを読んでいる。

少女マンガじゃないんかい!


そう、少年マンガを読み漁っていた。



とうとう、逃げ切れなくなったところで、やっと自分を追い込む。


適当な、いい加減なその宿題は、一瞬の集中力で形を作る。



いやいや、だから、それはさっきも書いたように、『見せかけ』でしょ?



で、8月31日の夜、思うんだ。


『来年こそ、毎日お天気シールを貼って、毎日日記を書いて、毎日ドリルをして、自由研究も早くから始めよう・・・・・』


って。


で、翌年、8月31日に、やる気が出るまで少年マンガを読み漁るんだな〜



ぜーんぜん、小学校時代の、可愛い(かどうかは不明)児童の私と、何ら変わらない大人の私がいるってことだね。



パーソナリティーは、そう簡単には変わらないのだ。




っていうかさ・・・・


ゲーム終わらせて、これ書いてること自体、そうでしょう。












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