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私の正体*.゜マーメイド゜.*
作:peach-pit



マーメイドの姿で・・・


次の日、
私は学校に向かった。


ガラッ


教室に入り、自分の席に座った。

「おっす。海李うみり

振り向くと、裕樹ゆうきがピースしていた。


ドッキ−ン


私は顔を真っ赤にした。

「お・・・おはよ」
「どした?顔あけーぞ?」

そう言って裕樹ゆうきは自分の額と私の額をくっつけた。

私の胸がドキドキしている。

近づけるな。バカぁ!

「熱はねーみたいだな」

そう言いながら自分の額と私の額を離した。

・・・あー。ドキドキしたぁ。

「なぁなぁ、今日さぼらねー?」
「え?!」

さ、さぼるって・・・。

「そんなの悪いことじゃん!」
「いーんだよッ。それとも海李うみりって真面目子ちゃんなのか?」
「ち・・・ちがうよ!!」
「じゃぁ行こうぜ☆」


グイッ


急に裕樹ゆうきは私の腕を引っ張った。

そしてそのまま教室を出て、学校も出た。

「ど・・・どこ行く?!」
「いーから着いてこいッ!」

私達は何分間か走りつづけた。

「着いたぞ!!!!!」
「え?!」

そこは私達が出会った海だった。

「朝もきれーだな」
「海はいつも綺麗だよ」

私は海を見つめた。

・・・ホント綺麗。
みんな、元気かな。

「なぁ海李うみり
「ン?」
「俺達・・・ココで出会ったよな」
「そうだね」

ってか!
裕樹ゆうき何当たり前のことを真剣な顔で言ってんの?!
・・・変なの。

「俺さ、子供の頃さ、子供の人魚みたんだ」
「え?!」
「なんか綺麗なうろこしてた・・・」

私じゃないよね。
私・・・ココ来たことないし・・・。

「もう一回会いてーなって思っていつもココにいるんだ」
「いつも・・・?」
「ああ。朝も昼も夜もいるぜ」

そんなに・・・。
その人魚は愛されてるんだな・・・。
うらやましい。


そして学校が終わり、私達もそれぞれ家に帰った。



夜、
ベランダに出ると、砂浜に裕樹ゆうきがいた。

ホントに待ってるんだなぁ・・・。

よし!!

私は裕樹ゆうきに見つからないように砂浜に向かい、海に飛び込んだ。

そしてみるみるうちに私はマーメイドの姿になった。



バッシャンッ



私は水中から跳びはねた。

・・・裕樹ゆうきにバレるように。

「あ!」

裕樹ゆうきは気づいた。

「お前はあの時の・・」

・・・え?私?!

「このうろこの色・・・。その髪型・・・。やっぱりお前だ」
「どうしてココにいるの?」
「お前に会いたくて・・・ずっと待ってたんだ!」

私はニコッと笑った。

「私も会いたかった。会えて嬉しい♪」

私は昔会った記憶も無いくせに話をあわせた。

「じゃぁ。またね」
「あ!」


バッシャンッ


私は水中に潜った。

「あいつ・・・、誰かに似てる・・・」

これでいい。
私も満足♪
でも・・・私、裕樹ゆうきに会ったことないのに・・・。
どうして裕樹ゆうきは知ってるの?












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