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セブンス 作者:わい/三嶋 与夢

続くのか? 十代目

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ロルフィスの王女殿下

 ザインで俺の仕事部屋になりつつある部屋。

 そこで俺は、叫びだしそうになっていた。

 終わらない仕事。

 そして増えていく仕事。

 どうしてこんな事まで? と思うような仕事。

「なんで動かないんだ。こっちは準備を進めているのに」

 セルバ侵略のための大義名分、そして必要な兵数と物資は揃えていた。いや、正確にはザインがロルフィス侵攻のために用意していたものを再利用しているだけだ。

 規模は四千。

 戦える兵士がそれだけおり、後方支援もほぼ同数を用意していた。同時に、傭兵団を雇い入れ、侵略の準備は進めている。

 ザインがロルフィス侵攻を考えた規模の半分以下、という数だ。だが、それだけで十分でもあった。

 セルバの外交状況から、援軍は期待出来ない。セルバの後方にあるガレリア、ルソワースという周辺では大きめの国も、互いに睨み合っており援軍を出す気配がない。というか、セルバとは外交的に敵ではないが、味方でもなかった。

 興味が薄いのだろう。

 書類仕事ばかりが上手くなっていく俺、ノウェム、ミランダ、クラーラは、部屋の中央で座っているメイに視線を向けた。

 メイは、モニカが用意した食事を食べている。

「ちゃんと手紙はもう一回届けたよ? でも、まだ会議中だって。長いよね」

 笑っているメイだが、俺たちは笑えなかった。

 俺は立ち上がると、ノウェムに言う。

「……ガストーネさんに確認をしてくる。アウラさんやセルマさんにも書類を書いて貰う必要があるから、数時間は戻らない」

 ノウェムは俺に笑顔で。

「はい。仕事の方は進めておきますね」

 そう言って送り出してくれた。ミランダとクラーラは複雑そうな表情をしており、その気持ちをモニカが代弁した。

「逃げる気だな、チキン野郎」





 神殿内の一室。

 そこは、他よりも心安らぐような場所だった。

 植物が植えられ、水が流れるその部屋は贅沢な造りをしている。白く丸いテーブルを四人で囲んでいるが、部屋の雰囲気とは違って四人とも疲れた表情をしていた。

 疲れているセルマさんが、今にも倒れそうなガストーネさんに確認を取っていた。

「ガストーネ、現在の状況はどうですか?」

 ガストーネさんは、前よりもやつれた気がする。青い表情で目が血走っており、お茶の入ったカップを震える手で持っていた。

「ロルフィスの件以外は問題なく。いえ、問題はありますが、なんとかなるレベルですので」

 グッタリしているアウラさんは、背もたれに右腕を乗せて体を反らしながらお菓子を食べていた。モニカが用意したお菓子だ。

「というか、なんですぐに呼び戻さないんですか。地方に散らばった神官たちを呼び戻せば、すぐに解決するじゃないですか。あ、これ美味しい」

 お菓子を食べながら幸せそうな表情をするアウラさんも、かなり疲れた様子だった。

 セルマさんが。

「呼び戻しても送り出す神官が足りません。それに、現在の統治方法を変更しますから、当分は忙しいと思いなさい。貴方はすでに正式な聖女となったのです。今後は他国の干渉を防ぐために、世襲も取り入れますからね」

 ザインが今まで他国の干渉を受け、戦争を仕掛けていた統治方法。それを変更するので、かなり忙しくなっている。

 何人もの神官が倒れ、戦争で倒れた者よりも数が多くなっていた。倒れては治療を受けて仕事に戻る神官たち。

 ここは地獄だ。

 ガストーネさんが俺を見ながら。

「それで、ライエル殿がロルフィスに出向くのでしたな。書類などはすぐに用意もしますが、なんというか……なぜロルフィスは動かないので? 現状でも兵士を維持するのにかなりの出費なのですが」

 半分以下の人数にした。だが、それでも軍隊を動かし、維持するには金も物資も必要だ。ロルフィスが動かないと、先にこちらが動けなくなる。

「それも聞きに行きます。すぐに終わらせたいんですけどね」

 セルマさんが俺の方を見て。

「また何か策でも?」

 俺はカップを手に取り、お茶を飲むと目を伏せたまま首を横に振った。

 宝玉内からは、五代目の声がした。

『数がいないから奇策に出たが、数が揃っているなら正攻法が一番だ。被害は少ない方がいいんだが、数はそれだけで十分な策であり力だからな』

 数を揃えるというのも力がいる。それが出来るのなら、別に綱渡りの策を実行する必要もなかった。

「何もないです。普通に戦争をしますよ。それに、奇策で勝てたのは俺には貴方たちがいたからです。単独ではとても勝てませんでしたし」

 すると、アウラさんが俺をジト目で疑わしそうに見る。

「本当かしら? 巫女たちが言っていたけど、都市では聖騎士団団長は英雄扱いよ。少数で大軍を破った英雄だ、って。一度もまともに大軍と戦ってないのに皮肉よね」

 俺は笑いながら。

「大軍と戦っていればその場は勝利出来ても、戦争には負けましたよ」

 セルマさんが首を横に振りながら。

「勝つには勝てるわけですね。しかし、そうなるとなぜロルフィスは動かないのか。こちらの実力を疑っているのかしらね? 少数に負けた軍だと」

 それは有り得ると思った。俺が勝ちすぎたので、ザインの軍隊は弱いとロルフィスに思われたかも知れない。

 頼りにならないと。

「いずれにしろ、ロルフィスには動いて貰わないと。すぐに戻りますので、準備は進めていて下さい」

 そう言って立ち上がると、ガストーネさんが一言。

「出来るだけ早く戻ってきて下さい。でないと死人が出ます」

 ――ガストーネさんが、疲れ切った笑顔で俺を脅してきた。





 メイに乗ってロルフィスに到着すると、王城に出向いた。

 王女殿下に謁見する前に、宰相のロンボルトさんと先に話す形だ。俺の案内役として、アレットさんが選ばれている。

 王城内を歩きながら、俺はアレットさんと会話をした。

「ロルフィスの状況はどうです?」

 アレットさんは、少し緊張しながら。

「落ち着いてきている。戦争が回避されたと思っている者がほとんどだよ」

 どうやら戦争には消極的なようだった。

「ザインでは今回の一件がセルバの暗躍だったと正式に発表しました。動く準備に入っているので、出来れば早急に動いて欲しいのですが?」

 すると、アレットさんが俺に振り返って。

「こちらとて動きたいけどね。重鎮たちの会議で意見が割れたんだ。それと、あまり怒らないで欲しいんだが」

 俺は身構えると、アレットさんは微妙そうな表情で。

「アンネリーネ王女殿下が、セルバの今回の一件を許すと言いだした。婚約破棄もしないまま、ザインには退いて欲しいそうだ」

 俺が驚いて声も出ないでいると、宝玉内から笑い声が聞こえた。

『何それ酷い!』
『今が攻め時なのに有り得ないですね!』
『ロルフィス側で動かなくて良かったな。どうする? 単独で攻め込むか?』
『管理が大変ですな。滅ぼすのは簡単ですが、ガストーネが死んでしまいます』

 俺が呆れているのに、歴代当主たちは楽しそうだった。

 惚れているのは知っていたが、ここまでとは思わなかった。

 俺はアレットさんに。

「あの、正式に攻め込むと発表をしたんですが?」

 アレットさんは頷きつつ。

「あぁ、それは分かっている。だが、王女殿下が……私たちとて動きたいんだ。だが、命令がなければ動けない」

 七代目が、楽しそうに。

『ハハハ、ついでにロルフィスも潰してしまいたいですな。いざとなれば潰しますか?』

 その意見に四代目は。

『却下だ。今のライエルたちでは維持ができない。奪えば時間が取られる。なんとか王女殿下の目を覚まさせないとね。優しいのは美徳ではあるんだが……現状を認識出来ないのは痛いよね』

 三代目は、普段よりも低い声で。

『飾りなら飾りらしくしないとね。足を引っ張るとどうなるか……そういえば、この国に王位継承権を持つ人間は他にもいたよね?』

 五代目がその意見を否定する。

『小さい国だからな。割と今の王女殿下は人気もあるらしい。死ねば騒ぐ奴が出てくる』

 残念そうに、三代目が言う。

『そっか……でも、本人ならダリオと結婚させるから、王位を渡せと言えば喜んで渡さない?』

 まだ諦めきれないようだ。

(なんで楽しそうなんだろう)

 俺は首を横に振り、王城内の廊下を歩いた。アレットさんが、そんな俺を見て少し緊張しているのが気になる。





 謁見の間。

 そこには、俺を睨み付けるダリオの姿があった。

 王女殿下であるアンネリーネは、こちらを見て少し緊張している様子を見せている。対して、ダリオは俺を見て怯えていた。

 使者として来たので、用件を間接に伝えて返答を待っている。謁見の間には騎士たちもおり、ロンボルトさんや大臣たちも整列していた。

 誰もが緊張していたが、その中で怯えたダリオがとても場違いだった。

 何故か、七代目が笑い出す。

『くそっ! セルバの王子を匿うのではなく、前に出してくる……交渉する気もないではないか! まずい、腹が痛い!』

 何かツボに入ってしまったそうだ。確かに、ダリオが場違いな感じはした。

(というか、最近の歴代当主のテンションがちょっとおかしいな。俺と違って疲れているわけでもないのに……何かあったのか?)

 しばらく時間が過ぎると、王女殿下が口を開いた。

「……今回のザインでの一件、おめでとうと言った方がいいのでしょうね」

 それを聞いて、三代目が笑い出す。

『おっと! いきなり喧嘩腰だよ、この子! 素直にお祝いも言えないとか、自分に正直すぎるでしょ!』

 四代目が冷静に。

『だから国より男を選んだのでは?』

 五代目が冷静に。

『そりゃそうだ』

 そう言って、全員が宝玉内で一斉に笑い出した。歴代当主の笑いのツボが分からない。

 歴代当主たちの笑い声が聞こえる中で、俺は真剣な表情の王女殿下が言う。

「ですが、戦争はここまでです。もういいではありませんか。これ以上の戦争の拡大を、私は望んでおりません。ザインには、セルバから手を引いて貰います」

 歴代当主たちが笑い出す。お腹が痛いようだ。

 七代目は。

『いや、ザイン側で参加して正解でしたな。こやつがトップでは、イライラしてしょうがなかった』

 四代目は。

『まぁ、第三者から見ると面白くても、当事者たちは笑えない事はあるよね』

 俺のこの時の気持ちは。

(歴代当主たちの笑い声で、まったくピリピリした空気を感じない。駄目だ、俺まで笑いそうになる)

 他の人たちには、歴代当主たちの笑い声など聞こえないのだろう。真剣な表情で俺の返答を待っていた。

 だが、笑い声が聞こえている俺には、この場の雰囲気が喜劇にしか感じられない。

「いや、正式に攻め込む発表もしましたし、撤回すると立場的に色々と問題があります。それに、すでにロルフィスとは攻め込むことで互いに納得しましたし」

 王女殿下は俯き、少し悔しそうに。

「では、かつてロルフィスが奪われた土地は返して頂かなくても結構です。これでそちらは安心ではありませんか?」

 ロンボルトさんが。

「王女殿下、それ違います!」

 王女殿下に現状を説明しているが、俺は笑いを堪えるのが厳しくなってきた。何しろ、歴代当主たちが毎回コメントをするのだ。

 七代目など。

『何もしていないのに返して貰えると? こちらはザインが攻め込むのを押さえてやったのはスルーですか。なんと都合のいい』

 三代目が。

『本当に都合のいい王女殿下だよね。いや、都合のいい女かな?』

 またゲラゲラと笑い出していた。すると、五代目が。

『お前ら、嫁がいたら絶対にそんな事を言えないくせに』

 四代目が。

『止めろよ。今言うのは止めろよ……ちょっと変な汗をかいたじゃないか』

 歴代当主たち――全員が嫁には頭が上がらなかったようだ。

 普段は強気だが、きっと嫁の前ではアタフタしていたと思うと、笑ってしまいそうになる。いや、笑ってしまった。

 ハッとして視線を周囲に巡らすと、俺を全員が見ていた。その表情は真剣そのものだ。

 咳払いをして。

「いや、失礼しました。その……まぁ、今のでお互いに無礼は水に流しましょう。それで、ロルフィスは兵を出して頂けるのですか? それとも出さないのですか? まさか……セルバに協力するとは言わないでしょうね?」

 なんとか必死に取り繕うと、焦って言葉を選ばずに発言してしまい後悔する。

 五代目が。

『なんだ、ライエルも煽るじゃないか。敵陣で単独……煽るとかそうないぞ。肝が据わってきたな』

 実は焦ってミスしました、などとは言えなかった。

 王女殿下は。

「脅すような真似を。ロルフィスは非道な行いに与するなど出来ません! もしも矛を持って語り合いたいなら、受けて立ちます!」

 その場の全員が王女殿下を止めようとした。だが、俺には歴代当主の笑い声が聞こえ、それがまるで喜劇に見えてくる。

 まったく緊張感のある場面に感じられないのだ。

(駄目だ、笑いが堪えられない!)

 慣れない書類仕事での疲れ、そして進まない現状に俺も疲れていた。精神的に疲れており、普段ではしない失敗をした――。

 俺の声が謁見の間に響くと、周囲が反対に静かになった。

 ――大笑いしてしまったのだ。流石にまずいと判断したのか、四代目がフォローをしてくれることになった。

『ライエル、いくら面白いからといって笑いすぎだ。表情は変えずに相手に心を読ませないくらいはしないと。さて、流石にまずいから手を貸そう。いや、この場合は口か――』

 以前、四代目に乗せられてセルマさんを口説きそうなった記憶がよみがえるが、ここでそんな事はしないだろうと四代目を信じる事にした。

 四代目の言葉に続き。

「――非道と言いますが、ロルフィスとてかつてはザインを利用していたではありませんか。知らないと思っているのですか? ザインの三代前の聖女はロルフィス側の人間でした。当時、セルバに侵攻して略奪を行なった記録もあります」

 ――書類整理をしているときに、そういった情報も見ていた。そういう過去があり、国境で問題があると報告が上がってきたからだ。

 ザイン、セルバ、ロルフィスが接する国境地帯。その線引きが曖昧なので、小競り合いが多発していた。

 ここで書類仕事が役立つとは思いもしなかったが、あまり嬉しくもない。

「自分たちが非道ではないと? それに、今回のセルバの一件。ロルフィスを支配下に置くためのもの。言い換えれば、侵略を仕掛けられたわけです。それを黙って許すと? ザインとしては、そんな国が国力を増大させるのは見過ごせません」

 今まで黙っていたダリオが立ち上がると、俺に凄い剣幕で怒鳴りつけてきた。

「一度勝ったからといい気になるな! ザインの弱兵とは違う、セルバの強兵の前にお前が勝てると思っているのか!」

 俺は笑顔で。

「えぇ、そうでしょうね。だから今度は兵数を揃えました。勝てる準備を整えたつもりです。第二王子殿下は、どうやら戦場をよくご存じの様子。帰って戦の支度をしたらいかがか? このライエル、戦場で御指南して頂きたいものです。さぞお強いのでしょうね。今から楽しみで仕方がない。ザインではろくな相手がおらず、退屈していたところです」

『アハハ、周りが凄い表情だね』

 俺は続けながら焦った。

(この眼鏡! 人に駄目出ししておいて、ここでも煽りやがった! 丸く収めるとか思ったら、逆に煽りやがった!)

 ダリオが青い表情をする中で、俺はいつでも逃げられる準備をする。スキル――コネクション――で繋がったメイに、逃げる用意をするように伝えた。

『メイ、雲行きが怪しくなった。頼む……逃げる準備をしてくれ!』

 メイは嫌そうに。

『……煽ったのはライエルじゃない? まぁ、いいけどさ。なら、助けにいくから待っていてね』

 周囲の鋭い視線に加え、騎士たちが今にも武器に手をかけそうだった。構えはしないが、腰を落としてすぐに動ける状態だ。

 すると、ダリオが床に崩れ落ちて尻餅をついた。

 王女殿下が。

「ダリオ様! ……この痴れ者を捕えなさい!」

 俺に向かって右手を向けた。長く、床に届きそうな紫の髪が大きく動くと、騎士たちが飛び出しそうになったところで、謁見の間の窓が突き破られメイが侵入してくる。

 麒麟の姿で。

 周囲の大臣、そして騎士たちがメイを見て腰が退けていた。

「き、麒麟だと!」
「麒麟が助けに来たのか? まさか……」
「ど、どうすればいい!」

 周囲が慌てる中、麒麟姿のメイが俺に近づいて来た。背中に乗れと首を振ってきたので、乗ろうとすると。

「ま、待たれよ! お前たちは武器を下ろせ!」

 ロンボルトさんが周囲の騎士たちを下がらせ、俺に待つように言った。ダリオは、メイが突入してきたところで気を失い、失禁してしまっていた。

 かがみ込んでダリオを抱きしめていた王女殿下の髪も濡れ、それに気が付きダリオを突き飛ばした。

「キャッ! ぶ、無礼な! 私の大事な髪を! だ、誰か拭く物を持ってきて」

 ダリオが床に倒れるのを見て、三代目が。

『愛が冷める瞬間を見た』

 また歴代当主たちが大爆笑をする。

 俺は、冷や汗が流れる中で、今後の事をどうするべきか思案するのだった。





 数時間後。

 俺はメイの背中に乗ってザインの首都を目指していた。

 ロルフィス側の書状には、セルバ侵攻に関しての詳細な書類も預かっている。あの後、すぐにセルバ侵攻を約束してきたのだ。

 もちろん、ロルフィスがザインと敵対することはない、という約束をしてからだ。

 細かな打ち合わせは俺以外が今後続けるだろうが、俺は書類の入った鞄を握って溜息を吐いた。

「なんだったんだ、あの謁見……」

 狂っているというか、自分がなんであのような事をしたのか……疲れており、精神的に不安定なのも関係していたのは確かだ。

 だが、普通に駄目だろう。

 そして、歴代当主たちもなぜか落ち込んでいた。

 順番に。

『うん、なんかごめん。笑いが止まらなくて……最近色々あったんだ。明日にでも説明するから』

『……終わってみると、なんであんな事をしたのか。後悔しましたよ』

『結果だけ見れば問題なかったけどな。あれだよ、あれ……疲れていたんだ』

『思い返すと無礼で恥ずかしいですね。もう忘れてしまいましょう』

 歴代当主が疲れる何かがあったのか?

 そう思いながら、俺は脱力したまま仕事が増えているであろうザインの自分の部屋へと戻るのだった。

 気持ち的に、戻りたくないとちょっと心の中で思った。

(でも、ノウェムに慰めて貰いたいかも……)
+注意+
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