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VS義妹な日々なのか?
作:菊太間郎



5日目 バイト


「じゃあ、俺行って来るから。」

「どこに?」

「バイト。」

「なんのバイト?どこでやってるの?」

「きんzy!!ダメだ!教えない。」

危うく教えそうになってしまった。

実は近所の本屋でバイトをしているのだが

そんなことをこいつに教えたらからかいに来そうで怖い。

「なんで?」

「来そうだから。」

「当たり前じゃん。行ってたっぷりと難癖つけるよ。」

「だからだよ。」

ちぇ〜っと言いながらテレビの前でプリンを食べる義妹

うん、そのプリン俺のだけどね。

「でさ、義兄さん。」

「なんだ?」

「バイト代もらったら何買ってくれるの?」

「なにを言っておるか。何も買ってなんぞやらんぞ。」

「え〜ケチ〜。甘いものがほしい〜」

「ちなみに今食べているプリンは俺のだけど。」

「早く行かないと遅刻するよ。」

うまくかわされたが、確かに遅刻しそうだった。



そして、バイトが終わる時間になると

本屋に誰かが入ってきた。

「いらっしゃいま・・・せ。ってお前がなぜここにいる!」

そこにいたのはやつだった。

「うん?この人に連れてきてもらった。」

義妹の後ろから現れたのタクヤだった。

「なにをしている。」

「うん?いや、お前んちに遊びに行ったらバイトだってこと忘れててさ。家に帰ろうとしたらアヤナちゃんに案内してくれって言われたから。」

余計なことをしおって

当の本人の義妹はというと、本屋の中で本を見ている。

おや?店長が出てきた。

うん?義妹と話してるぞ。

おやおや?なんだか意気投合してるぞ?

「はっはっは、いやぁ君は実に話の分かる子だね。」

「このくらい常識ですよ。それはそうと、義兄がいつもお世話になってます。」

「義兄?ああ、君がケイタくんの義妹のアヤナちゃんか。」

「はい。」

「まあ、いつでも来るといい。君とは話が合いそうだ。」

「はい。じゃあ、義兄さんのバイトの日はできるだけ来させてもらいます。義兄さんのバイトの日を教えてもらえませんか?」

なんか、バイトの日をメモしてるんだけど

「うん、じゃあ。僕は仕事があるからこれで。ケイタくんもいい義妹をもったものだ。」

「いえいえ、私こそ、からかゲホッゲホッ、優しい義兄で幸せです。」

今あいつ絶対からかいがいがあるって言おうとしたよ。

なんか、こっち見てにやりとしてるし

そのときぽんぽんとタクヤが俺の肩をたたいていった。

「まあ、なんだ。いい義妹さんを持ったな。同情するよ。」

ああ、そうだな。

よく考えると

「お前が余計なことをしたからだ!」

タクヤの頭を一発殴った俺は

これからのバイトの時間のことを考えながら

おもむろに本を一冊手に取り

レジに向かった

「630円です。」

店長にアルバイト情報誌の代金を渡すと

ぎゃーぎゃーと騒ぐ義妹と

哀れみの目を向けるタクヤに挟まれて

とぼとぼと帰った。


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読者の方々のおかげです。
ありがとうございます。
これからもがんばって書いていくので、よろしくお願いします。











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