挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
召喚されたら神様の助手ーリゾート開発冒険物語ー 作者:ハチマキ

第二章 アラビアンナイト・アウラード

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

21/40

第19話「裁判、のち帰還」

 どうしてこうなった!
 鉄柵、硬い床、狭い部屋に僕はいる。女性陣は別の場所で揃って留置されている

 さかのぼること二十四時間前のこと。アラジン親子が再会を喜び、僕たちは町に戻ろうと入口に差し掛かった時に警備兵に止められた
 たしかに、見方によっては怪しい一団だろう。疑われても無理はないが、しかしそこからだった

「ですから、僕たちは盗賊を退治してきたんです!
「ウソをつくな! あの巨大ななにかはお前たちが出したんだろ!?」
「だぁ! めんどくせーな、違うもんは違うって言ってんだろ」
「ん? お前どこかで…………ああ! あの時の盗賊女!」
「あ? あの時の警備兵か!」
「応援! 応援! こいつら盗賊の一味だ! 捕まえろ!」

 と、そんなこんなで捕まってしまった。過去になにやったんだよサラ……
 そして今は留置施設で留置中なのだ。とりあえず喉渇いたし腹減ったなぁ
 突然、上で扉が開く音がして警備兵が降りてくる。

「全員、外に出ろ。審判が行われる」

 審判、つまりは裁判か。ロクな事がない予感がするが果たしてどうなるやら

 地上に出てすぐに裁判が始まった

「審判長、暫定罪人一味は一時、突如として現れた巨大物体を出現させ混乱に乗じて盗みを働こうとした疑いがもたれています」
「了解した。証拠はあるのかね?」
「はい。あの巨大物体が現れた周囲を探索したところ手配中の盗賊団の頭領の亡骸があったこと、そこにいる赤い髪の娘も一味ということが分かっていること、捕らえた際にみたこともない魔法具(サハロラ)を所持していたこと等から盗賊であり巨大物体を出現させたのは明白かと思われます」
「ふむ、間違いなさそうだな。昨日、この城下を狙い最悪の場合、王が亡きものになっていたとならば極刑もやむを得ないか」
「ちょっと待った!! 僕たちの話も聞かずにそれは無いでしょう!」
「罪人に発言は許されぬ」

 ええーー! そんな横暴な。こんなんじゃ冤罪が起こるぞ。いや、起こってるか。

「審判長、そろそろ審判を」
「そうだな。暫定罪人四名は有罪、被害が出ていないが最悪の場合、国家転覆の危機であった事を踏まえて国外追放処分とする」
「留置施設へ連れていけ」

 全くなんて横暴な裁判なんだ! こんなとこで冤罪で死なないだけマシかもしれないが実に腹立たしい!
 それにしても国外追放か僕とマリーは良いけどアラジン親子はどうするんだろう

 追放の日は翌日に決まって僕たちは一旦、留置されることになった。そしてランプとサラのグローブと靴は没収となってしまった。

 翌日僕たちは留置施設から追い出され刑が執行された。

「なんか変なことになったな」
「そうですねぇ。もうこの世界には用はないですし戻りましょうか」
「そうだな。サラたちは行くあてはあるのか?」
「ねーよ、んなもん。そこでなんだがよ、俺たちもその世界に連れていってくれないか? 行く場所もないしよ」
「それはいいけどさサラのお母さん……えっと」
「アミンと申します」
「アミンさんね。それでどうですか?」

 そこまで話すと僕はアミンさんに説明を始めた。異世界のこと、僕のこと等々
 実のところ、僕はサラの提案は歓迎だった。帰ってから料理の再現と宿泊施設を創るつもりだったから人手が必要だし現地の人間がいたほうが料理も再現しやすいからだ

「ちょっと信じられないですが、でも行く宛もなく放浪するよりはずっといいですね」
「分かりました。よろしくお願いしますアミンさん、ついでにサラ」
「おい、『ついでに』は余計だろ! 一発殴らせろ!」
「こら! サラスいけません!」
「うっ。母さん……」

 微笑ましいなぁ。ちょっと羨ましい。
 そんな事を思いながら扉を開いた

「あ、お帰りなの」
「神様、ただいま戻りました」
「創お姉さま、戻りました」

 扉を開いたら創造神様が迎えてくれた。師匠は修行してるらしい、精進してますね師匠。

「うわ、すっげー! 砂漠だったのに木がいっぱいだ!」
「これは……。聞くと見るとじゃ全く違いますね」

 アラジン親子の反応は上々だな。今回は僕が拉致られて森の中に放置じゃないだけいいだろう。
 さて、まず帰ってきたら会わなければいけない神がいる。

「創造神様、冥界神ハデス様と会いたいのですけど呼び出せますか?」
「それは呼べるわよ。一応、部下にあたるし。ただオススメはしないわよ? 一言でいうと、そうね、変態かしら?」
「変……態……」
『私からも是非ともお願い致します!』
「あら、ハデスのとこのワンちゃんじゃない久しぶりね」
『ご無沙汰しておりました』
「まあいいわ。呼び出しましょ。ハデスちゃん! ちょっと降りてらっしゃい!」

 そう創造神様が空に向かって声を張ると空間が歪み隙間が出来てゆく。隙間から黒いオーラのような煙が漏れだしていく。隙間が人、一人分くらいになったら人?が落ちてきた
 見た目は二十代前半くらいか?眼鏡をしていてその、大きい。全体的にスタイルがいい印象で白衣を着ている女神だった

「イタタタ、でもそれが快・感!」

 へ、変態だ!!!!!!!!!
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ