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異世界のんびり農家 作者:内藤騎之介
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犬達の名前


 犬に名前を付ける事にした。

 いつまでもオスの犬とか、母犬とかでは呼びにくい。

 実際、子犬四匹にはすでに名前を付けた。

 黒い子犬なので、クロイチ、クロニ、クロサン、クロヨンだ。

 クロイチは好奇心旺盛で活発。

 クロニは用心深い。クロイチの傍に常にいる。

 クロサンは四匹の中で最も力はある。でもって四匹の中で唯一のメスだ。

 クロヨンはマイペース。他の三匹とは違う事をよくしている。

 そんな感じで四匹を呼んでいたので、ふと親犬達にもと思い立ったのだ。

 素直にクロパパ、クロママでも良いのだが……

 一度、そう呼んだら凄く悲しそうな顔をしたように見えたのでしっかり考える事にした。

 候補
  クロ
  ブラック
  シュバルツ
  ノワール
  ネロ
  ヘイ
  黒太郎
  黒丸

 自分のネーミングセンスの無さに少し困るが、とりあえず地面に名前を書いて本人に選ばせる事にした。

 俺の書いた字は日本語のつもりだったが、見知らぬ文字に変換されていた。

 しかし、違和感なく読める。

 神様の言ってた初心者パックの影響かな。

 今まで、誰とも喋ってないし、文字を書く事も無かったから気付かなかった。

 ともかく、名前決めだ。

 クロパパの名前が決まったら、それに合わせた女名をクロママに付けよう。

 この際、俺は犬達の知能の高さを再確認した。

 俺の書いた字を読めるのか、クロパパは“シュバルツ”一択だったようだが、それを妨害するようにクロママが“クロ”にしなさいと頭を押し付けて抗議している。

 その抗議に負けたのか、クロパパは渋々と言った感じで“クロ”の字に手を当てた。

「本当に良いのか?」

 つい、そう聞いてしまった。

 答えるワケはなかったが、クロパパの目は「嫁には逆らえないっす」とか言ってるように見えた。

 ……今晩の食事は豪華にしような。

 クロパパの名前はクロに決まった。

 では、クロママの名前はどうしたものか。

 候補
  シロ
  ユキ
  ツララ
  ミゾレ

 考えている最中に、クロママはユキに決めたようだ。

 クロの嫁なので毛色を無視してシロとか名付けようとしている事は気にしないのだろうか。

 それよりも、クロが「あれ? 俺の時よりもネーミングセンスありません?」とか言った顔で俺を見ている気がするが、気のせいだと思いたい。

 ともかく、クロママの名前はユキに決まった。


 クロ、ユキ、クロイチ、クロニ、クロサン、クロヨン。

 ……

 ユキだけ特別感があるが、気にしないでおこう。



 クロ達は、基本的に自由だ。

 森に行ったり、畑を見回ったりしている。

 しかし、一匹はなぜか俺の傍に居る。

 当番制で護衛でもしてくれているのだろうか?

 ともかく、作業中の寂しさが少し減った。


 作業の手が空いた時に、木でフライングディスクを作ってみた。

 犬と言えば、これだろう。

 子犬達に遊び道具だと投げてみたら、予想以上にウケた。

 子犬達だけでなく、クロやユキが我先にと奪い合う。

 けっこうガチだ。

 子犬達も負けてない。

 もっと和気藹々としたいなぁ。

 仕方なく、一匹に一枚づつ作り、順番に放り投げる事で収まった。

 犬達の争いは収まったが、俺が暇そうにしているとフライングディスクを持って来るのは止めて欲しい。

 犬達の身体能力は凄く、それらを満足させる為には全力で投げないと駄目で……腕が痛いです。

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