うんこをぶつけられたのでめちゃめちゃ腹が立った。
てか、ぶつけたヤツも手がえらいことになってる。ブラウン・イン・ハー・ハンドだ。
「ちょっと良子ちゃん! なんでボクにうんこぶつけたの!」
良子ちゃんはかなりイライラしてる。
「だってあんた、あたいと結婚してくれるってゆったのに何でいつまでたっても就職しないの!」
オレは痛いとこを突くなァと思った。
「いつまでもブラブラして! パチプロでメシが食える人は一握りなのよ!」
まさか小説家になりたいとは言えない。そっちの方が一握りだからだ。
「いやしかしその」
「もうあたい、あんたを食わしていくのに疲れたわ。別れましょ」
「えーーーーー!!!」
オレは困惑した。
「ボク、これからどうやって生活していけばいいの?」
良子ちゃんがまた道に転がってた犬のうんこをつかんだ。
「またぶつけられたい?」
「ひー」
オレは身構えた。
「もうやめてよ。うんこはやめてよ」
「それはこっちのセリフよ。もういいかげん、ヒモはやめて」
しばし、重たい空気がその場を流れた。
「わかったよ。わかった。オレ、もうヒモやめるよ」
「ほんとに?」
「ほんとだよゥ。だからお願い。うんこをほかって!」
良子ちゃんは考えてそしてうんこを道に捨てた。
「じゃー聞くけどこれからどうするつもり?」
「うん。小説で一発当てるかな?」
「は?」
良子ちゃんがまたうんこを拾った。
「わ。わ。よしてよ、良子ちゃん。オレ、真剣。真剣なんだ!」
「ふーん。なら、今まで何枚くらい書いた?」
オレは正直に答えた。
「五枚くらい・・・・かな」
良子ちゃんはオレの顔面めがけて思いきりうんこをぶつけた。
「ぎゃっ」
「いいかげんにしろよ!」
向こうの方から野良犬が走ってきた。
そして、道にうんこをした。
良子ちゃんは、もう一個ぶつけてやろうとそれをつかんだ。
しかし!
できたてほやほやだったので、手の中でつぶれてしまった。
「あーもう! くそ! くそ! くそ!」 |