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召喚されたら神様の助手ーリゾート開発冒険物語ー 作者:ハチマキ

第二章 アラビアンナイト・アウラード

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第17話「決戦、のち砂岩の巨人」

 お前が持っていたのか! そのランプ! いま圧倒的な力と願った。用心するに越したことはない……か。ついでに傷も治ったみたいだな

「ああ、力が湧き上がるこの感覚! 分かる。私はいま強い!」
「あっそ、ほざいて、な!」

 僕は一気に加速して距離を詰め腹に蹴りを勢いそのままに叩きこんだ……のだが完全に受け止められてしまった

「なんだと!?」
「おー、普通ならこれで終了かしら? 今度は私のばん、ね!」
「うぐっ!」

 蹴りを入れて出来た隙の直後、顔面を殴られてふっ飛んだ。こんなの人間が出せる力じゃない、これがランプによってもたらされた力。これもまた普通じゃない僕だからこそ受けきれた。こんなの普通の人間なら首の骨までいかれてるぞ

「へぇ。あなたもまた普通じゃない耐久性なのね」
「来人さん!」

 次の行動の抑制しようと矢を放つが易々に掴まれてしまう
 お返しにとばかりに少し大きめの石をマリーに投げると信じられない速度で迫るが到達する直前で石が蒸発した

「アヌビス助かった」
『これが私の仕事ですから』
「マリーとアヌビスでサラを救出して。こいつは僕がやる」
『御意』
「了解です」

 これでこいつに集中できるな。でもどうしたものか、肉弾戦ではらちが明かないしな
 やはり、肉弾戦以外で意識を奪うしかないか

「作戦は決まったかしら? せっかくまってあげたんだし、せいぜい楽しませてよね」
「まあな」

 実のところ全くのノープランだ。今は強化がされていて硬度が増している。それはさっきの蹴りを入れたときに実証したしな。なにかヒントでもあればーーそういえば、なんで矢を防いだんだ?避けなかったのは反応が遅れたと仮定してーーもしかして
 ある事を思いつき僕は二十二口径コルト・トルーパーを創る

「おもしろそうなオモチャね。かかっていらっしゃい」
「んじゃ、遠慮なく」

 再び加速して距離を詰めて攻撃をくりだす

「同じことを」
「どうか、な」
 
 僕の狙いは今度は足元。足をめがけてスライディングをするとジャンプでかわされ結果後ろに回り込む形になる
 だが僕はこの瞬間を待っていた。すかさずコルト・トルーパーを足に発砲した
 強化がされているが後ろから宙に浮いた状態では成す術などなく弾丸は頭領の足を貫いた

「うがアアアアアア! 足が!!!」

 思った通りだったな。僕が殴られたあとなぜかこいつはマリーの矢を受けなかった。強化されていて硬度が上がっているならその必要は無いはずだ。そこで、もしかすると威力が一点集中するものは防げないと思ったんだよね

「お前の負けだ、クズ野郎」
「ま、まだだ! 聖霊ジン! 傷を治して更なる力をよこせ!」
「やらせるわけないだろ。 !?」

 トドメをさすために拳を上げた瞬間強い地震が起こった。奴のまわりが不自然に盛り上がっていく。嫌な予感がする!
 周りを見るとマリーとアヌビスはサラの救出に成功したようでサラが母親を救出したところだった

「みんな逃げるぞ!! ここから離れるんだ!! これに乗れ!!」

 そう言って僕はヘリコプターを創り慌てて乗り込む。全員が乗り込んだとこで急発進させる。
 上空百メートル地点まで一気に上昇したところで言葉を失う

「なんだあれは……」

 そこには、岩の鎧をまとう砂で出来た十五メートル以上の巨人がさっきまでいた場所に出来ていた。材料からして砂岩巨人サンドロックタイタンとでも言うべきか
 その巨人の肩にいるのは頭領だ。だが様子がおかしい。心ここにあらずといった感じだ。立ったまま気絶といったほうがしっくりくる

「ヤバいぞ来人! あいつ町の方へ動きだしたぞ! もしアレが町に到達したら確実に大きな被害が出る!」
「ヤバい! アヌビス! ビームセイバーを!」
『アレと戦うつもりですか!?』
「やるしかないだろ。早く!」
『御意……』
「じゃあみんな行ってくる。地上へは自動操縦で降りられるから大丈夫」
「来人さん! ……御武運を」
「ありがとう」

 そう言い残し僕はヘリコプターの扉を開け空へ身を投げ出した。
 空中でパラシュートを創り開く。減速して地上に着地した
 ビームセイバーの使用可能時間は三分。僕はポケットの懐中時計で時間を確認して巨人に向かって走り出した

「まずは動きを止めないといけないな」

 狙いは足。どんどん目標が近くなる。僕の接近に気づいた巨人が巨大な拳で押し潰さんと攻撃してきた。
 なんとか駆け抜けて回避できたがまともに当たればそこで終了だろう。着々と接近し目的地に到達したところでビームセイバーのスイッチを入れた

「転びやがれ!!」

 出力があがったビームセイバーで巨人の片足を切り裂いてゆき、ついには巨人の動きが止まった。しかし、既に少しずつ修復がはじまっている。
 これは大元を叩かないと終わらないかもしれないぞ
 僕はこの巨人の核となる肩に見えた頭領のところへ走り出した
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