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ぼそっとエッセイ
作:春晴秋明



トンカツ PART2


カツ丼のことを、ぼーっと考えていた。


親子丼もいいけど、カツ丼も食べたいな・・・・


相変わらず、食べ物のことばかり考えている。



で、

『はっ!』

と、閃いた。 いや、閃いたという表現はおかしいが、とにかく、頭に浮かんだ。


カツ丼は、醤油ベースのタレでちょっと煮込んで、卵でとじるぞ、って。


ってうことは、トンカツに醤油はあり得るのか?!


と。


何故かわからないけど、ちょっとした敗北感のようなものを感じた。

勝ち負けではないことはわかっているが、感じた。


彼が、トンカツを醤油で食べることは、案外いけるのか?と。


あーーー、なんで、カツ丼のことなど考えたのだろう。


考えなければ、そのことまで到達することなどなかったのに。


しかし・・・・・


考えてしまったのだから仕方ない。


気付いてしまったのだから、仕様がない。



彼に、このことを伝えよう。


きっと、


「でしょう〜?」


って笑顔で言うことだろう。 



そう言えば、私が昔から大好きな、超美味しいトンカツ屋さんの話しをしたときに、


「せっかく、サックサクのトンカツなのに、それでも醤油をかけるの?」

って聞いたら、

「違うよ、そういうときは、小皿に醤油を入れて、そこにつけて食べるんだよ。サックサク感は楽しみながら、でも醤油味で食べれるでしょ?」


そう言われたっけ。


ボシャボシャにするわけじゃないのね。


お弁当のときは、小皿がないからなのね。



案外美味しそうじゃん。


ソースで食べるのは譲れないけどさ、今度その超美味しいトンカツ屋さんに行ったら、あなたの小皿の醤油をつけさせて。


ちょっと、食べてみたくなったから。












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