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転校早々暮らすで一番馬鹿な知恵に出会った孝典であった。名前が知恵なのに馬鹿だった・・
第5話 新たな出会い
あの事故の事は余り知ってる人は居なかった。

「うちはこのクラスで一番天才の藤井知恵って言うの、よろしくね 孝典君(微笑み)」

と言って来たのがクラスが誇る一番の馬鹿で外見は肩までの髪・肌はちょっと狐色・詩織よりは少し美人であった。

「おい、知恵・・・クラスで一番天才って・・・お前正気か!(笑)」

とクラスの男子が笑いながら言ってきた。

「そうなのだよ!うちが一番天才さ〜〜(微笑み)」

「知恵〜」

クラスの女子が知恵に話し掛けてきた。

「今回のテスト何点か言ってみて(笑)」

「そんなに聞きたいの?」

「あんまり・・・」

「あんまりか・・・私の顔に泥を塗ってもらっちゃ困るよ〜」

と知恵は大きな声で言った。

「今年のテストの点数は合計で!・・・・37点!」

「・・・・・・低・・・・・・」

とクラスの全員があまりの低さに言葉を失った。

「さあさあ、分からない事があったら私に聞くといいよ」

「じゃあ、お願いするね・・・知恵さん」

「(微笑み)」

孝典がお願いすると知恵は微笑んだ。

「1時間目体育だから」

とクラスメイトが教えてくれた。

「体育って・・・俺・・保健室行っていい?」

「良いと思うよ」

「そっか」

と孝典は安心する様に言った。

知恵さん居ないし自分の力で保健室見つけるか・・・。

「・・・・・・・・・・・」

「・・・・保健室何処だああああああっ!」

孝典は保健室の場所が分からず校内を周っていた。

「あ、いた〜」

知恵だった。

「やっと見つけたよ〜保健室は〜・・・・って・・・ここ何処・・・」

「え・・もしかして・・・」

「いや!迷子なんかじゃないよ・・・(苦笑い)」

「えっとぉ・・・・・・スンッ」

知恵を見ると泣いていた。

「え・・・俺?俺のせいなのか?」

と孝典は尋ねた。

「うん・・・・」

「・・・・違うって言えよ・・・」

「もう帰れないのかな・・・うち達・・・」

と知恵は泣きながら言った。

「はいはい、おんぶするから乗れ」

「え・・・おんぶ・・・?」

「帰りたいんだろ?」

と孝典はまたまた尋ねた。

「うん・・・・帰りたいよぉ・・・」

ョィショッ・・

「うち軽いと思うけどなぁ・・・きっと・・・」

「ぎっくり腰だけは簡便だぞ・・・」

と孝典は恐る恐る言った。
知恵を見ると子供みたいに見えた・・・。

「走り周るけどいいか?」

「うん・・・・」

孝典はひたすら走り周った。

「ハァハァ・・・・いい運動になるのはなるんだが・・・キツイ・・・」

と孝典は息切れしながら言った。

「あ・・・見つけた!屋上!」

「屋上かよ・・・まあいい、行ってみるか」

ガチャガチャ

鍵が掛かっていた。

「え〜鍵掛かってたかぁ・・・・・」

「ちょっとどいて」

と孝典はポケットからなぜかコンパスを出した。

「なぜポケットに・・・」

と知恵は普通に聞いた。

「防犯用」

と孝典はふざけている様子もなくまじめに言った。

カチャッ

「開いた!」

二人声を揃えて言った。

ガチャッ

「・・・・・・・・・よし帰ろう」

「そうだね・・・うちはここ簡便だよ・・・」

二人は立ち去った、なぜなら鳥のフンだらけだったからだ。

「あ、ここ行けば多分保健室だよ」

知恵は適当に言ったとしか思えなかった孝典だった。

「本当に?」

「うん」

「自信は何%?」

「・・・・・10!」

「・・・・おい・・・」

「やっぱり・・?」

と言いながら知恵が言った方向に行ってみた。

「うわ・・・10%の奇跡って凄いな・・」

孝典と知恵は見事・職員室へ辿り着いた。
だがもう3時間目が始まっていた。

−放課後−

「じゃあね〜バイバイ」

と知恵は片手をブンブン振って言った。

「よし・・・屋上掃除でもしてみるか・・・」

−1時間後−

「やっと終わった・・・・」

「これで明日あいつをここへ連れてきてみよう・・・」

孝典はそう思い歩いて家へ帰った。

カチャッ バタンッ

「ただいま〜」

「お帰りなさい、孝典さん」

何か新婚みたいで内面嬉しい孝典であった。
孝典は今日あった事を詩織に話した。

「そうだったんですか・・・、大変でしたね・・・」

「今度私も知恵さんにお会いしたいです」

と詩織は笑って言った。

−翌朝学校−
「おはよ〜う」

「おっす」

「昨日はごめんね、重たかったろうに足腰鍛えられたろうに」

「全身筋肉痛にならなくてよかったですよ・・」

と孝典は言った。

「そうだ知恵さん、詩織さんが会いたいって言ってるんですけど」

「詩織さん?」

「ああ、1年の南原詩織です」

「あ〜いいよ(笑)」

「あ、後屋上行きません?」

「え・・・本当に行くの・・・?」

「はい」

と孝典は知恵の手を取って屋上へ向かった。

ガチャッ

「うわー!あのソボロみたいなのが綺麗になってる」

「ソボロって・・・昨日放課後掃除してみました」

「へ〜・・・でも案外ここ・・・ちょっとまだ微妙に入り辛いね・・」

「何で?」

「だって・・・ソボロ掃除した後でも汚いじゃん・・・」

「だからソボロって・・・いやシートでも敷いて俺はここで寛ぎますよ」

「そう・・・なんだ・・・」

知恵はまだ入りたいとは思っていなかったらしい。

「ねえ・・・ソボロのゴミ袋って何処へ捨てたの?」

と知恵は恐る恐る聞いてみた。

「ああ、それでしたら・・・下駄箱の横の物置ありますよね?」

「そこへ隠しました」

「え・・・隠すってまさか・・・」

「処分してませんよ?」

「・・・・」

知恵の嫌な予想は当たった・・・。

「だけどさ〜屋上綺麗にしてくれてありがたいかも〜」

「何で?」

「だってさ〜、うち空見るの大好きだし」

「そうなんだ」

「うん、お昼寝大好き」

「ん・・・空見るのがじゃないの?」

「何時言ったうちがお昼寝なんか」

「まあいいや」

と孝典と知恵は話していた。

−やがて学校は終わり知恵は孝典の家へ行く事になった−

ガチャッ

「ただいまー、知恵さん連れてきたよ」

「お邪魔しま〜す」

「あ、お帰りなさい孝典さん、知恵さん」

と知恵は足元からじっくりと詩織を眺めた。

「あなたが詩織さん?」

「はい」

「そっか」

と知恵は言った。

「どうぞ、お上がりください。」

「失礼しま〜す」

ガチャッ

3人はリビングへ来た。

「あれ・・・あれって誰ですか?同い年に見えますが」

と知恵は拓也の遺影を見た。

「あれは・・・僕の親友です」

と孝典は俯きながら言った。

「・・・・ごめんね・・・」

と知恵は聞いちゃいけなかったと悟った。

「知恵さん今日泊まります?」

詩織は聞いた。

「いや・・・親が待ってるもので・・・」

と知恵は微笑み会釈しながら言った。

「でさ知恵」

「何?」

「あの屋上は俺達だけの秘密だ」

「分かってる、けどね孝典君」

「ん?」

「確実に詩織さん聞いてるよ」

「いや良いよ」

と孝典は3人の秘密にした。

「詩織」

「何ですか?」

「学校の屋上何時でも来て良いからな」

「え・・・でも・・・あそこは・・」

「いや俺が掃除したから大丈夫」

「そうなんですか?」

「じゃあ行ってみようかな・・・」

と詩織は悩みながらも言った。

−翌日学校−

「おっす」

「昨日はごめんね・・・孝典君」

「いやいや・・・」

「お礼したいから後で屋上来てくれない?」

「分かりましたー」

−1時間目終了−

ビシッ

「痛・・・」

するといきなり消しゴムが後ろから勢い良く飛んできた。

「何々・・・屋上来てね by知恵」

「何も消しゴムじゃなくてもいいだろ・・・」

と孝典は呟きつつ屋上へ向かった。

ガチャッ

「おっ、来たね〜どうだった?私の剛速球は」

「痛かったわ・・・リアルに・・」

「そっか・・・ごめん・・調子に乗りすぎたみたいだねうち・・」

「いやいや別にいいさ」

「で、お礼って何ですか?」

と孝典は率直に聞いてみた。

「お礼はこれだ〜」

と言いつつ知恵は目を瞑り唇を出してきた。

「キスがお礼?」

と孝典はストレートに聞いてみた。

「正解!」

といつもの馬鹿っぷりを見せた知恵だった。

「私のファーストキスなのだよ」

と知恵は行き成り言い出した。

「へ〜・・・じゃあ俺が貰ってあげよう」

と嘘で孝典は言った。

「そっちがしないなら、こっちから行こうか」

知恵が背伸びをしてキスをした。

「・・・・・」

「まじでする奴が何処に居る!」

と孝典は冗談で言ったつもりなのに本気でする知恵に言った。

「貰ってあげようって言ったのはそっちだよ」

と知恵はすぐさま言い返した。

「俺はこれ以上は責任取れないからな」

と孝典は言い残し学校を早退した。



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