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召喚されたら神様の助手ーリゾート開発冒険物語ー 作者:ハチマキ

第一章 初めての異世界

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第5話「マリーの過去、のち王城潜入準備」

今回はマリーと来人の視点が入れ替わります。
それを気を付けて読んでみて下さい
『マリー、ここにいるのよ!出てきちゃダメよ絶対よ!』
『うん、わかった!まってる!』
幼女は母の言いつけ通り、小さい隠し部屋で待つ事にする。この時、幼女は外で戦いの業火に焼かれている惨状を知らない。薄暗い部屋のなかいつしか幼女は眠気に襲われ寝息をたてる。
どのくらい経ったころか幼女は目を覚ます。外は静かみたいだ。わずかに空いた隙間から部屋の外に母の姿が見えたので思わず幼女は飛び出した
『おかあさん!ちゃんと待ってたよ!ほめて!』
『偉いわね!マリー・・・私も・・会いたかった・・・。』
ドサッと母は倒れる。みれば背中からおびただしい血を流していた。
『おかあ・・・さん?え、おかあさん!?おかあさん!!?』


朝、木漏れ日の孤児院の一室で少女は目覚める
「またあの記憶。何回見ても慣れないよあんな夢。さてと、みんなの朝ごはん作らなきゃ!」
涙を拭い、マリーは朝ごはんを作るべくキッチンへ行くとシスターがいた。
「おはようマリー。手伝うわ。あらまたあの夢をみたのね。顔を見ればわかるわよ」
「うん、まあね。やっぱりシスターには隠せないなぁ」テヘへっと苦笑いする
「あと、好きな人でもできたかしら?帰ってきた顔がそういう顔だったけど」
「なな、なにいってるの!!?そっそおんな人いないってば」
「まあ、分かりやすいこと。お相手は一緒にきた男の子かしらね?どんな事があったの?」
観念してマリーは白状する。命を助けられたこと、強盗に襲われた時のこと。宿屋での一件は恥ずかしくて思い出すのをやめた。
そうしてシスターとの恋話をして盛り上がっている間に朝食の準備が終盤に差し掛かる

「んんー!もう朝か。昨日は楽しかったなぁ。ん?美味しそうな匂いがしてくるな」
僕は部屋のベッドの上で目を覚ます。なんとか転がりこむ事に成功したが今日はなにしようかな。などと考えながら食堂へ向かう。そこにはマリーが肩ほどある髪を後ろで束ねてエプソン姿に三角巾の格好でキッチンに立っていた
「おはようマリー。美味しそうな匂いに釣られて起きてきたよ」
「おお、おはようございます来人さん。もう少しで朝ごはん出来ますから待ってて下さい」
「なんかそのエプロン姿似合うね。かわいい」
シスターがクスクス笑う。あれ?僕なんか変なことしたかな?


「それでね、シスターその時、来人さんがかっこ良かったんだ。それで・・・」
「おはようマリー。美味しそうな匂いに釣られて起きてきたよ」
「おお、おはようございます来人さん。もう少しで朝ごはん出来ますから待ってて下さい」
「なんかそのエプロン姿似合うね。かわいい」
マリーは一瞬で赤面する。『かわいい』かぁ。嬉しいなえへへ。ってシスター笑わないでよ!恥ずかしい!

その日の朝食はパン、牛乳、野菜のスープだった。野菜のスープこれ旨いな。野菜から出汁が出てていい味だしてる。
僕らが朝食を食べ終えた後、僕に話があると言ってシスターに中庭に呼び出された。
「悪いわね。呼び出したりして。あなたにならマリーの過去について話しても良いかもしれないと思ってねぇ。聞いてくれるかしら?」
「はあ、別に構いませんが本当によろしいので?」
「ええ。むしろマリーから話を聞いてるうちに知っておいて欲しいと思ったから」
そう言うとシスターは語りだした。
「あれはもう十年前のことよ。マリーには両親がちゃんといたの」
長くなる話なので要約すると、彼女の住んでいた村が襲われて全滅した。だが奇跡的にマリーだけが生き残った。騒ぎを聞き、駆けつけた近隣の村人がマリーを発見し保護されここに来たという。発見当初当時6歳の彼女は母の亡骸の前で涙は枯れ放心状況だったという。その壮絶な話を聞き僕は言葉を失うがその中で気になるワードがあった。その村に住んでいた一族の名前だ。
「アタランテの一族ですか・・・」
アタランテとはギリシャ神話に出てくる女性の狩人だ。王はその狩人を嫌っている節があったはずだ。仮にマリーがアタランテの子孫だとして王家も血筋でアタランテの一族を嫌っている可能性がある。大体王都の名前からしてギリシャ神話に出てくる王の名前だし可能性は極めて高いだろう。
考えているとシスターから今日の予定が決まる一言があった
「だいぶ一方的だったみたいなの。盗賊か何かわからないけど許せないわ!でも悪いことばかりではなかった。現場に国王軍の旗の燃え残りがあったの。多分、戦ってくれたんだと思うのよ」
それを聞いた僕は直接国王に問いただしたくなった。ごめん神さま、乱用はしちゃいけないって言われたけど使わせて貰います。

話を終え僕は孤児院から出ると直ぐに準備に取りかかる。決行は夜中、この国の王に直接、話を聞くべく僕は準備を開始した。
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