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レベルリセッター ~クリスと迷宮の秘密~  作者: ブロッコリーライオン
3章 飛躍 十歳冒険者見習い編
47/70

47 門出

 いつものように日が昇る前、僕は大きな欠伸をしながら、背がもっと伸びるようにと願い目を覚ました。

「本当にこの日が来たんだね」


 他の人からすればいつもと変わらない普通の日だけど、僕にとっては色々な事が大きく変わる、そんな日がついにやってきたのだ。


 それはようやく冒険者ギルドへ登録が出来る十歳の誕生日を迎えたからだ。


 まぁ昨日もいつもみたいにゆっくりと眠ることが出来て、緊張することもなかったのは僕らしいけど……。

 僕はベッドから出て、まだ眠っているだろうホワイトのホーちゃんへ、いつも通り“おはよう”と【意思疎通】をしてから、地下の訓練場へと向かう。

 ゴロリーさん達の家に来てからもう丸三年もお世話になっているから、迷うこともない。



 訓練場に着いた僕は、まずストレッチをして、まだ起きたばかりで固くなっている身体をほぐしていく。

 そして【魔力循環】をしながら、ゆっくりと走って身体を本格的に起こしていく。

 こうすることで瞬時に身体が動かせて、不用意な怪我が減るのだとゴロリーさんが教えてくれた。


「今日もいつも通りだな」

 そう言ってゴロリーさんが訓練場に入ってきた。


「おはようございます。ゴロリー師匠」

「ああ。じゃあ今日の打ち込みをそろそろ始めるか」

「はい」

 僕はいつも通りゴロリーさんへ向けて、剣で打ち込んでいくのだった。


「おっ、また少しだけ身長が伸びたな」

「えっ!? 本当ですか?」

 僕の身長は九歳になってから徐々に伸び始め、先月になってようやくレベッカとマリンに追いつきそうだったから、もしかしたら追いついたかもしれない。

 密かに同じ歳の二人が僕よりも背が大きくて、もしかしたら僕は二人に追いつけずに小さいままかもしれないと思っていたから、凄く嬉しかった。


「ああ。前はもう少し攻撃の位置が低かったが、ようやく腹の位置へ攻撃出来るようになってきたな」

 ゴロリーさんがそう教えてくれたことで、僕は嬉しくなって攻撃の回転率を上げていく。


 朝の訓練は、相変わらず打ち込みだけだけど、ようやく武器に振り回されるということもなくなり、しっかりと振れるようになってきた。

 修行を始めて暫くはゴロリーさんの膝にしか打ち込みが出来なかったし、武器も同じように振っているつもりでも、同じ軌道で振れることは滅多になかった。

 だけど修行を始めてから三年が経ち、しっかりと武器が振れるようになってきたし、今ではようやくゴロリーさんのお腹までなら届くようになってきている。


 すると訓練場へエリザさんが姿を見せた。

「おはようございます、エリザさん」

「おはよう、クリス君。今日は訓練を早めに切り上げて、朝食の前に冒険者ギルドへ行って、冒険者登録をしてきた方がいいわよ?」

「そうなんですか?」

 てっきりいつものように朝食の準備が出来たのだと思っていたから驚いた。


「ええ。昨日は説明し忘れていたけど、もう少しすると、冒険者達が一斉に依頼を受けに行くから、混雑してしまうのよ」

「そうなんですね。じゃあゴロリーさん、冒険者ギルドへ行って来てもいいですか?」

「ああ。(ただ)し、冒険者登録したら依頼は受けずに真っ直ぐ帰って来いよ」

 事前に今日は冒険者登録をするだけと決まっていたのだった。


 本来はお昼ぐらいに冒険者ギルドへ冒険者登録をしに行けばいいのだけど、その時間帯の冒険者達は新人冒険者をいじめる人が多いらしくて、面倒なことになりやすいらしい。

 その為、早朝に冒険者登録をするのだと、昨晩に話をしたけど、まさかこれほど早い時間だとは思ってもみなかった。


 だけどゴロリーさんとエリザさんの言うことに間違いはないので、直ぐに冒険者ギルドへ向かう準備を始めた。

「冒険者登録が終わったら、今日は“エドガー食堂”で朝食にするから、間違えずに店の方へ集合だぞ」

「はい」

 そういえばエドガーさんの料理、最近食べてなかったなぁ~。

 そんなことを思いながら、準備を整えた僕は、ゴロリーさんの家を出て、まずは大通りを目指して歩き出した。


 外へ出るとまだ日は昇っておらず、薄暗い中を歩くのはとても久しぶりのことだった。

「まだちょっぴり寒いかな」

 自然と零れ落ちた呟きで、僕はティアのことを少しだけ思い出した。


 ティアと再会したあの日から、ゴロリーさんとエリザさんの修行は少しだけ厳しくなり、ゴロリーさんは騎士団のシュナイデル隊長と一緒に街の見回りすることが多くなっていった。

 その頃、僕が迷宮へと行くことは認めてくれていたけど、外出する場合はゴロリーさんとエリザさんのどちらかと一緒じゃないと、外出を禁止にされた時期があった。


 詳しいことは話してくれなかったけど、それから暫くして、シュナイデルさんがスラム街と通じていた騎士達の証拠を次々と探し出し、誰であっても容赦なく取り締まっていった。

 ジュリスさんが言うには、これにはティアの実家が深く関わっているみたいで、シュナイデルさんが騎士隊の一部隊長から、このファストリードの街に在中する騎士団の団長へと抜擢されたことと何か関係があるらしかった。


 シュナイデルさんが団長になると、僕の外出制限も無くなり、元通り一人で迷宮へと向かうことも認めて貰えた。

 そしてそれ以来スラム街の人達に追われることもなくなったから、いいこと尽くめだった。

 そんなことを思い出していると、冒険者ギルドが見えてきた。


「よし、まずは冒険者登録だ」

 僕は冒険者ギルドの扉を開いた。


 するとまだ日が顔を出するかどうかの時間でも、冒険者が何人もいるようだった。

 僕はカウンターを確認すると、会いたかった人を発見したので、近づいて声を掛けた。

「おはようございます。冒険者登録をしたいのですが、お願いしてもいいですか?」


「えっと、私が担当でいいのかしら?」

 マリアンさんは昔と違って、少し雰囲気が暗くなっている気がした。


「はい。もしマリアンさんがいなければ他の人にしていましたが、僕の担当して欲しい人は五年前からマリアンさんでしたから」

「えっと? どこかで会ったことがあったかしら?」

 どうやら僕のことは忘れてしまっているみたいだった。


「はい。僕の名前はクリストファー、クリスです。五年前に冒険者登録したいと無茶を言い、法外な訓練のお金を払わせることを止めてもらった子供です」

「あ、もしかしてあの時の……そっか、もう五年も経つのね」

 マリアンさんはそう言って僕を懐かし気に見つめた。


「はい。僕はマリアンさんに迷惑を掛けてしまった。だから僕が冒険者登録する時にマリアンさんがいてくれればと思っていました。出来れば専属担当になっていただきたいのですが?」

 専属になってもらえれば、少しは恩が返せると思う。 


「えっと、冒険者登録しても見習い中は……もしかして専属担当にする意味を理解しているの?」

「確か冒険者登録をした受付の方は、その冒険者の手数料を半分を受け取ることが出来るんですよね? それと冒険者が専属受付嬢を指名している場合、冒険者ギルドはそれを受理する義務がある……でしたっけ? 僕の師匠が教えてくれました」

「ええ、クリストファー君の申し出は嬉しいけど、それなら悪いことは言わないから、他の担当にした方がいいわよ」

 マリアンさんはそう言って他の受付の方が来るのを待つように言う。


「何でですか?」

「私が手続きした冒険者は、よくない事が起きるって数年前から噂が立っているからよ。せっかくこれから冒険者になるんだもの、縁起は大切にした方がいいわ。他の冒険者達からも敬遠されてしまうし……」

 “スラムと冒険者達が絡んでいる”って、ゴロリーさんが言っていたけど、たぶんあの受付の人も仲間なのかもしれないね。


「マリアンさん、僕は【幸運】のスキルがあるから、マリアンさんの良くない噂なんて僕が全て追い払いますよ」

「……本当に私でいいの?」

「はい。マリアンさんがいいです」

 するとマリアンさんは天井を見上げながら“ありがとう”そう呟いた声が聞こえた。


 それから少しして、僕の冒険者登録が始まった。

「えっと文字は書けますか?」

「はい。あ、出来れば今まで通り接してもらえると嬉しいです」

「う~ん、人があまりいない時だけね。この紙に書いてあるところを記入してもらえるかしら」

 少し困った顔をして笑いながら、マリアンさんはいつもの話し方にしてくれた。


 そして名前、種族、性別、年齢、攻撃スタイルと魔法の有無を記入する欄があった。


「攻撃スタイルと魔法の有無も記入が必要ですか?」

 これは手の内を晒してしまうようなものだと思うから、出来れば書きたくなかった。


「無くても構わないわ。でもパーティーを組むなら、書いてあった方が便利よ」

 信頼出来る仲間を能力で探せるのかな? 僕ならそうじゃないと思うから、記入しなくてもいいかな。

「う~ん、それなら大丈夫です。これでお願いします」

「クリストファー様、人族、男性、十歳で間違いないかしら」

「はい」

 確認が済んだところで、マリアンさんは冒険者カードに情報を書き込んでいく。


「それじゃあこちらのカードに血を一滴垂らすか【魔力操作】で魔力を流してくれる?」

 僕は周りを確認すると、誰もこちらを見ていなかったけど、念のため血を付けるフリをして魔力を流した。

 すると冒険者カードが発光したので、マリアンさんへ渡すと、受付で何かを操作して、冒険者カードの登録が終わったみたいだった。

「これで完了ですか?」

「ええ、それで冒険者カードを見てもらえるかしら」

 マリアンさんに言われた通り、冒険者カードを見ると、上から順番に名前、種族、年齢、レベルが記載されていた。

「開示したくない情報はカードをみながら隠したい! そう念じると隠れるようになるからね」

 僕は冒険者カードを確認してレベルを隠した。


 その時に裏面にも何か書かれていることに気づく。

「この裏面のHランク〔0/0/10〕って、なんですか?」

「それは現在の冒険者ランクと受注数と達成数、ランクアップに必要な達成数になるわ」

「分かりやすいんですね」

「もちろんそれを隠すことも可能よ。ただ依頼者によって開示する義務がある場合もあるから、出来るだけ達成するように頑張ってね」

「ちゃんと達成出来る依頼を受けることにします」

「クリストファー君、冒険者になったからと言っても、まだ見習い期間なんだから無茶をしてはいけないわよ」

「はい」

 その後マリアンさんは、冒険者ギルドの規則と一緒に注意事項を丁寧に教えてくれた。


 ・ギルド内での私闘禁止。注意で聞かない場合には罰金、冒険者ランクのダウン。最悪の場合奴隷になることもあるらしい。

 ・依頼を失敗した場合には罰金や違約金が発生することもあり、払えなければ借金奴隷になってしまう可能性があること。

 ・迷宮にもランクがあり、冒険者ランクが足りないと迷宮探索の許可が下りないこともある。(例外あり)

 ・冒険者のランクはHからスタートしAランクからA、AA、AAAと上がる。最高ランクはSSS。

 ・ギルド外での私闘にギルドは責任を持たない。

 ・ギルドポイントはHランクを除き迷宮の魔物が落とす魔石、ギルド指定ドロップアイテムでポイントを稼ぐことが出来る。また迷宮を踏破するとポイントが一気に溜まりランクが上がる。但し認知されていない迷宮は別。

 ・Hランクは個人、パーティー関わらず十回の依頼を達成するとランクUPし、Eランクへの昇格からギルドポイントを溜めると試験が行なわれ、試験に合格すれば昇格となる。

 ・冒険者を引退以外で三年以上休むとランクダウンし、その後、一年ごとにランクダウンして最終的に除籍となる。

 ・再登録、カード紛失の場合は金貨一枚のペナルティがある。

 ・指名依頼はBランク以上から指名される。

 ・冒険者ギルドは魔大陸を除く世界中の町以上の場所に必ずあり、魔力ネットワークなるもので情報を送受信しているので、違反者が違う街のギルドで新たな依頼を受けることは出来ない。

「これが冒険者ギルドの大まかな説明よ」

「ありがとう御座います。とても分かりやすかったです。マリアンさんは明日もこの時間帯で勤務されていますか?」

「ええ」

「じゃあ出来るだけこの時間帯に来ることにしますね」

「今日は依頼を受けなくてもいいのね?」

「はい。今日は登録だけと約束していますから」

「クリストファー君、またね」

「クリスでいいですよ。それじゃあマリアンさん、また明日来ますね」

「ええ」

 こうして僕は冒険者ギルドから出て少し歩いたところで、冒険者の人達が冒険者ギルドへと入っていくのが見えた。


 ちょうど良かったなと思いながら、お腹が空いた僕は“エドガー食堂”へと急いだ。


「おはようございます」

 僕が“エドガー食堂”のスイングドアを開くと、パン、パン、パンという音がお店の中に響いた。

 お店の中には僕がお世話になっている人達がいたことに僕は驚いて固まってしまう。


 僕がびっくりしていると、ゴロリーさんとエリザさんが、声を掛けてきてくれた。


「皆がクリスの十歳を祝いたいと言ってな。どうせ迷宮へ潜るんだろうから、祝ってから送り出そうということに決めていたんだ」

「冒険者ギルドへ行ってもらったのは、準備があったからなのよ。無事冒険者登録は出来たかしら?」

「あ、はい」

 すると皆が一斉に“おめでとう”と声を掛けてくれるのだった。


 エドガーさんとレイシアさん、ミレーヌちゃん。

 メルルさん、カリフさんとニール君。

 親方にマイクさん、レナンドさん、ピケットさん。

 イルムさん、マリエナさん。

 シュナイデルさんとジュリスさん皆が、僕の誕生日をお祝いに来てくれた。


「誕生日おめでとう」

 そして代表してゴロリーさんが祝いの言葉を掛けてくれた。

 僕はとても嬉しい筈なのに、涙が止まらなくなってしまう。


「よく犯罪に手を染めず、腐ることなく、この日を迎えてくれた。思えば五歳からとても聡い子だったけど、親元から離れて辛かっただろうが、泣き言を言わずに、努力を怠らなかったクリスを俺は誇りに思う」

「ゴ、ゴロリーさん」

 皆がニヤニヤしているけど、僕は涙が止められない。


「グスっ。皆さんのおかげで、本当に皆さんのおかげでスラムに行かずに、今日までちゃんと生きてくることが出来ました。ズズゥ」

 きっとここにいる皆と出会うことが無ければ、僕がどんな能力を持っていたとしても、ちゃんと真っすぐに生きてこられなかったと思う。


「賄いをくれたゴロリーさん、魔石を換金してくれたメルルさんがいなければ、僕はスラムに行くしかなかったです」

 服を買えたのも、お腹を空かせずに済んだのも二人のおかげだった。


「エリザさんがいなければ、五歳の冬を僕は越えられなかったでしょうし、親方が雇ってくれて、マイクさん、レナンドさん、ピケットさんが仕事を教えてくれたことで、最低限の武器や防具の修繕が出来るようになりました」

 四年間……ずっと面倒を見てもらってきた。


「イルムさん、マリエナさんのおかげで、少し無理をした訓練にもついていけるようになりました」

 きっとイルムさんがいろんな話を聞かせてくれなかったら、僕は誤った冒険者になっていたかも知れないし、マリエナさんのポーションが無ければ、訓練を続けてこられたか怪しい。


「シュナイデルさんとジュリスさんのおかげで、スラム街の人達から追われることもなくなりました」

 二人が剣技を教えてくれなければ、これからの迷宮探査はとても苦労しただろうし、きっとたくさん攻撃を受けることになったはずだ。

 魔物の一撃で冒険者でいられなくなった人がいるのだから、二人には感謝してもしきれない。


「僕にとってゴロリーさんと親方はお父さんで、エリザさんはお母さんで、メルルさんはお姉さんのような存在でした。ここにいる皆さんが僕の家族だと思っています。今まで育てていただき、ありがとう御座いました」

「クリス、門出でなんだから、いつまでも泣いてるな」

 目を真っ赤にさせたゴロリーさんが口を開くと、次々に声が上がる。


「そうよ。しんみりしちゃったじゃない」

 メルルさんも僕みたいに泣いていた。


「おう。今日は飲むぞ」

 そう言って親方は持参していたのかお酒を飲もうとするのを、マイクさん達が止めていた。


「おい、オマエら。酒が駄目なら、あれを出せ」

 親方がそう言うと、マイクさん、レナンドさん、ピケットさんが、片手剣と小盾、皮鎧と篭手と脛当てとブーツを渡してくれた。

「私からも、はい」とメルルさんから渡されたのはフード付のローブだった。


「あの? これはさすがに貰うのが躊躇われるのですが……親方。メルルさんも」

 見たこともないぐらい凄い武具だということが直ぐに分かる。


「うるさい。受け取っておけ。今のオマエには片手長剣になるかもしれないが、ミスリルで作ってある。クリスが【抽出】したものを使っているだけだから、遠慮するな」

 ミスリル……たぶん普通に買ったら途方もない金額の筈。

 カリフさんが苦笑いを浮かべているのがその証拠だ。


「小盾は【魔法反射】が付与されてるし、鎧とかはBランクのブラックオーガの皮で作って【サイズの自動調整】が付与されてます。メルルさんのそれにもCランクのシャドウウルフの皮に、魔法付与で【温度調整】と【隠密】【周囲同化】が付いています」

 マイクさんが武具の説明をしてくれるけど、もう僕の頭はこんがらがっている。


「まあ成人までに使い潰せよ。俺はオマエに期待している。そしたら今度は俺の最高傑作を作って渡すからな」

「クリス君なら装備品を自分の力だと勘違いしないと思うから渡すんだからね」

 グランさんとメルルさんは本当に職人さんの目をしていた。


 きっと金貨数十枚でも足りない装備だ。

「分かりました。無理をせずに五年以内に迷宮を踏破してみせます。最強には憧れませんが、踏破者を育てたと自慢出来るように稼ぎます」

「頑張れよ」

「期待しているわ」

「飯の用意は任せとけ」

 こうして最高の誕生日プレゼントをもらった後で、ゴロリーさんとエドガーさんの作ってくれた料理を堪能した。

今日は今まで生きてきた中で一番嬉しい日になった。

 そして僕は皆に見送られて、迷宮へと向かうのだった。


お読みいただきありがとう御座います。

書いていて、中々切れず、雑になってしまった部分もあります。誤字脱字に関しては明日訂正させていただきます。


分割にすれば良かったと後悔してます。

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i306823
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