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召喚されたら神様の助手ーリゾート開発冒険物語ー 作者:ハチマキ

第二章 アラビアンナイト・アウラード

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第9話「力のリスク、のちチャンス到来」

 マリーがついてくることになり僕らは町の外へ出た。そこで僕は彼女にうやむやにしていた事を話さなければならない。

「マリー大事な話があるんだ。君は異世界の存在を信じるかい?」
「はい、信じます。古来より物質転移の魔法は存在します。稀にそういった魔法もあるかもしれませんから」

 僕自身は笑われるかと思っていたから意外だった。そうか、この世界には普通に魔法があるんだった。理解が早いなら話は簡単かもしれない。ちょっと残念そうな顔をしたのは何でだ?そのまま僕は言葉を続ける。

「僕は異世界から来た。僕が扱う力もこの世界に来る前に手に入れた物なんだ。いろんな世界が存在していてこの世界もその一つ多分一つ一つの世界では時間の流れがちがう向こうの世界の一年がこの世界の十年以上なんてこともあるかも知れない。それでも来るなら僕は止めないよ」
「当たり前です。私はあなたについていくと決めましたから」

 即答とは恐れ入る。僕なら考えてしまうとこだ。例えるならタイムスリップが近いだろう。マリーの理解を得たところで僕はベースキャンプの世界とでも言うべき場所への扉を創る

「それじゃあ行こう。確認だけどいつ戻るか分からない、いいね?」
「はい! 行きましょう!」
「あー! やっと帰ってきた来人君ちょっと来なさい!」
「え、ちょっと神様!?」

 扉を開けると創造神様が待ち構えていた。僕を見や否や僕を最初の暗闇の世界に拉致する。

「来人君そこに正座」
「はい……」
「なんで私が力の多様を避けるように言ったか説明するわ。あの力は君の精神力を燃料に顕現するの。元々、神の力だから普通は人間の君が使うことはできないの、但し今の君の体は私が創った、神の体だからなんとか使うことが出来る。あの預けた世界では、なんのリスクもなく行使できるけど他の世界じゃそうもいかないの」
「リスクですか?」
「あの世界で三日間寝たきりだったでしょ? あれは力の使いすぎで精神が磨耗してバランスが崩れたからよ」

 なるほど。それで疲れただけだったのに三日間寝込んだのか。つまりMP使い果たしてぶっ倒れた魔法使いってわけだ。使い方には注意が必要なんだな

「君の事だから今後も力を使う事があると思うの。使いすぎる度に倒れてたらせわないし、修行しないといけないと思うから適任を呼んだわ」
「やっと俺の出番だな。お前のことは気にしていたぞ。故郷から創造神に呼ばれるのはお前が初めてだったからな他の奴らも興味津々だった」
「あのー。あなたは?」
「おう悪い。毘沙門天だ、よろしくな!」
「毘沙門天!?」

 これは驚いた。七福神が一人、武の神が目の前にいるよ。適任ってこの人のことか。ってことは修行をつけてくれる師匠になるんだよな? なんとなく嫌な予感がする。

「毘沙門天様……いや、師匠。期間はどのくらいやるんですか?」
「そうだなぁ。ひたすら精神修行だから一月もやれば充分だろうな」
「それは追々やるとして早く戻りましょ。でないと、あの子泣き出しちゃうかも知れないし」

 あ。そういえばマリー忘れてた。モニター?をみれば森のなかでパニックを起こしかけているぞ。早く戻らないと。
 僕ら三人は一緒に森へ転移した。

「来人さん!? えっと、後ろのお二人はお知り合いですか?」
「一応ね。紹介すると神様たちだよ」
「毘沙門天だ! よろしくな」
「創造神よ。よろしくなのよ」
「…………」

 マリーがポカーンとしてるよ……まあ、仕方ないか。普通混乱するよね、僕もそうだった。少しの沈黙の後、正気を取り戻した彼女は質問攻めを始めた

「やっと来人さんの事が解りました。神使しんしだったのですね。あの似て非なる力は神様の力だったなんて凄いです!一緒にリゾート開発頑張ってやりましょう」
「まあ、そういう事にしておこう。さてと、僕がマリーの世界へ行ってヒントをもらったのは料理だ。たくさんの世界に行って、そこで食べて美味しい料理を提供する料理屋を作ろうと思う。もちろん栽培できるものは、ここで栽培をして鮮度をそのままに提供する」

 次は場所だが、せっかく海を創ったのだから海の家のイメージで海辺に建てるとしよう。さっそく取りかかるぞ! ちょっと楽しくなってきた。
 海へ移動すると一気に開拓を進めた。森を拓き海の家のイメージをしっかり固めたて建築した。

「おー、やってるな。張り切ってるとこ悪いがある程度済んだら修行を開始するぞ。辛く厳しいものと覚悟するといい」
「うぅ……はっきり言ってくれる……覚悟しますよ師匠」

 来人が海へ行った一方その頃。少し遅れて毘沙門天も来人を追いかけて海へ向かったのでマリーは創造神様と二人だけになった。

「私もなにか手伝えることないでしょうか?創造神様」
「なんか面倒な呼び方ね。そうねー、創でいいわ。創お姉さんって呼びなさい」
「分かりました創お姉さま」
「くぅ! かわいい妹が出来たみたいでなんか嬉しいのよ! ……こほん。手伝えることだったわね。毘沙門天が修行を始めるらしいから大好きな来人君を支えてあげればいいんじゃないかな?弱ったところに優しくしてあげたらイチコロよ」
「そうですね。大好きな来人さんに…………って!そんな事ないですよ! ……」
「もう! かわいいんだから!」

 でも、来人さんにアプローチのチャンスには間違いないよね。サポート頑張ろう! うん!
 私なりにやれることを見つけることが出来た一日でした。
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