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異世界のんびり農家 作者:内藤騎之介
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建築ラッシュと周辺事情?



 家の建設後も建築は続いた。

 作業小屋と乾燥小屋、そして燻製小屋だ。

 リア達の知識により、収穫物を加工する場所が必要との事で作られた。

 特に燻製小屋は強く求められた。

 燻製する事によって肉の長期保存が可能になるので、俺も賛成だ。



 収穫に関して。

 今年はトマトやジャガイモなどのレギュラー作物以外では、調味料系の作物を頑張ってみた。

 胡椒は収穫できた。

 現在、乾燥中。

 レモンはまだ実をつけていない。

 ワサビは水田だったので、まだ出来てない。

 ゴマ収穫。

 トウガラシ収穫。

 ショウガ収穫。

 オリーブはまだ実をつけていない。

 来年は、シナモン、クローブ、ナツメグ、カルダモン、クミン、ローリエなどを育て、将来的にはカレーにチャレンジしてみたい。

 とりあえず、調味料系は少量生産で良いので種類を多めに頑張ろう。

 美味しい料理の為に。

 レギュラー作物はいつものように豊作。

 小麦や稲などの乾燥や加工が必要な作物も、リア達の手によって順次進められている。

 助かる。



 水路の完成、風呂場の完成に伴ない、簡単な柵の材料として竹が欲しいと考えたが……

 竹は地下茎で増えるので下手な場所で育てると畑に影響が出ると思われるので、少し離れた森の中の一角で育てて見た。

 スペース的には十メートル四方。

 とりあえず、実験的にやってみた。

 それがラファ達がここに来る少し前。

 冬前の現在、様子を見に行ったら立派な竹が育っていた。

 育っているのは俺が耕した十メートル四方のスペースだけ。

 そこから外で成長はしていない。

 やはり、耕した場所だけか。

 だが、耕した場所でこの速度で成長されると困る。

 よしと思おう。

 とりあえず、竹を数本切って持ち帰り、竹材として活用する事にした。

 切っただけの竹のコップは、軽くて評判が良かった。



 冬到来。

 新しい家の住み心地は悪くなかった。

 時々、クロ達が遊びに来るのはスペースがあるからだろう。

 ホールの真ん中に設置した火鉢の近くで、チェスを楽しんでいる。

 俺より優雅だ。

 リア達は、今年の冬の間に鉄製品を作るらしい。

 作ってからこれまで、活躍らしい活躍をしていなかった炉に張り付き、鉄を作っては加工している。

 手伝えないのが心苦しい。

 なので、俺は料理を頑張った。

 調味料の力は偉大だ。

 どれだけ忙しくても、炉の番をする者以外はキッチリと食事の時間に集まってくれるようになった。

 こうなると、味噌や醤油が欲しくなる。

 また、牛製品や卵も欲しい。

 なんとかして手に入れる方法を考えないと……と言っても手は一つしかないだろう。

 ある所から買う。

 これまで、あまり外部に関して興味を持たなかったが、ルーやティア、リア達が外から来た事で意識はしている。

 他にも人が居る。

 街や村があるのだろう。

 そこに牛や鶏が居る可能性が高い。

 そこから仕入れるか、ダイレクトに牛や鶏を買って来て育てるのも良いかもしれない。

 まあ、もう少し、先の話になるだろうけど……

 ……

 そう言えば、ここで勝手に畑を作ったけど……誰かの領地だったりするのかな。

 怒られるか?

 ……

「ルー」

「なに?」

「ここって……誰かの領地だったりするのか?」

「ここって……この場所?」

「ああ」

「誰かの領地ってワケじゃないと思うけど……勢力圏で言えば魔王の勢力圏に入るかな」

「魔王?」

「うん」

「………………魔王って魔王?」

「そうだけど……何か問題があるの?」

「えーっと……その魔王、俺がここで勝手に畑や家を作って、文句を言ってくるか?」

「そんな心配をしてたの?
 大丈夫よ。
 勢力圏だけど、領地ってワケじゃないから徴税されないわ。
 それに、旦那様がここを作った時、支援とかしてもらった?」

「いや、全然」

「なら余計に大丈夫よ。
 ここを作ったのが旦那様なら、ここは旦那様の領地よ」

「……そんなものか」

「そんなものよ」

 そっか。

 しかし、魔王。

 ……怖い存在なのだろうか?

 少し不安になって来たが……料理を作ってるうちに忘れた。

 出会ってもいない魔王を恐れても仕方が無い。



 目の前の問題に対処しよう。

 女性が五人、増えた。

 ……

 ラファ達もリア達と同様にスラッとした大学生、もしくは高校生みたいな感じだ。

 全員、美形。

 文句を言うのが間違っているのかもしれないが……

 自分の中の“節操”と戦う。

 大事なのは……心の棚。

 何段にも用意する心の棚。

 頑張れ、俺。



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