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召喚されたら神様の助手ーリゾート開発冒険物語ー 作者:ハチマキ

第三章 亜神

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第20話「ハデス、のちmarrys kitchen」

「相変わらずのようね。ハデスちゃん」
「創造神様、なんの用事ですか? お仕置きですか!? ハァハァ」

 この神様ほんとに変態なんだな。実際を見たことなかったけど、これがマゾってやつ? 呼んでもらってなんだけど関わりたくない

「それでね、用事は私じゃないの。そこの来人君なの」
「もしかして、最近噂の男の子? わたしに何の用事かしら?」
「最近噂って。僕の噂も気になるけど、今は聞きたいことがあって呼んでもらいました。ですけどその前に」
『お久しぶり、ですね。ハデス様』
「あらアヌビス。封印解けたのね!」
『ええ、主のおかげさまで、ね』

 がぶりとハデス様の腕にアヌビスが噛みつくと愉悦していた。この人やっぱり変態だ。

「そろそろ良いですか? 聞きたいことは願いが叶うランプについてです。偶然あなたの名前を見つけたので」
「ああ、そんなもの作ったっけね。あの世界に行った時に暇潰しで作って忘れてきたのよね。あなたが使ったの?」
「いえ僕ではなく盗賊団の頭領が使っていました。最後は気絶しても効果が現れていて、ボタンのようなものを押したら止まりました」
「停止ボタンね。でも変だね、あれは一応、神器になるから神もしくは劵属しか扱えないはず。人間が使おうとしたら精神の消費が激しくて気絶するでしょうね。気絶してたってことは普通の人間なはずだしやっぱりおかしいわ」
「そういえば、聖霊(ジン)と会話していた様子だったな。そういう人工知能のような物は搭載した覚えはありますか?」
「ないわ。あれは道具であって知能が宿ることはないの」

 むむむ? わからなくなってきたぞ。現物は没収されて無いしこれ以上は解らなそうだな

「分かりました。一旦、話は終わりにして一言良いですか?」
「何かしら」
「あんたのせいで、どれだけ僕やアヌビスが迷惑したと思ってんだ! このド変態女神!」
「アハ! ありがとう!! 快感だわー!」

 ダメだこれ。これは本物の変態だわ。うん。もうほっといて開発を進めよう。

 僕たちはまず海の家へ向かった。目的はパエリアのような料理の再現とカレーライスの再現だ。
 再現に使う食材は僕が提供した。もう力の使うコツのようなものが掴めてきたのでこの程度はお茶の子さいさいだ。でも新鮮に欠く感じなので農場を創らないといけないな。神様に相談してみよう。専門家がいると思うし。
 再現担当はアミンさんにサラにマリーの合わせて三人だ。意外なのはサラも料理するんだね。

 さて、しばらく時間がかかるだろうしもう一つの作業にとりかかろう。
 宿泊施設は必要だしね。砂漠のど真ん中で野宿してよく分かったけど虫やら鬱陶しくて寝れやしない。
 場所は最初に何となくイメージした屋敷を建て直そう。あそこならオーシャンビューで眺めも良いし。あと、海までの一本道を創っておこう。

「さて屋敷の大改造といこうか」

 まずイメージしたのはでっかいホテルだったがそもそも大きなホテルは必要無いと思い却下した。
 なのでイメージを改めて五階立てのマンションをイメージした
 内装は派手ではなく落ち着きのあるものをイメージする。一日、遊んで疲れたところに落ち着いて休んでもらえるようにという狙いだ。
 部屋は少し広めにして二階から上五階までて部屋数は各フロアごとで8部屋にした。
 あとは管理だけだが大まかにはロボットに任せるとして人がいたほうが良いこともあるかな。アミンさんに頼んでみようかな元家政婦さんだし。

 あらかた作業が終わったので海岸に戻ると良い香りがしてきた。再現は順調らしいな。やっぱり美味しそうな匂いはお腹がへる

「来人どこ行ってたんだよ。ちょうど出来たぞ」
「サラさんとっても手際よくて驚きましたよ。普段から料理するのですね」
「まあな。野郎たちのメシを作ってたのは俺だったしな。生きていくために必要だったから自然と覚えたよ」
「その割には焦がしたりしてたわね。それじゃまだまだよ」
「母さん、それは言わないでよ……」

 なんか楽しそうで何よりだな。さて食べようか。
 料理は現地で住んでいた人だけあってあの店で食べた物に近い味だった。やっぱり旨いね!

「ところで来人さん。お店にするんですよね?」
「うん、海を眺めながら食事ができるお店にする」
「それではお店の名前をらしいさんに決めてほしいです。いい名前をお願いします」

 うーん、ちょっとプレッシャー感じちゃうな。でもマリーに任せるつもりだし

「marrys kitchen でどうだろう? ここはマリーに任せるつもりだから名前をいれたみたよ」
「なんか恥ずかしいです……」
「いいじゃねーか。marrys kitchenいい名前だと思うぜ?」
「サラさんが言うなら……良いです」
「決まりだね」

 とりあえず店の名前は決まったしあとは農耕部門だ。神様に相談したら今度紹介してくれるそうだ。そのついでに別件で話があるようで。

「亜神が現れたから注意しなさい」
「亜神?」
「うん。例えば遊びに行った世界でケガをしたとするわ、その血を取り入れた動物は瀕死になるか死んでしまうのだけど稀に適応して生き延びる事があるの。そうして産まれたのが亜神よ。神と亜神は大人と赤ん坊みたいなもので、何をするか分からないのよ。そして亜神が厄介なのは血の持ち主の力を微力ながら使えることと、生活に溶け込む神様を見つけて襲うことがあるの」
「それで僕に注意しろってことですね。神の体を使っているから襲撃されるかもしれないと」
「察しが良くて助かるわ」

 この時は気にとめるくらいにしか思っていなかった。後にあの事件が起こるとも知らず
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