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召喚されたら神様の助手ーリゾート開発冒険物語ー 作者:ハチマキ

第二章 アラビアンナイト・アウラード

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第11話「サラの探し物、のち脱出」

遅くなりました。書き直したりしてたらあれよあれよと、時間が過ぎてしまった。なんとか形にしたのでご容赦ください
「改めて。サラなぜ突然襲ってきたのか話してくれないか?」
「そんなもん決まってんだろ?俺は盗賊だからよ、こんな場所作れるくらいなんだし珍しい魔法具サハロラだろうから奪って頭領に献上するためさ」
「魔法具?」
「なんだよ知らねーのかよ。誰でも魔法が使える道具だよ。このオアシスもそれで出したんだろ?」
「いいや。僕の魔法で出したけど」
「お前魔法使えるのか!? 初めて使える奴に会ったぞ。でも、当てがはずれたか。探し物
 が見つかったと思ったんだけどよ」
「探し物って、もしかしたら何でも願いが叶うランプか?」
「知ってるのか!? 俺のひいじいさんが作ったものなんだ! いつの間にか無くなって長いこと行方不明なんだよ」
「悪いが噂でそういうものを探してる女の子がいると聞いただけだ」

 まあ、大嘘だけどな! だけどアラビアンナイトの物語が実在した確証は得られたから師匠の仮説は正しそうだ。

「まあいい。可及的速やかに解決しなきゃならない問題がある。金だ。お前たちに衣食を供給しようにも金がいる。だけど持ち合わせはアジトにある」
「また面倒なところに置いてきたな。で、いくのか?」
「まさか。別の場所にある頭領が隠してあるお宝の場所に行く。あそこは頭領が誰にも近づけさせないから見張りもいねえからな」
「あのー、お話はまとまりましたか?辺りはもう真っ暗なのでそろそろお食事しませんか?そこに行くにしても朝早くから移動しないと動きにくくなると思いますし」

 マリーにそう言われて思い出したように腹の虫が鳴る。そう言えば腹減ったな。夕御飯にしよう

「それで、作戦はあるのか?」
「お、これうめぇな! 作戦?ないよ」
「無いのかよ!」
「サラさん、その頭領のお宝の隠し場所は何か特徴はありますか?」
「そういえば、岩の扉があるんだが開け方は頭領しか知らない。なんせ遠目からしか見たことがないからよ」

 それってひらけゴマで開いたりしないよね?
 いろいろ脚色されてるだろし全部が全部本当の事ではないだろうが

「とりあえず今日は寝よう。明日は早くから移動しよう」
「ああ、頼むぜ来人!」
「ふふ、ちょっと楽しみです」

 翌日、早朝から僕らは行動を始めた。盗賊のアジト近く頭領の宝の隠し場所前までは接近出来た。だがやはり開け方が分からないのでは手がでない。エコーロケーションしたとこら扉自体は思ったより薄く爆弾でもあれば粉砕出来なくもないのだが音が大きいため、こちらも却下だ
 あーでもないと試行錯誤していた時、こちらへ向かってくる人影があったので急いで隠れる
 その人影がこちらへ到着した。みれば左目は刀傷で潰れているガタイのいい男が扉の前に立っていた

「さてと。………………」
「消えた!?」
「どうなってんだよ……開け方なんてわかりやしない」

 頭領が岩の扉の前で手をあて、目を閉じたかと思えばいきなりいなくなった。
 開け方が解るかもしれないと期待したのだが杞憂に終わったらしい

「来人さん。今少しだけ魔力が流れたのを感じました。もしかしたら転移魔法の一種かもしれません」
「転移魔法か。サラ、頭領がそういった魔法を使えるとか聞いたことないか?」
「これといって無いな。アジトにいた頃には聞いたことない」

 となればここの中にでも転移装置があるか本当に使えるが隠しているかの二つに一つだろう。そう思って僕は石を扉に投げつけた音でもう一度エコロケーションする
 中には頭領と、その近くに少し大きめな何かの装置らしきものがあった。多分これが転移装置だろう

「マリーのお手柄だ。転移装置らしきものを中に見つけたぞ、頭領はそれで出入りしていたらしい」
「何でわかんだよ?なにか魔法でも使ったのか?」
「ただ耳がいいだけさ。頭領が出ていった時を狙おう。マリー、魔力を流すのを頼む」
「おまかせください」

 しばらくすると頭領が出てきた。離れて行くのを確認して岩の前に立つ。魔力を流してもらうと一瞬で辺りの景色が変わっていた。
 薄暗いので懐中電灯を創って照らした。

「これが転移するってやつか不思議な感覚だ」
「私も初めてですね。これが転移魔法なんですね」

 僕は何度か体験してるから慣れがあった。それに関しては大した驚きはなかったのだが想像していたより広い二層の空間であちこちに高そうな装飾品が木箱のなかに放り込まれている。あれを売ればと思うが多分、盗品だから足がつくだろう。面倒になっては困る

「サラ、お金はどこにありそうなんだ?なるべく早く出たほうがいいと思うし、済ませよう」
「金はいつも木箱に入れてあったからそれがあるはずだ。それを手分けして探すぞ」
「見渡す限りはありませんね。上を探して見ます」

 手分けをして探すと上でそれが見つかった。思ったより時間がかかってしまったが目的は達成したので脱出を急ごうとしたその時、転移装置が起動した
 空間がどういうわけか明るくなってゆく

「忘れ物して戻ってみればこれはこれは。ネズミが二匹いるとはね。覚悟はいいかしら?」

 こいつ、そっち系だ。見た目とギャップがありすぎだろお前……僕の故郷じゃムッキムキのそっち系は見たことがなかったぞ
 いかんいかん、今はこの状況を切り抜ける事に集中しよう。まずは状況を整理しよう、脱出するには転移装置を再起動させること、目の前には敵、マリーはバレていない。そんなとこか
 転移装置を再起動するにはマリーが必要不可欠だがそれを敵が許すとも思えない。脱出するには別の方法が……ある

「サラ! 時間を稼いでくれ! 僕は出口を作る」
「ああ! 任せるぞ来人、こっちは任せろ」
「行かせるわけないでしょ!」
「おっと頭領の相手は俺だ!やらせないさ」
「この小娘が!!」

 上をみるとマリーも弓を出して臨戦体制だ。時間稼ぎは十分出来そうだ
 僕は岩の扉へ走った。ドリルを創り壁に穴を九つあけるとノーベルが発明したダイナマイトを詰め込んだ。十分に距離をとり着火した

「サラ、マリー! 伏せろ!」
「なに!?」

 次の瞬間凄まじい爆風が起こる。反応が遅れた頭領は吹っ飛んで壁に叩きつけられる
 室内に日の光が差し込んでいる。目論見通り、壁に穴が開いた

「逃げるぞ二人とも! じきに手下がくる!」
「おうよ!」
「はい!」

 なんとか脱出したが盗賊団に目をつけられる結果になったか。しばらくは潜伏生活だなぁ。サラに条件追加しないとな
 面倒なことになってきたと僕は思いながら逃走した
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