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第十四話 あの人は今
 第十四話 あの人は今
 
 
 
 
 
 「俺様の部隊が全滅だと!? マジかよ。」
 
 
 
 そう言ったのは、一見するとヒトの青年にも酷似した顔付きの、背中にグリフォンの翼を持つ者である。
 
 
 
 「ハァーッハッハッ・・・腕のたつのが来たという事か。こりゃあワシらも出撃じゃのう、フォカロールよ。」
 
 
 
 「うっせえよハトジジイ!! テメーは戦いたいだけだろうが!!」
 
 
 
 「そりゃあそうじゃい、どれだけ振りの実戦だと思うておるか!!」
 
 
 
 そんな話をするニ体を尻目に、もうニ体もまた、少し離れた部屋の隅で会話を行っていた。
 
 
 
 「多分、俺達も出る事になるだろうけど、お前は無理せず後方支援だ。分かってるよな。」
 
 
 
 こう言っているのは、一般的なグリフォンフェイスに赤いたてがみを付け、獅子の体に、通常のニ割り増し程の翼を持つ男、ヴァプラである。
 
 
 
 「はい・・・ですが・・・。」
 
 
 
 「何だ? まだ戦う事に抵抗があるのか? 大丈夫だって、お前は俺らと同じ四天皇してんこうの一員だろうが、ストラス。」
 
 
 
 ストラスと呼ばれたのは、表情にまだあどけなさを残す、グリフォン兵士らと大差のない姿の少年。ただ、目の周りが赤色をしているという点が、他の者との違いである。
 
 
 
 「しかしまだかのう、出動は・・・。」
 
 
 
 「オイ、ジジイ、相手は化物だぜ? あれだけの兵を始末したらしいからな。しかも、たった一体でらしい。」
 
 
 
 と、その時、兵士が一人入室して来る。
 
 伝令係の者であろう。
 
 
 
 「ベリアル様よりご命令です。“四天皇は直ちに出撃し、敵を撃破せよ。見事これを完遂した者には十二分の報酬と、地位、名誉を与えるものとする。”以上であります。」
 
 
 
 「そうか出撃か、よぉし、ワシはすぐ行かせてもらおう。久し振りの戦じゃい、長く楽しまねばのぅ。」
 
 
 
 と、ハトジジイことハルファスは真っ先に、黒色のマントを翻し、意気揚々と部屋から飛び出した。
 
 
 
 「フン・・・まぁ、せいぜい高くふんだくってやるさ。」
 
 
 
 フォカロールもまた、彼の後を追う様にここを出ていった。
 
 伝令の者もまた、一礼をし、恐らくは戦線に復帰しにゆくのだろう。
 
 そしてヴァプラも、ストラスに行くぞ、と言った。
 
 
 だがストラスはハイとは言わず、代わりに
 
 
 
 「・・・これから戦場に行って、死ぬかもしれないのに何故・・・皆、やる気で行けるのですか? 僕は・・・その・・・怖くてたまりません。」
 
 
 
 と、自らの震える、鳥獣族特有の細い足を示した。
 
 
 
 「おいおい、しっかりしてくれよ・・・四天皇の一人がこれじゃあ、兵達の士気が落ちちまう。お前、実力でなったんじゃねぇか、大丈夫だよ。
 
 活躍すりゃあ報酬だって出るぜ・・・しかも十二分ときた。・・・ほら、もっとヤル気出してこうぜ、なっ。」
 
 
 
 その言葉に、ストラスは益々目を曇らせ、消え入りそうな声でヴァプラから目を、顔を背けつつ言う。
 
 
 
 「そんなもの・・・何になるというのですか。命を・・・落としてしまえばそれまでなのに。今回は、何だか悪い予感がします。」
 
 
 
 立場とは矛盾した言葉。思っていても、決して口に出してはならないとさえされている事を、彼は口にしている。
 
 どうせ・・・先輩に怒られる、怒鳴られる・・・。
 
 そう思いストラスは恐る恐る顔を上げると・・・予想に反し、穏やかな、慈愛に満ちた顔がそこにあった。
 
 
 
 「だったら、何でお前は軍に居るんだ?」
 
 
 
 「・・・・・・それは・・・・・・。」
 
 
 
 「ハルファスのじいさんは、単純に強い奴と戦いたいからだそうだ。フォカロールはな、金だ。静かな所に別荘でも建てて、婚約者と優雅に暮らしたいとか言ってたしな。
 
 んで、俺は・・・ガラにもないんだが、人の役に立ちたいとか思ってな・・・どこで間違えたんか、気付いたら四天皇だ。・・・で、お前の、ストラスの答えは何だ? よぉーく考えてみろ、訳があるんだろ?」
 
 
 
 理由・・・。
 
 生物が争うのは、理由があるからだ。
 
 ただ敵を殺せばいいとする者にも、何故そうしたいかという理由が存在するし、訳がある。
 
 
 彼もまた、頭の中では答えが出ている。ただ、それはさっきと対照的に口に出せない。
 
 口に出せば、それが安っぽい理由になってしまうとストラスは思ったからだ。
 
 
 
 (今、恐れている場合じゃなかった。)
 
 
 
 こうしている間にも、兵士達が命を散らしてしまっているかもしれない。
 
 取り返しのつかない事になっているかもしれない。
 
 だけど・・・いや、だからこそ!!
 
 
 
 「・・・行きましょう先輩。これ以上、やらせません。」
 
 
     ・
 
 
 それは急な出来事であった。
 
 突然、使者が現れ、用件だけ告げたかと思うと、すぐに帰ったいった。
 
 
 その用件・・・命令を受けた彼は、すぐに準備にとりかかる。
 
 
 
 「ねぇ、アベル。何だったの今の?」
 
 
 
 そう問うて来たのは、バンシーのステア。
 
 一見、年の頃十四、五にも見える、外見と喋り方だけは少女の女性。
 
 
 
 「軍からの指令・・・とだけしか言えないのです。申し訳ありませんステア殿。」
 
 
 
 「ふ〜〜〜ん、そうなんだ・・・。」
 
 
 
 明らかに、不服を訴える表情。目でステアは、グリフォンのアベルに抗議していた。
 
 
 
 「うっ・・・ま、まことに申し訳ない・・・。」
 
 
 
 目を見てはいけない。決して。そう自らに言い聞かせねばならない程、一瞬で窮地に立たされた彼。
 
 アベルは意志の弱い男ではない。弱い訳ではないのだが、惚れた弱みと言おうか・・・惚れた相手だけではなく、女性全般に対し脆さを発揮してしまうのだ。
 
 
 
 「何故、言えない? さっさと言わねば女をとり逃し、その上で氷柱にされても文句は言えぬぞ?」
 
 
 
 二人の間に割って入って来たのは、フローズンクイーン事、フリムニア・オブ・クイーン・スノーラウンドである。
 
 彼女は典型的な、その名の示す通りの氷の女王で、日本において見られる雪女の様に、肌は水色をしている。
 
 身に付ける服は、もちろん着物などではなく、王族である事を象徴しているかの如き、凄まじいヒラヒラの量の純白ドレスである。
 
 
 
 「いや、フリム殿・・・軍事機密があって・・・。」
 
 
 
 「やかましい、妾は王家の者ぞ。貴様如き下朗の遥か上の存在ぞ。機密なぞ、妾の前では無効じゃ無効!! 隠し事を妾にするでないわぁ!!」
 
 
 
 彼女は単純に、自分に対し秘密を作られるのが嫌な様だ。
 
 
 元々、女性からの頼まれ事、命令をほとんどされた事のない彼にとって、今の状況は右も左も前も後ろもない・・・一寸先は闇どころか獄界であった。
 
 
 
 「ぐぐっ・・・デュドネ殿、彼女らをどうにか・・・。」
 
 
 
 「ほっほっほっ・・・だってぇ、ワシにはぁ関係ないしぃ〜みたいな〜って言うんじゃろ? 今。」
 
 
 
 さて、この崩壊気味の若者言葉を操るのは、本名ジュヌヴィエーブ・デュドネ。元バアさんの魔女・・・ウィッチである。
 
 イーザといろいろあって、今は若くピチピチ(死語)している。
 
 
 
 「ねぇアベル、お願い。ボク、誰かが秘密持ってるなんて嫌なの・・・この通りだから。」
 
 
 
 そう言い、頭を垂れるステア。
 
 
 
 “貴様ァ、あのステア殿が頭を下げ、ここまで言っているのだぞ。機密がそんなに大事か、この優柔不断のボケタレがぁぁー、んなもん、ステア殿の為ならクソ喰らえじゃぁーい!!”
 
 
 
 本音アベルが、強大な力を得る。
 
 
 
 “いや、だって・・・機密だし、第一ステア殿達を巻き込む訳には・・・。”
 
 
 
 軍人アベルが弱々しく言う。
 
 
 
 “いいか、私よ。私が彼女らに機密を喋ったところでだ、彼女らが余計な事を言わぬ様に釘刺せばいいんだよ。大丈夫、そうすれば他人には分からないって。”
 
 
 
 “それもそうか・・・。”
 
 
 
 あっさりと、脳内満場一致。機密をいとも簡単にドブへ投げ捨てた。
 
 
 
 「分かりました・・・内容とは、私の本国、ネツァクが襲撃を受けているので、早急に帰還せよと・・・いう事でした。」
 
 
 
 「・・・随分とのんきな話じゃのぅ・・・それは。」
 
 
 
 「うむ・・・自国の危機にも関わらず、わざわざこんな所にまで知らせに来た事といい、まだ余裕があるのか?」
 
 
 
 「そうだよね・・・アベル呼ばなくても、結構兵隊がいるんだったら十分なのにね・・・。」
 
 
 
 一人、焦点のズレているステアに、皆は一度視線を集め、戻す。
 
 
 
 「あれ? ボク今何か変な事言った?」
 
 
 
 デュドネの言う、のんきというのは、遥か上空に存在する転位ゲートまでの距離、そしてゲートからネツァクまでの距離を考えた発言で、事実、いくらスピードに優れるアベル達グリフォンだろうと、ここからならば半日近く必要とし、さらにそこからネツァクまでが半日。
 
 計、約一日かかる計算になる。
 
 つまりは、一兵士に一日掛けて戦線に加われと言うのと同意義なのだ。
 
 ネツァクは小国らしいから、一日も掛ければ戦況はほぼ、勝ちか負けかになっているのではないか。
 
 この事から、恐らくはまだ戦闘になっていないか、それともアベルは戦況を左右しかねない力を有しているか・・・。
 
 まあ、後者はないだろう・・・とか、デュドネとフリムは考えた。考えていたのだが・・・。
 
 
 
 「二時間以内の帰還です。」
 
 
 
 その言葉により、二人の可能性は覆えされたのだ。
 
 
 
 「そりゃあ・・・無理じゃろ。」
 
 
 
 「だな。全く何を考えておるのか、計算も出来んか?」
 
 
 
 「何で無理なの? そんな遠い所なの?」
 
 
 
 再度、全員の視線を一斉に受けるステア。
 
 
 ゲートについては、一般常識とまでは言わないにしたって、人外の存在であれば少なくとも一度はゲートを通過し、この人間の世界にやって来ている筈で・・・・・・・。
 
 
 
 (そういえば・・・。)
 
 
 
 デュドネは元、人間・・・そして聞けば、ステアは生まれも育ちもこの世界であるらしい。
 
 ああ、それならばまだ・・・フリムは思った。
 
 
 
 ちなみに、人間でゲートの存在を知る者は極端に少ないのが現状だ。
 
 別に秘匿されていたりとかではなく、デュドネの様に知る者は知っている。
 
 
 まあ、人間は空を単身で飛べないし、他の世界に行く必要もない。第一、そんな話を彼らは信じない。
 
 
 なお、有名なところではバミューダトライアングルにおける消失現象であろう。
 
 上空と海中に、一ヶ所に二つのゲートが存在しているという、稀なケースであり、不安定なゲートの最もたるものとまで言われている。
  
 時たま、付近を通過しただけでも強制的に飲み込んでしまうとか。
 
 
 
 「ま・・・まあとにかく、こんな事態ですから、使用するのが、“BGB”と呼ばれる小型のゲートです。」
 
 
 
 「BGB・・・小型・・・もしや、次元の穴の事かい? それならワシ、知っとるよ。」
 
 
 
 「さすがですデュドネ殿。それと同じ感覚でいいでしょう。」
 
 
 
 「あの〜・・・ボク、全く分かんないんだけど・・・。」
 
 
 
 「妾にも分かる様、とくと説明するがよい。」
 
 
 
 (こんな事してる場合じゃないんだが・・・。)
 
 
 
 だが、やはり彼は女性の頼みを断われる様には出来ていない。
 
 これまでの彼は男の中で生きて来て、“女性は国の宝”の思想の元生きてきた。
 
 彼女らの頼み事は、王の頼み事と同等の力を有しているのだ。
 
 
 
 「BGBとは、先程デュドネ殿の言われた次元の穴、“D・Dスポット”を利用した、戦略用次元開口部の事です。ほら、私が以前イーザを襲撃した際・・・記憶があやふやなのですが、これを使用し、この屋敷付近に出現したのです。
 
 結構、どこにでもこの開口部があるものですから・・・・・・ステア殿、つまり、世界と世界を直接繋ぐ、細いトンネルの様なものだと思って頂けたら・・・。」
 
 
 
 「なるほど・・・今回は、その屋敷の近くのトンネル使って帰る訳だね。」
 
 
 
 「ええ・・・二時間以内となれば、その手段しかありません。あれは本来、一般の者は近づく事すら許されない、ネツァクの裏門へと通じていて、私は特別に使用を許可・・・されたのだと思います。」
 
 
 
 「そうか・・・思い出したぞ、王族の逃亡路であろう。妾の城にも、それがあったのだ。恐らく、ベリアルとかいう者も、危うくなればそこから・・・。」
 
 
 
 「ベリアル様はその様な方ではありませんよ。最後まで民を思い、一歩も退かない方です。」
 
 
 
 (・・・そんな訳はあるまい・・・ベリアルといえば・・・。)
 
 
 
 と、そこまで語り、本来の目的を思い出したのか、アベルは申し訳ないと一言言い、準備を再開。
 
 すぐに戻ってきて、行ってきますと、誰に言う訳でもなく言い、屋敷・・・珍しく晴れたイーザ邸を後にして・・・。
 
 
 
 「待って。」
 
 
 
 声がした。
 
 嫌な予感が体中を走り抜ける。
 
 無視しろ無視。
 
 だが、声の主はステア。足が、既に止まってしまっていた。
 
 
 
 「ボク達も行くわ。丁度ヒマだったし。」
 
 
 
 やはり・・・でも、今回ばかりは、
 
 
 
 「ダメです。今回は戦争になっているかも知れないのですから・・・危険ですし、絶対、ダメです。」
 
 
 
 「大丈夫。ゲートくぐったらそこで待ってるから。」
 
 
 
 「それならここに居るのと大して変わらないじゃないですか。そんな意味不明な事するぐらいなら、素直に待ってて下さい。」
 
 
 
 「いいじゃん、そんぐらい・・・ケチケチしてんじゃねぇぞアベルゥゥゥゥ!!」
 「すみませんでした。」
 
 
 
 こうして、四人組で行動する事とされてしまった。
 
 
 仕方がない・・・自分以外の三人は協力者という扱いでなんとか・・・あっ、よく考えれば、それでは情報を私が洩らしたという事確定に・・・。
 
 しかし、どうしようかと悩む時間も惜しい。
 
 こうなれば、なる様になれという奴しかないのだろう。
 
 
 
 「・・・やむを得ません・・・行きましょう。でも、くれぐれも・・・。」
 
 
 
 「分かってるって。」
 
 
 
 その分かってるが、一番不安なのだ。
 
 
     ・
 
 
 商店街を抜け、街から離れ、林を抜け・・・約十五分程度で目的地に辿り着く。
 
 人間モードを解除し、グリフォンに戻ったアベルは、早速位置の確認を行った。
 
 
 断崖絶壁・・・二時間ドラマのラストを飾るには相応しい風景と言えるだろう。
 
 崖下は岩が剥き出しになっていて、そこに荒波が、ヒトの身体を噛み砕く牙の様に、岩々を縫い、押し寄せている。
 
 
 
 「わぁ〜っ、高い高い〜!!」
 
 
 
 「見てみよ、靴がこのような所にキチンと揃えて捨ててあるぞ。何かの紙切れも・・・なになに・・・“先立つ不幸を・・・”よう読めん。何と雑な文字か。」
 
 
 
 「フリム殿っ!! それに触っちゃダメです!!」
 
 
 
 「おおっ、この下かいゲートは。飛び降りた馬鹿は今頃、制御不能でよそのどこかに飛ばされておるじゃろうのぅ。」
 
 
 
 下手をすれば、この自殺者?は、異次元旅行者(ディファレント・ディメンション・トラベラー)となっているかもしれないのだ。
 
 そういえばこの丘、死体があがらないと言われているのだが、それはまた別のお話し。
 
 
 
 「では・・・私と同時に飛び降りて下さい。BGBの制御は私が行いますので・・・。」
 
 
 
 「ほぉ、ここから飛び込めばいいのじゃな? ここか・・・ら? こ・・・こ・・・!?」
 
 
 
 「あっれー? 顔真っ青だよフリム。まさか、高い所が怖いとか・・・。」
 
 
 
 「バ・・・ババッ・・・バカな!! そんな筈なかろう!! ・・・何だその顔は? 信用しておらぬな!! 分かった、妾が先陣を切り、最初に飛び込んでくれよう。さあ、早くせよアベル!!」
 
 
 
 「ではっ、一、二の三で行きますよ。ハイ、一・・・。」
 
 
 
 目を閉じて、深呼吸。
 
 
 
 「二の・・・。」
 
 
 
 瞳を、かっ、と開き、来たるべき未知なるものへと備えて・・・。
 
 
 
 「えい。」
 
 
 
 それは、ちょっとした悪ふざけ。
 
 ヨーイドンの前に、プールへと突き落とす様な行為。
 
 ただもしも、その人が水に対し尋常ならない恐怖心を持っていたなら・・・。
 
 
 
 「びぎぃやああああああああああああああああああああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜落ちぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜!!!???☆◇□¥*※=」
 
 
 
 「あっ・・・えっと、三っ!!」
 
 
 
 一人、フライングしてしまったものの、飛び降りた四人は一斉に消失。
 
 
 転位は成功したのだ。
 
 
 
 ・・・やりすぎた・・・かな?


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