妻がオレの目の前でおならをしたので射殺した。
なにしろ、オレは臭いのが苦手なのだ。拳銃好きだし。
へっへ。射殺したあとって何か気持ちいいね。ふふふ。もう一発やりたいなァ。
「ねェ。射殺してもいい?」
娘に聞いた。
「なに言ってんの。ダメに決まってんじゃん」
「いいじゃん。別にへるもんじゃなし」
「死ぬじゃん!」
ガタガタやかましいので射殺した。
たった今気づいたけどオレ、家族いなくなっちゃった。
でも気にしてないよ。男だから。
でもなァ。まだ射殺し足りない。
チラシを街じゅうに貼った。
射殺されてもいい人大募集
電話を待っているのだが、誰も応募してこない。
待ちくたびれたので、手当たり次第に射殺すればいいや、と思い街へ出た。
たくさんの人がいる。誰から射殺しようかものすごく悩む。弾には限りがあるしな。
小さな男の子が泣いていた。
「どうしたの、ボク」
「風船が飛んでいっちゃったよう。わァーん」
「ふーん」
何かよくわからんけど、とりあえず、男の子を射殺した。
向こうから激怒した女性がやって来た。
「うちの息子を! うちの息子を!」
しかたないから射殺した。
「ぐぎゃああ」
あまり面白くない。リアクションがへたくそだ。
オレは群がる人々の間を抜けようとするが、みんながオレを通してくれない。何でだ。いやがらせか。
「おい。おっさんどけよ」
「いいや。どかん。お前、わしがどいたらどこへ行くつもりだ」
「どこって。別に射殺しに行くだけだよ」
「それがいかん」
もうめんどくさかったので、おっさんを射殺した。
「ぐはっ」
相変わらずリアクションがへたくそで泣けてくる。周りの人がきゃーとか叫んでる。やかましいので、射殺した。
次々と人々が逃げ始めた。
オレは面白くなってきて、追いかけて射殺しまくった。弾を入れ替えるのが大変だ。
警官が走ってきた。
「こらお前。拳銃を捨てろ」
拳銃を向けてきた。
「なんだ。おまわりさん。オレのマネすんなよ」
「何いってんだ」
なんだかマネされるのが腹立ったので射殺した。
一斉に他の警官がオレに向かって発砲した。
オレは空手チョップで次々と弾をはたいた。
警官が驚いてる。ふっふ。ざまあみろ。射殺してやる。
オレは発砲した。
すると、電柱に当たってはね返ってきた。
オレの胸に命中した。死んだ。(了) |