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礼陣鬼物語 追

作者:外都ユウマ
 根代八子は明るく元気で、剣道が得意な小学五年生の女の子。しかし、小学校にあがる前に父を事故で喪っている。
 やつこの住む礼陣の町には人間だけでなく、頭につのを持ち、普通の人には姿の見えない「鬼」も住んでいる。やつこは不思議な力を持つ鬼たちを見、接することのできる「鬼の子」と呼ばれる存在だった。さらに根代家には、家の守り神である「鬼さん」と呼ばれる存在がいて、家族はそれを祀っていた。やつこは人間の友だちと遊んだり、鬼たちとのやりとりを楽しんだりして、礼陣での毎日を過ごしていた。
 あるとき、やつこは鬼がつらい気持ちを溜め込むことによって変化する、凶暴な「呪い鬼」に遭遇する。我を忘れてやつこと同級生に襲いかかろうとする呪い鬼に、どうすることもできなかったやつこだったが、それを助けたのは剣道の先輩でやつこの憧れの存在である海と、知り合いの女子大生である愛だった。それをきっかけに、やつこは呪い鬼の心を癒す「鬼追い」となり、それまで以上に鬼のことを気にかけるようになる。
 しかし鬼追いとして活動することを優先するようになった結果、やつこは人間の友だちとの間に溝をつくってしまう。さらには呪い鬼と対峙していくうちに、海の知らなかった一面も見えてきた。
 やつこは鬼と、人間と、どのように関わっていくかを考えながら、「自分にできること」を模索していく。

文藝社出版奨励賞落選作品です。
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