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拾った女の子
作:た〜



女の子だって大学生を守りたい。


利助りすけくんと貴女を無事に、立国館りっこくかんまで誘導します。貴女は、そうね、私も鬼では無いから急かさないけれど、三晩したら、彼から離れなさい。ただそれだけ。それが条件』
『・・・・・・』
『言っておくけど、彼が貴女の面倒を見るのは、良くてその期間よ。ここを乗り切ったら、あとは何で貴女が身近にいるのかを明確に時間を掛けて考えて、結論が出たら別れの宣告。それが大体でその位なの。貴女は、いえ、貴女に限らずとも、私も例外ではなく、彼にとっての友人以上になれないわ、おそらく、ね』

 ここでおそらくと付けたのは、どうしても全てを否定したくなかったから。彼が特別を排除する姿を見るのは、どうにもむず痒い感触がするから。彼の行動の中で理由が判らないのは、それだけかもしれない。
 例外無く、彼女もそこに反応をしてきた。

『おそらくなら、もしかしたら、ということがあるかもしれな・・』
『残念ながら。その上で、貴女に条件を出したいの。先程の彼から離れるように、ということと、彼を常に頼っても良い存在と認識するのをやめること。この二点だけが、私からの条件。これを呑んでくれるのなら、私は私の全てを賭けて貴方たちの安全を保障する』

 彼の望む譲歩案を盛り込む。彼を安心させなければ、干渉は止めないだろうから。それは、私の手の届かない範囲に行ってしまうという、そんな危険を孕んでいるから。
 愚かな感情だと、時に我が身を振り返って、そして本当に強く思う。
 彼は変わってきている。確かに、彼女の面倒を見ている時点で、彼本来の人の良さが戻ってきているのだと思う。この傾向が続くのなら、私は彼への、恋愛感情以外の心配、それこそ同年に抱くものではないと考えられる保護者的な感情を取り去ることができる。
 それがどんな変化を生むのかなんて分からない。でも、きっと悪くないものだと心の底が訴えかけてきている。そのために必要なものは彼の経験。一人にかまけるのは、もう少し後が良い。かまけるのなら、その対象は自分が良い。愚かしい独占欲。子どものそれと変わりはしないだろう。
 それで良い、と思う。
 そう思うしかないから。

 短くも無く、長くも無い沈黙の間、桧山ひやま孤絵このえは肩を落としたり唸ったり、ちらと利助くんの様子を眺めたりと、非常に静かで慌しかった。
 そして、

『ゆず未さん。条件、のみますから。水口さんへの安全を下さい』

 そういう返答をした。


>実はこのあとがきに費やしている時間が本文に費やしている時間より長いときとかあるんだよね。
茅野)何でそんなにこのスペースに情熱を燃やせるのよ。
>いや、何でだろうね。
横川)でも、このスペースが無いと私に出番がありませんからね。仲間外れにならなくて済む良い機会です。
茅)寂しがりやですか。良いお歳ですのに。
横)いえ、家族に先立たれて以来、どうにも空いた時間というものが苦手でしてね。色々と、思い出してしまうんです・・・。
>あ、ご家族が。そうですか、ご愁傷様です・・・。
横)いえ、お気遣いありがとう御座います。ですが、もう6年にもなりますからね。
茅)なら、敢えてこの場面で蒸し返す必要は無かったのではありません?
>おい、ゆず未さん! 言い過ぎだ。
茅)そうかしら。お気を害されたのならお詫びを。
横)いえ、そうですよね、お若い方に愚痴を漏らすようになっては、何ともはや。
茅)それも愚痴ですよ?
>だからゆず未さん! 横川さん、申し訳ありません。
横)いえ、彼女の言う通りで。
>何でそんな横川さんに強く当たるんだよ。
茅)利助くんが、ね。
>あー、そういうわけかよ。
横)え、どういう・・
杜月)だー、何だ。この暗い会話は!
>お、辰巳。お前、何やってたの最近。
杜)ざっけんな! 警察にイチャモンつけ続けてんだよ。そこの茅野の指示で!
茅)あ、そうよね。
杜)何だ、その反応。しかもずーっと足止めなんて出来るか! 俺はそこまで万能な能力持ってねえんだから!
>まぁ、そんな能力は期待してないよ。でも、そうだな。そろそろあいつら動かさないと。こいつには荷が重過ぎるしなぁ。
茅)まぁそうね。
杜)なんだ何だ? 俺、凄い頑張ってんだけど!?
>あ〜、わりぃわりぃ。でも、なんつうかそこまでお前に期待して無いというか、ね。作者の想定以上の活躍してんだから偉大じゃないか。誇れば? 描写は無いけど。
茅)そうね。貴方もそろそろ限界だと思うわ、私の見立てだと。ボロ出したら、只じゃおかないわよ?
杜)え、おい、ちょっと?
横)君とは初めてお会いしますが、何とも切ない立ち位置にいられるんですね。あとで立国館でとっぷり不満を聞いてあげますから、今は頑張りなさい。
水口)そういう扱いの奴だからな、辰巳は。ま、もうちょいどうにか保ってくれ。お前の出番、きっとその位だから。
孤絵)水口さんがこう言ってますし、そういうことです。
杜)は〜ぁ?
>お。お前ら今頃合流? もう締めるぜ、あとがき。
水)あ、良い良い。気にせず締めて。
>じゃ、これにて拾った女の子34・・
杜)ちょい待ちっ!!
>話目:女の子だって大学生を守りたい。おっしま〜い。
杜)いや、だから!
>ははは、なにか耳元が煩いけど、気にせずばいちゃ〜。
杜)だからちょっと待てぃ! 不当だー〜!!!!











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