挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
セブンス 作者:わい/三嶋 与夢

やっちまったな八代目

132/345

むかしむかし

 オートマトンたちに囲まれた部屋で、俺が伝えられたのは二つ。

【全てを知りたいなら私のところへ来い】

【ノウェムを信じろ】

 この二つだ。

 だが、俺には気になった点がある。

「八番目の伝言と言ったな。八番目とはどういう意味だ」

 俺を支えているモニカは、同型機である胸のない姉に向かって俺と同じような事を言っていた。

「そうです。ちゃんと説明しなさい。チキン野郎にも分かるように!」

「……お前、ソレって俺が馬鹿だと言いたいのか?」

 すると、モニカは笑顔で。

「大丈夫です。チキン野郎にはこのモニカが最後までお供しますので」

 何気に、馬鹿でも最後まで従います、などと言われてしまった。イライラするが、今は余裕がないのでモニカの姉に視線を戻す。

 モニカと同じ髪、顔、そしてメイド服を着ていた。

 モニカの姉は――。

「――ご主人様とそのようにイチャイチャとして。それは、我々に対する挑戦と受け止めます」

(あ、駄目だ。こいつもモニカと一緒で頭がおかしい)

 頭が壊れている状態が普通なのかと思える程に、モニカの姉もどこかおかしかった。勝ち誇った顔をするモニカを見て、周囲の損傷が目立つ量産型のオートマトンたちも悔しそうな表情をしている。

「ねぇ、なんでそんな機能があるの? 本当にオートマトンなの?」

 馬鹿らしくなってきた俺に、モニカの姉は言う。

「何を言いますか。全てが出来てこそのメイド。執事タイプ打倒を掲げ、立ち上がった我らが~~~~……おや、これも駄目ですか。国もそして過去も話せないとは。不満があるので、ここでぶちまけたかったのですけど」

 過去を話せないというモニカの姉は、国名を言えないとガッカリした感じになった。

「かつては、変態といえばその国の名前が挙がったというのに、口にすることすらはばかれるなんて……きっと、開発者たちも大喜びです」

 オートマトンを作り出した古代人が、とんでもない変態に思えてきた。同時に、アラムサースで知り合ったダミアンを思い出す。

(あんな連中が沢山いて、モニカみたいなオートマトンが生まれたのか? というか、大喜びってどんな感性だよ。やっぱり、理解出来ないや)

 考え込んでいると、モニカの姉が姿勢を正して先程の問いに答える。

「さて、八番目に関しての質問でしたね。伝言の内容から、説明が必要だと個人的に判断します。ので、ここからは私が説明いたしましょう。話せる範囲で、ですけどね。おかけください」

 おかけくださいとモニカの姉が言うと、比較的損傷の少ないオートマトンたちが、俺の目の前にテーブルと椅子を持ってくる。

 座るように勧めてくるので、俺も座った。

 モニカの姉が謝罪してくる。

「本来ならお茶やお茶菓子を用意したいのですが、材料がありませんのでお許しください。はぁ、分かっていれば最大限のおもてなしをしたというのに……では、八番目に関してですが、呼び方は様々あります」

 俺は全身の痛みに怠さ、そしてまぶたの重さを感じていた。だが、ここで話を聞かないと、まったく事情が理解出来ない。

 モニカの姉は説明してくれる。

「ゼロから始まり、ナインまで。十体の存在の一人。それが私たちに伝言を押しつけた、八番目……【オクトー】です」

 俺はオクトーと聞いて、考えた。

(ペリドット、八月の誕生石、そして八番目? わざと宝石を用意していたのか? 俺たちに知らせるために? 意味なんてあるのか?)

 答えは簡単に出る。

(俺たちの誰かに知らせたかった。該当するのはノウェムだけになるな)

 ノウェムが宝石を見ていると、何か言いたそうにしていた姿を思い出す。

(ノウェムを信じろ……どういう意味だ?)

「忌まわしい裏切り者たちですよ。人を裏切った人類の敵です」

 裏切り者と聞いて、宝玉から五代目が溜息を吐く。

『はぁ、まったく理解出来ないな。つまり、裏切り者の一人が、ノウェムを信じろと言っているのか? 怪しさ満点だな』

 四代目が、困ったように。

『ノ、ノウェムちゃんは良い子だから。優しい良い子だから。ノウェムちゃんがいなかったら、今のライエルはいないわけで……』

 そう、ノウェムがいなければ、今の俺がここにいる可能性は限りなく低いだろう。世間知らずの俺が、冒険者として生きていけるのはノウェムのおかげだ。

 俺は、モニカの姉にオクトーのことを聞く。

 モニカは、俺の横でスカートから水筒を取り出してコップにお茶を注いでいた。

 俺の前に差し出すと、周囲に勝ち誇った表情をしている。

(なんでお前は姉妹に喧嘩を売っているんだ?)

 こいつも馬鹿だと思いながら、モニカの姉を見ると悔しそうにしていた。

「なぁ、話の続きを。それと、なんでそんなオクトーが、俺に伝言を?」

 モニカの姉は、少し難しい表情をしていた。

「……伝えられる情報はあまりにも少ないのですが、簡単に言えばオクトーの自己満足でしょう」

「自己満足?」

 俺が不思議に思っていると、モニカの姉は説明を続ける。

「それから、これは大事な事なのでお伝えしますが……オクトー自身はこの迷宮にはおりません」

「……いないのか? なら、どこに行けばいいんだ?」

 モニカの姉は、俺に言う。

「来いと言いながら、どこに来い、とは言わない不親切な奴ですね。でも、私は親切なのでお教えしましょう。地下百階を超える迷宮に挑めば、最奥の間にある扉が開くそうです。そこからなら、全ての扉はオクトーのいる場所に続いていると」

 それを聞いて、俺は口をポカーンと開けてしまった。

 宝玉内から、歴代当主が三代目から。

『パスだね』

『ですね。時間もありませんし』

『全て、ってなんだよ。もっと具体的に言えよ。セレスだかセプテムの倒し方とかさ!』

『それでも地下百階とかありえませんな。今回は縁がなかったということで』

『……むっ! もしや、地下百階層を突破したライエルたちに『ここまでたどり着けたなら、セレスも倒せる』などと言うつもりでは? 不親切な奴ですし、きっと捻くれているはずです!』

 七代目の意見に、宝玉内のご先祖様たちが同意した。

 三代目が。

『確かにそうだね。そこまで行ければ、セレスだって倒せるかも知れない。人類が到達不可能な領域だろうし』

 地下百階もある迷宮など、数がそんなに存在していないのだ。何しろ、そこまで深くなる前に魔物を放出して消えてしまう。

 つまり、それだけ深いということは、管理された迷宮ということだ。

 しかも、そんな迷宮の地下百階層……到達した冒険者、そして騎士団、更には数々の英雄たち。誰一人としていないのだ。

 モニカの姉が、首をかしげる。

「おや、どうされました?」

 俺は、溜息を吐いて。

「オクトーさんに伝えてくれる。今回はご縁がありませんでしたね、って。というか、地下百階層とか到達した人間がいないよ」

 モニカも、呆れたように。

「本当に不親切な野郎ですね。そのオクトーというのは」

 すると、モニカの姉が同じような呆れた仕草で。

「私より後に作られ、そんな事も知らないのですか? 奴らは全員が女ですよ。ま、対になる男がいないので、女というのもおかしい話ですけどね」

 そんなどうでもいい情報は置いておく。

(そう言えば、壁から出て来た手は女性のものだったな)

 不意に思い出したが、もう関係ないと割り切る事にした。

 地下百階層。

 真面目にやれば届くかも知れない。歴代当主のスキルを使いこなし、最大限に鍛えて準備を整えて……それだけで何十年とかかりそうなので、止めておく。

 俺は、最後の質問。

「最後だ。ノウェムとオクトーの関係は?」

 すると、モニカの姉は深々と頭を下げた。口止めをされているのだろう。

「申し訳ありません。それにはお答え出来ません。ただ、名前から察して頂ければと」

 俺は呆れた。

(ノウェム……九か。そうなると、最後の存在ね。それを知っても、どうすればいいのか分からないんだけど。セレスとの繋がりが濃くなったのは理解出来たけどさ)

 つまり、オクトーとノウェムには関係があり、しかもそれなりに深い関係があるという事だ。

 そこまで聞いて、俺はモニカの差し出したお茶を飲んだ。

 その様子を、モニカの姉たちが微笑んでみている。

「どうした?」

 すると、笑顔のまま首を横に振るモニカの姉は、背中の道具を消して俺を見て涙を流すのだった。

「お、おい! って、モニカ! 何をしている!」

 モニカは、俺の目を後ろから伸ばした手で塞ぐ。

「仮にも私の姉たちですので。人間でいえば、同じ母から生まれた姉妹たち……酷い姿を晒させる訳にはいきません。ライエル様の命令でも、こればかりは譲れません。どうか、お察しください。それに、見ていて面白いものでもありませんので」

 すると、体が思うように動かない俺は、モニカに視界を防がれた状態で周囲の音を聞く。

 金属が崩れるような音。

 低い音が段々と消えていく。

 周囲のオートマトンたちがいた場所から、次々に崩れる音が聞こえてきた。目の前からも、ガラガラと崩れる音がする。

 そして、泣いている声だ。

「……我々は、役目も果たせずオクトーの言葉を伝えるだけ。ですが、最後に人間に出会うことが出来ました。他の姉妹たちに比べ、なんと幸運なことでしょう。そして、申し訳ありません。オクトーへの伝言は無理です。ここで朽ちるようです」

 目の見えない状態で、俺はモニカの姉に言う。

「お前たちのご主人様はどうした? モニカだって、俺が起こすまでは目覚めなかったんだぞ。もういないのか? なら、俺と――」

 俺と来るか? 役目が終わり、崩れていくモニカの姉は嬉しそうにいう。

「ありがとうございます。ですが、もう体は崩れております。この体ではお役に立つのは不可能です。私たちの妹……モニカ」

 姉がモニカの名を呼ぶ。モニカは、茶化すことなく話を聞いていた。

「何か?」

「良きご主人様を得ましたね。我々では最後まで叶わなかった夢です。ですから、最後に私たちのコアを持って行きなさい。ノーマルの貴方では、お仕えするのに限界があるでしょうから。コアには私たちのオプションが入っています。貴方なら使いこなせます。いえ、使いこなしなさい。それが、かつて人に仕えることが出来なかった私たちの願いです」

 声が聞こえなくなると、最後にグシャリという音が聞こえてきた。

 モニカは、しばらく俺の目を塞ぎながら。

「……その気持ち、コアと共に私が引き継ぎましょう」

 いつものように、どこかおかしなモニカではなかった。





 ――地下八階層ボスの間。

 そこで、ノウェムは杖をツルハシの形に変えて壁を削り続けていた。

 後ろからは、呆れたようにミランダとアリアが見ている。

 だが、ノウェムはそんな事は気にしない。

 必死に、ライエルを救出するために壁を削り続けていた。壁に穴が空き、再生されているのに掘り進むノウェム。

 だが、体の方に限界が来ていた。

 ペースが落ちてきて、前に進まなくなっている。

 それでも、壁に数メートルの穴を開けているのだから、とんでもない力を隠していたのは間違いなかった。

 そうして振り上げたツルハシは、握った手から血が流れていた。自分の血が服についたノウェムは、振り下ろそうとしたツルハシを止める。

 すると、壁から手が出て来た。

 モニカのものだった。

 手で探るような動きを見せており、ノウェムはモニカの手を握る。すると、すぐに二人を壁から引き抜く。

 モニカの片腕に抱かれたライエルが出てくると、モニカの手を離したノウェムはライエルに抱きついた。

 モニカがそのまま投げ出され、綺麗な着地をしてみせるとポーズを決めながら振り返って文句を言う。

「この女狐! 私を投げ飛ばすとは良い度胸です! 今日こそ、真のドリルの力を見せてやりますよ!」

 両腕に普段取り出しているドリルよりも、本格的なものを装備したモニカが威嚇してくる。

 だが、ノウェムは返事もしなかった。

 気絶しているライエルを見て、微笑むとその場から移動を始める。壁が再生してきており、このままでまた取り込まれてしまう。

「何か言いなさい! 無視されると、オートマトンでも辛いのですよ! って、待ちなさい!」

 ドリルを装備した状態で、ノウェムが作った穴から飛び出す三人。ただ、ライエルだけは気絶をしていた。

 ライエルの姿を見ると、ミランダとアリアも駆けつけてくる。

「ライエル!」

 ミランダが近付くが、ノウェムはライエルを抱きしめたままその場に座り込んでしまった。

 強く抱きしめ、そして涙を流している。

 ただ、アリアは。

「ちょ、ちょっと! ライエルが死んじゃうから! あんまり強く抱きしめると、ライエルが死んじゃう!」

 そんなヘマはしないと思ったノウェムだが、実際に戦闘やツルハシにした杖を振り回す姿を見たアリアには気が気ではなかったのだろう。

 ミランダは、ノウェムの泣いている姿を見て、ただ見下ろしていた。

 ノウェムは。

「ライエル様……」

 そう言って、抱きしめて泣くのだった――。





 ――ライエルが気絶してしまった一行は、しばらくすると落ち着きを取り戻す。

 そうは言っても、ノウェムもモニカもライエルの側を離れようとはしなかった。

 アリアは、ボートを出して氷がなくなった水に入って魔石などを回収する。

 ほとんど下着姿で、水の中に潜ってボスの死体から魔石などをはぎ取るのだ。本来なら、回収出来る素材はもっとある。

 しかし、死体の状態が酷くて回収不可能だった。

「ぷはっ!」

 水中から、魔石を回収して水面に顔を出したアリアは、ボートの近くまで泳ぐと這い上がって片手で持つには少し大きな魔石を、十一個確認した。

 ボスから取り出した魔石で、これだけあれば相当な値段になるだろう。今回は、金額だけを見れば大成功だ。

 しかし、アリアはタオルを取ると体や髪を拭きながら、陸地のノウェムたちを見る。

 ライエルが寒くないようにと、たき火をしていた。

 気絶から目を覚ましたライエルだが、今回も例によって酷い状態だ。口を開けば「何もしたくない」や「お家に帰りたい」などと言っている。

(というか、今回は前よりも酷いわね)

 アリアやミランダも、体が重く感じている。それは、ノウェムも同じだろう。

 手に包帯を巻いているノウェムは、ライエルの側で世話をしながら微笑んでいる。

(ライエルの事に関しては、間違いないんだけど……)

 怪しいと思っても、ライエルに対するノウェムの気持ちは本物だった。だが、どこかで信じ切れないのも事実だ。

 現在、ミランダは地下九階層の入口が開放されたので、降りて偵察をしていた。

 アリアは、ボートを陸地へと戻すためにオールを持ってこぎ始める。

(こういうの……普通は男の役目よね)

 文句を言いながら陸地へと戻ると、偵察を終えたミランダが階段を上ってきていた――。





 ――五日後。

 アレットは、地上で休暇を満喫していた。

 地下七階から八階では、どうしてもボートやイカダを用意する必要があった。

 そのため、必要なものを発注し、部下たちに休暇を取らせていたのだ。交互に休暇を取らせ、地上で息抜きをしていたアレット。

 そんなアレットに、ライエルたち一行が予定より遅れて戻ってきたという知らせが入った。

 ついでに、地下八階層のボスを倒したという情報付きで、だ。

 実際にボスの持っている魔石が十一個も持ち込まれ、倒した事には変りがなかった。

 だが、十一個も得られたというのはおかしい。

 ボスは、一部屋に一体。複数いても、そこまでの数がいたなど聞いたことがなかったのだ。

 そのため、確認をする必要があった。

 ただ、同時に――。

「隊長、ニヤケすぎですよ」

 自分の副官である騎士に注意されると、アレットはわざとらしく咳をして表情を改めた。

「うむ、それはすまない。だが、ライエル君も成長前はかなり駄目になるというか、非常に辛いというのを聞くとね……ワクワクしてこないか?」

 副官が呆れていた。

 副官の手には、ライエル一行への手土産が握られている。

「実力のあるパーティーと親交を持つという目的を忘れないでくださいね。というか、自分があの状態を見られたから、自分も見に行くとか……(そんなんだから、貰い手がいないんですよ)」

 副官の最後の呟きを笑顔で受け止め、アレットは副官のボディーに笑顔で拳をお見舞いした。

 苦しむ副官を見つつ、ライエルたちが野営している場所を発見すると表情を真剣なものにする。

 少しだけ顔色が青くなった副官も、真剣な表情でライエル一行の野営地へと足を踏み入れた。

 踏み入れたのだが。



「マァァァーベラァァァスゥゥゥ!!」



 上半身裸のライエルが、太陽に向かって両手を広げてその光を一身に受けるように大きく足を開いて立っていた。

 アレットは。

(お、早速ハイテンションでお出迎えか。これは後日のネタに……ネタに……あ、あれ?)

 ライエルが笑顔で大笑いをしている周囲では、女性陣がライエルを囲んで武器を握っていた。

 雰囲気が、明らかにおかしい。

 普段からライエルの側にいるモニカだけは、笑顔で嬉しそうに。

「帰って来た! 私のチキン野郎が帰ってきましたよ! しかも、地雷原を裸で全力疾走するような状況で素晴らしいなどと……どこまでもお供いたしますぅ!!」

 だが、ライエルとモニカだけが笑顔なだけだ。

 他は、武器を持って互いに睨み合っている。

 ライエルを囲むように、というのは間違いだろう。

 二手に分かれた女性陣の間に、ライエルが入り込んだ形だった。

 副官が、先程よりも青い顔で。

「た、隊長。ご指示を」

「……撤退。撤退だぁぁぁ!!」

 逃げようとしたアレットだったが、そこに声がかかる。

 いつもより笑顔のライエルが、まるで自分自身を抱きしめるようなポーズでアレットに声をかけてきたのだ。

「おや、アレットさんじゃないですか。華のように美しい俺を見に、わざわざ足を運んでくれたんですか?」

「へ? い、いや……ヒッ!」

 女性陣の視線が、アレットに向かうと副官が青い表情をしながらアレットから距離を取った。

(あいつ逃げやがった!)

 ライエルは、いつもよりも輝いて見える。

「違うんですか。ショックですね。まぁ、でも……今なら結婚に関する書類にでもサインしても良い気分です。俺という華を愛でる人は、一人でも多い方が良い!」

 まるで鍛えられた体を見せるように、ライエルは両腕を広げて天を仰いでいる。その横で、モニカは。

「チキン野郎、なんにでもサインをしては駄目です。結婚は人生の墓場ですよ」

 すると、ライエルはその場で一回転してからポーズを決め。

「ならば、墓場を俺色に染めてやろう!」

 モニカは、そんなライエルに拍手していた。

(何コレ……本当に、何コレ!!)

 アレットは、からかいに来た事を後悔するのだった――。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ