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召喚されたら神様の助手ーリゾート開発冒険物語ー 作者:ハチマキ

第三章 亜神

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第26話「再戦、のち救出」

少々、技の書き方を変えました。違和感があるなど意見あればまた考えます。
 僕たちは砦へひたすら走る。役割は後方支援がマリー、遊撃がサラ、強襲が僕と決まった。他の三機は各自援護に回した。
 もちろん、最初から戦うつもりはない。下手に刺激してセイラの身に危険が及んでも大変だ。

「これは砦というよりただの廃墟にみえるな」
「来人さん、私はここから別れて砦の外で待機します」
「ああ、後ろは任せる」

 僕とサラは中へ、マリーは外で待機、ベンヌは上空へ飛び立つ。アヌビス、バステトは姿を消して後ろにいる。
 中へ入ると事前にエルザさんに聞いていた通り、天井の無い広い空間になっていた。その中央に一人とその後ろに身動きを封じられたセイラが座り込んでいた。

「セイラ! 無事か!?」
「まあまあ、そんなに慌てんなよ。何もしちゃいねーしよ」
「お前はあの時の!」

 セイラを誘拐した犯人は僕を襲撃した襲撃者だったようだな。すぐにでも捕まえて尋問したいところだが、ここはセイラの解放と安全の確保が最優先だ。

「なぜセイラを誘拐した」
「そんなのお前を呼び出す為に決まっているだろ」
「とにかくセイラを解放しろ」
「いいぜ。こっちに来いよ」

 僕は警戒しつつ近寄るが、その時セイラが叫ぶ。

「上じゃ!」

 はっと上を見上げると光弾の雨が降り注ぐ。とっさに後ろに跳び回避する。セイラのおかげで助かったな。もう少し反応が遅れていたら……

「このガキ、余計な事したら殺すと言ったろ。剣の光≪クシフォスフォース≫」

 男の手に光でできた剣が生成される。剣がセイラに突き立てられまずい! 間に合わない! と思った時、後ろからサラが疾風迅雷の勢いで駆け抜けた。そして勢いそのままに男にとびかかると光の剣とBAナイフが切り結ぶ。砦に金属音が響いた。

「この!邪魔を!」

 光の剣でサラを振り払う。次の瞬間、男は一瞬でサラの眼前に移動し右腕に強烈な回し蹴り繰り出した。
 まともに受けたサラが吹き飛び二メートルほどで止まる。

「サラ!」
「があ!? 腕が!」
「そこで寝てな……!?」

 急いで僕が駆け寄ろうとしたとき男の背中に矢が刺さる。おそらくこれはマリーが放ったものだろう。すぐさま第二の矢が飛来する。この隙にサラを離脱させ、アヌビスに指示をだす。

「アヌビス! 今のうちにセイラを救出しろ!」
『御意』
「サラ、マリーが隙を作ってくれた。今のうちに後ろに下がってくれ」
「すまねぇ、油断した。少し休ませてもらう」

 男は飛来する矢の対応に終われていたが光の壁を生み出して自分を囲うと矢が弾かれた。
 背中に刺さった矢を無理矢理引き抜くと傷口が一瞬で塞がってしまった。
 視界の隅ではちょうどアヌビスが救出に成功していた。よし、これで存分に戦える。

「そろそろ観念したらどうだ? 人質も助け出した」
「別に俺はお前を葬ることが出来ればそれでいい」
「埒が明かないな」

 ため息をつく。まあ、色々と聞きたいこともあるし負かして聞かせてもらうさ。
 さしあたってあいつを倒すのに問題は二つ。多彩に飛んでくる光の攻撃と今、囲っている光の壁だ。それを考慮すると、どうにも攻めきれない。

「こないのか? ではこちらからいく。光の弾丸≪スフェラフォース≫」

 男の周りに光が展開していく。奇襲された時に見たものと同じだった。しかし今回は数が多いぞ。空中を埋めるかのごとく展開していく。これでは近寄るのは無理かもしれない。
 かなりの数になったところで光が放たれた。回避に専念するしかなく僕は走りまわり回避する。

「ふん。いつまで逃げていられるかな。まだまだ弾はあるぞ!」

 確かにこのままではジリ貧だ。いずれ高速で飛来する弾にやられてしまう。この弾は高熱のレーザーのようなもの。当たれば焼かれるだろう。実際、奇襲された時のかすり傷のときは火傷と同じような痛みがあった。
 どうすればあいつに近寄れる…………ん? 地面が熱く………………そうか! あれほどの高熱なら勝機はあるかもしれないぞ!

「アヌビス! ビームセイバーを射出しろ!」
『御意。ビームセイバー射出します』

 射出されたビームセイバーを走りながら受け取り男の側面に回り込んだ。僕はビームセイバーを起動して刃を引きずり地面を高熱にしていく。その間にも灼熱の光の弾丸が続々着弾しさらに地面が熱をもつ。男の周囲を走り続け徐々に距離を詰める

「何を企んでるか知らないが逃げてるだけだろう? そろそろ終わりだ!光の弾丸:拡散≪スフェラフォースディアイヒシス≫」
「それはどうかな」

 光の拡散弾が展開され僕に迫る。だがしかし拡散弾はその全てが上に逸れた。

「何だと!?」
「終わりはどちらか、な!」

 これまで戦いの中で観察したところ技の発動に僅かな時間があった。その時間は約二秒、それだけあれば間合いに入るには十分だった。
 出力全開で一閃すると光の壁と相殺され壁が消滅する。すかさず矢が男を射抜き怯んだところを僕が押し倒し拘束した。

「なぜだ……なぜ当たらなかった」
「少し理科の授業が必要らしいな」

 してやったりの顔で僕は理科の授業を開始した
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