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VS義妹な日々なのか?
作:菊太間郎



6日目 義妹の友達


「ねえ、義兄さん。」

「なんだ?」

「今日友達が家に来るから。」

「なるほど、俺はお邪魔と言うことか、まあいいさ。お義兄ちゃんどっかに行ってるさ。」

「あ、そういうことじゃないの。邪魔なのは本当だけど・・・義兄さんのことを紹介しようと思って。」

邪魔は本当なのか。

俺、なんか落ち込んできたかも。

ああ、我が理想の義妹シチュエーションはいづこへ・・・

「だから、家に居てね。」

「ああ、わかった。」

家のチャイムが鳴った。

玄関から戻った義妹の後ろには二人女の子がいた。

「あ、あの私、リカって言います。あ、あの、よ、よろしくお願いします。」

深々と頭を下げてくる。

う〜ん、なかなかいい子だ。

「ふ〜ん、これがアヤナの自慢の義兄さんか〜。あ、私はアリサ。よろしく。」

さっぱりした子だなぁ。

ん?自慢の義兄さん?

俺?

「ちょっと、アリサ!なにを変なこと言ってるのよ!」

アヤナが必死になっているかわいいな〜。

あんなアヤナ初めて見たよ。

「え〜だって〜。いっつもいっつも義兄さんの話してるじゃない。ねえ、リカ?」

こくこくと頷くリカちゃん。

「だから、それは愚痴言ってるだけじゃない!うざいとかキモイとか〜。」

ショックだ。

なんか、喜んでた分さらにショックだ。

お義兄ちゃんは、もう立ち直れないかもしれないよ

「あ、あの・・・落ち込まないでください。お兄さん。」

ああ、リカちゃん。

君は優しいんだね。

まるで君はネロとパトラッシュを迎えに来た天使のようだよ

さあ、俺を連れて行っておくれ・・・

「あ〜ほら〜アヤナがひどいこと言うから落ち込んでるよ?」

「も〜まったく・・・ってリカ!お兄ちゃんって!」

「え?あっ!」

はっとしたリカちゃんは顔を真っ赤にした。

ゆでだこみたい。

そうだ、今度たこ焼き買ってこよう。

「わ、私、一人っ子だからお兄ちゃんに憧れてて・・・つい・・・・」

真っ赤な顔でうつむいて言うリカちゃん。

う〜ん、これも一つの萌えか・・・

「あ〜じゃあ私はケイ兄って呼ぶ〜。いいでしょ、ケイ兄?」

二人の女の子が上目遣いに俺を見ている。

ああ、俺はなんて幸せ者なんだ。

おとなしいひかえめな妹 リカ

元気な明るい妹 アリサ

う〜ん、いい。

「ああ、いいとも。二人とも俺のことを兄と思ってくれたまえ。我が妹達よ。」

「義兄さん。ちょっと後で話があるから。」

アヤナが怒ってる。

怖い。

「アヤナ。私たちにケイ兄をとられて悔しいんだよね〜。ケイ兄にかまってもらえないから。」

「そ、そんなことあるわけないじゃない。なんで私が義兄さんに・・・」

アヤナがうろたえている。

ここは義兄として

1 一緒になってからかう → 後で殺される

2 ほっとく → 後で八つ当たりされる

3 義兄として一言いいことを言う → 好感度アップ

・・・・・3だな。

「アヤナ・・・・。」

「な、なに?」

「お前は、俺の大事なツンデレ義妹だ。」

うん。いいこと言ったな。

あれ?

アヤナもっと怒ってない?

なんか、俺に向かってきてるんだけど

「だ、だれが・・」

うん?手を振り上げてどうした?

「誰がツンデレよ!この変態義兄!!」

俺が意識を失う前に見たのは

目の前まで迫る拳だった。

俺が明日のジョーならここでクロスカウンターでもおみまいできるのだが

あいにく俺にそんな技量はない。

まあ、いいさ・・・・

俺はもう疲れたよ・・・・・パトラッシュ



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