私達に知らないおじさんは言った。
このまま飛び続けて高いがけの上で、汽車を待ったもの人が残れると
私はよくわからなかった。
この世界ではそういう事があるのかしらとただ、私は呆然と思った。
行く先をまっすぐ見ると、高い杉の木が沢山生えていて、大きな森になっていた。
しらないおじさんが言うにはその向こうに高いがけがあるらしい。
隣を見ると、いつも仲のいい男の子と目が合った。
「一緒に行こう。」
そう彼は言った。
私はただ静かにうなずいた。
何故だろう。
羽根も何もないのに飛べた。
何故か私達は何にも疑問に思わなかった。
ただ目指す場所にかなりのスピードで飛んでいく私と彼。
でも、後ろを見ると1,2人って地面に私と一緒にあの場にいた人たちが
地面に降りていく。
私は疲れてみんな休んでいるんだと勝手に思った。
だから私はただ飛んでとんだ。
杉の木は大きくて空を全て覆い隠していた。
抜けるのは大変だなっと思った。
広くてなかなかたどり着けなそうな不安に襲われた。
また1、2,3人と人がゆっくり地面に降りていく。
私は何故だろうと思った、
それでも私の頭はぼんやりとしていてただ飛び続けた。
隣に居た彼がこう言った。
「助けなきゃ行けないから、先に行って」
私は落ちた人を励ましてまた飛ぶように言ってくるのかなと思った。
怪我でもした人でもみつけたのかしらとも思った。
「うん」
といって私はうなずいた。
そのまま飛んでいくと広い広場に出てその向こうに崖が見えた。
私はそのまま飛んでいた。
他の人はゆっくりまた下の地面に降りていく。
何故なんだろうか私はそう思ったけど、私はその崖に着いた。
そうして崖から空を見て1人待っていると、彼が来た。
「苦しそうだったから、助けたんだ」
そういった。
そして彼と一緒に前を向くと知らないおじさんがまた立っていた。
「よく来たね。」
そして彼を見て。
「君は、ひとを殺したんだね。」
私はゆっくり、後ろの広場の下を見た。
誰も地面から動かなくなっていた。
私はその時、彼の言った助けなきゃという意味を知った。
落ちた人は、沼のようなものに捕まってしまったようで
私の見ている間にゆっくりゆっくり沈んでいく。
彼は、皆を殺したんだと。
地面に落ちた人は、沼のような広間や草原にもがきながら飲まれていく。
だから彼は彼らを殺したんだとわかった。
私はそれが正しいとは思わなかった、でも正しくないとは言えなかった。
渦巻くような気持ちが心に残った。
「それは正しい事なのか、正しくない事なのか。
それは人それぞれの意見でしか価値は見えない。」
そうおじさんは言った。
「もうすぐ空から汽車が来る、よくそれを見ていてごらん。」
おじさんが言う通りに、汽車はすぐきた。
ただ汽車はぎらぎらと変な光をはなっていた。
私は近づいてくる汽車の線路を見て、ハッと息を呑んだ。
光を放っている線路は、人がひきつめてあった。
「あれが君が殺した人だ」
そうしらないおじさんはつぶやいた。
私は共犯者だったんだろうか。
そう大きな月に心の中でつぶやいた。 |