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ぼそっとエッセイ
作:春晴秋明



お惣菜屋さんのナポリタン


たまに行くお惣菜屋さんがある。

本当ーにたまーにしか行かない。


そのお店は、かなり安い! 驚くぐらいに。


ただ・・・・・

不思議なものが多い。


今日は、そのお惣菜屋さんに立ち寄って、おにぎりを買った。 こんぶとシャケしかないから、シャケを買った。

ふと、お弁当が乗っている台に目をやると、『ナポリタン』という札が立っていて、パック詰めされたナポリタンと思われるものたちが、たくさん積み重なっている。

そのナポリタンは、昔、給食で食べたことがあるような、パスタは太く、ケチャップたっぷりみたいなものだ。

妙に懐かしくなり、買うことにした。


「これとおにぎり下さい。」


それだけ買っても、500円で結構お釣りが来る。

お店、維持できてるのかな?

と、おせっかいな心配をしつつ、そのまま仕事に戻る。


職場に着くと、さっそくナポリタンを食べる如く、袋から出し、パックを開けた。

食べ始めると、大きな塊が目に入る。


『何だ?これ?』


なんとなく、見た事のありような食材・・・・


『ひえ〜。 ちくわが入ってる〜〜〜!』


この驚きは、値段が安い驚きなどとは比較にならないものだ。

ナポリタンにちくわ??

生まれて初めて経験する、ナポリタン。


でも・・・・・

勿体無いから食べることにした。

うんうん、ちくわだ。 そして、ケチャップ味の懐かしいナポリタンだ。


でも、ちくわとナポリタンの相性はあんまり・・・・かと・・・・思われますぞ。

ちくわ in ナポリタン。 不思議だ・・・・・


食べ進めていくと、なんと、今度は大きなレタス一葉がバーンと敷いてある。


ナ、ナポリタンの下にレタス???

ん〜、なんとも不思議な不思議なナポリタンと遭遇したのだった。


でも、勿体無いから、食べたよ。

味は、ケチャップ色の油が染み込んだレタスの味だった。


きっと、そのお店のナポリタンはもう買うことはないだろう。

いい経験(?)をさせてもらったことには感謝しよう。


でも・・・・

忘れた頃に、


『懐かしい〜』


とか思っちゃって、買ってしまうのかな。













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