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ぼそっとエッセイ
作:春晴秋明



なんでかね?


私達は、日頃、お互いにそれほど暇な生活をしていない。

それなのに、その合間をすり抜ける様に、苦慮しながら時間を作る。


それは、だらーっと過ごすための時間を。


ならば、必死になって作る必要もないのでは?

と思われてしまうかもしれないが、必死で作る。



彼と出会うまでの私は、普通というものがわからないが、多分アクティブに動く方だったと思う。

じっとしていることはあまりなく、とにかく何かを見つけて動いている。そんな生活だった。


それは、本当のことを言うと、自分の居場所を確保できなかったからだったのかもしれない。


人がすごく好きで、人との時間は楽しい。


だけど、数時間といられない。


次第に、苦痛に変わってしまうからだ。


3日、誰かと一緒にいたならば、どんどん自分が崩れてきていることに気付く。


親でも、姉妹でもだ。


そして、一人になったときに、深ーく息を吐き、ほっとする。


「これ、これ、これだよ〜やっぱり。」ぐびっ!と、ビールを飲んで一息、みたいな。


プハ〜みたいな。


・・・そこまで書くと、しつこいな。



どうやら、彼もそうらしいということが、出会ってからわかった。


だから、心地がいいのかもしれない。



・・・のはずが・・・・



何故か、私達は、二人でいると、どこまでもダラダラダラダラと、何もせずに一緒にいる。


アップルパイを食べたり、おにぎりを食べたり、お味噌汁をすすったり、コーヒーを飲んだり、いろんなティーを飲んだり、チョコレートを食べたり(・・・チョコは彼だけだな)。


・・・って、食べて飲んでばっかりじゃん!


そう、そんな感じなのだ。(どんな感じ?)


そして、他愛もない話をし、ときに爆笑し、ほんとーにたまーに真剣な話をし、気付くとスキマスイッチを聴きながら寝ていたり、そんな彼の寝息を聴くことが幸せだったりして。


アクティブなはずの二人は、二人になると、途端にだらだらさんに変身してしまう。



「なんでかね〜」

「おかしいね〜」


そう言いながら、また会うと、だらだらする。


そのだらだらする時間を作るために、苦慮しながら必死になる。



冷静に考えると、いや、冷静に考えなくても、可笑しい。



その可笑しいことすら、楽しんでいる感すらある。



そして、次にだらだらできる日を、キリンのように首を長ーーーくして、待っている私がここにいるのだ。


彼と出会ってからの私は、他の誰でも苦手な、一人以外の時間を過ごしている。

もっと、もっと時間が欲しい、と。



どこまででも、彼とならば、ダラダラさんになれるから不思議。


いつか、3日、彼とダラダラしてみたい。


「それが出来たら、あなたは優勝!」

そう、彼に言おう。


「それが出来たら、私は優勝!」

そう、彼に言おう。



こう、書いていて、優勝の意味はナンだろう?と、冷静になっている私がいる。


ま、いっか。


優勝しよう! ね、ダラダラさんの片割れさん。



夜中は、いつもおバカな私がもっとおバカになる瞬間であった。















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