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今回は正直な話かなり短いです。いつもの半分くらいしかありません。
しかし、この第三艦隊編で一番重要と言ってもいいくらい外せないお話なので、短くても内容はかなり充実させたつもりです。
では、最新話をどうぞ!
第十八章 名将小沢の英断 新たな歴史の始まり
 第一護衛艦隊と第三艦隊の合同空戦演習が終わってすぐ、第三艦隊司令長官小沢治三郎中将は一人長官室で日本酒の入ったお猪口を片手に資料を読んでいた。彼曰く、酒が入った方が集中力が上がるらしい。
 資料には各空母に搭載されている搭載機や搭乗員の情報。どれもまだまだ頭が痛い内容ばかりであった。これでもマリアナ沖海戦の大敗からはかなり復活させた方なのだが、それでもあの時よりも搭乗員の質は確実に落ちていた。やはり、あの敗北で失った搭乗員の多さは致命的であった。
 決戦作戦に敗北したと言うのに、自分が左遷されないはそれ程現在の海軍には機動部隊に適する指揮官がいないのだろうか。この長い戦争の中で航空機搭乗員だけでなく指揮官の質も落ちているらしい。皮肉にも、そのおかげで今自分はこうして機動部隊の司令長官という立場にいる。
 だが、今では神話となった栄光の機動部隊を戦前から作り上げた小沢としては、この衰えた機動部隊は哀愁すら感じてしまう。本当なら、真珠湾へ行くのは南雲ではなく自分であった。酒の席では彼はよくそう愚痴る。
 しかし、いつまでも過去の栄光にすがっていても仕方がない。今の自分の役目はこの雛鳥達を立派に育て上げる事。今はそれだけに全力を注がないといけない。
 クイッとお猪口に残る日本酒を一気にあおる。すぐにテーブルに置いてある酒瓶を手に取り、お猪口に注ぐ。そしてまた新たな一杯に手を伸ばした時、長官室のドアがノックされた。
 小沢は手を引っ込めると立ち上がり、ゆっくりとした足取りでドアに向かう。扉を開けると、そこには彼の待ち人が立っていた。小沢はその場で目上の者に対する敬礼をする。
「お待ちしておりました、鶴鷺長官」
 現れたのは第一護衛艦隊司令長官、鶴鷺鷲大将であった。鷲は小沢に招き入れられて長官室に入ると、自らも敬礼で小沢に挨拶する。
「今回の合同演習、快く引き受けてくださり感謝します」
「いえ、第一護衛艦隊は我が国の重要な海上路を護る部隊。貴殿らの活躍のお役に立てたならばこちらとしても嬉しい限りです」
「ご協力、感謝します」
 そう言って、鷲と小沢は互いに礼をし合った。だが、同時に顔を上げた二人の顔には先程までのような軍人の顔はなかった。まるで古き友達を見る時のような、柔らかなものに変わっている。
「……まぁ、堅苦しい挨拶はこれくらいにしよう。座っていいか?」
「あぁ。構わんよ」
 お互いに敬語は消え、階級の差などないかのように接する。その姿は本当に友人同士の何気ない日常の姿のようだ。
 ソファに座った鷲を見て小沢は「何か飲むか?」と問う。鷲はテーブルに残されていた日本酒を見て「酒以外なら何でもいいさ」とちょっと皮肉を言ってみる。それに対し小沢は、
「酒がないと集中できんのだ。貴様なら知っているだろう?」
「ったく、飲み過ぎだ阿呆」
「フン。いい歳してラムネを好んで飲む貴様に言われたくはない」
「うるせぇ」
 悪態をき合う二人だが、そのどちらにも自然とにじみ出る笑顔があった。
 小沢は部屋の隅に置いてあった木箱からこの日の為に用意していた物を取り出すと、鷲の方へ放った。鷲は驚きもせずにそれを受け取ると、ニッと口元に笑みを灯す。
「とか何とか言って、しっかり用意してくれてるじゃねぇか。ありがとな」
「フン。貴様はラムネがないと判断力が鈍るからな」
「俺はラムネ中毒じゃねぇぞ」
 そう言って二人は笑い合った。どちらも一個艦隊を指揮する司令長官だと言うのに、部屋に満ち溢れる雰囲気にはそのようなどこかギシギシとしたものはない。本当に友人との談話を思わせる和やかなものであった。それもそのはず、二人は古い友人なのだから。
 若い頃はお互いに御国の為に自分達は一体何ができるのかと酒の席でよく言い合った仲だ。一時期、軍縮問題で海軍内が真っ二つに分かれた頃は小沢は条約はやむを得ないという条約派に、鷲は条約断固反対の艦隊派に属した為に二人の仲は冷え切った事もあったが、問題が政府の独断決着で終わるとそれまでのような関係に戻る事ができた。お互いに国の為を思っての行動であり、同時に若気の至りとも言うべきものであった。
 小沢は戦前から航空機の有用性を周りに話しており、補助兵力であった空母を主力とする機動部隊を生み出した経歴もある航空屋。一方の鷲は長い間陸の上で軍令部などに身を置いてはいたが第一、第二艦隊司令長官や第二戦隊司令官などを務めた事もある生粋の大砲屋。開戦の数年前からはすでに二人の戦法は大きく変わっており、それが原因で酒の席でもめたりもした事もある。
 まぁ結局、若い頃でも今も二人は周りに比べて結構熱血的な軍人なのであった。
「しかし、まさか戦艦一筋のお前から合同空戦訓練の申し出が来るなんて、世の中わからんものだ」
「それは俺のセリフだ。俺だってまさか久しぶりの海上勤務が航空機を運用する艦隊だとは思ってなかったさ。何と言うか、南雲の気持ちが良くわかるよ」
「南雲さんか……」
 小沢はその名前を聞くと口をへの字に曲げた。それを見て鷲は呆れたようにため息を漏らす。
「お前、まだ怒ってるのかよ」
「当然だ。本当なら俺が南雲さんの代わりに真珠湾をやるはずだったんだからな」
 そう言って小沢は手に持つお猪口を口に傾けた。
 小沢は名実共に日本の機動部隊を誕生させて鍛えた機動部隊の生みの親である。しかし、真珠湾攻撃の一年前にそれまでの第一航空戦隊司令官から金剛型戦艦で編成された第三戦隊へ異動を命じられ、その後も南雲の方が先任であるからという日本の悪しき風習、年功序列の為に南雲が第一航空艦隊司令長官となり、小沢は南遣艦隊司令長官へとなった。本来なら水雷畑出身でありハワイ作戦に反対、むしろ南方作戦を重要視していた南雲の方が南遣艦隊の長に相応しかった人材であった。そういう意味では、南雲も日本の悪しき人事に振り回された悲劇の提督と言えるだろう。
「確かに南雲は航空機は素人だしミッドウェーではお前が育てた艦隊こどもを殺した。だがな、第一航空艦隊は空母部隊はともかく他の部隊は他艦隊からの寄せ集め。しかも規模も大きい。あれだけの艦隊が無傷で、しかも一応初期目的を果たして真珠湾から帰って来れたのは奴の卓越した艦隊指揮能力が成せる業だろう。お前にそれができたか?」
「当然だ。それに俺ならあんな逃げ腰の戦い方はしない」
「気持ちはわかるが、南雲を責めるな。あいつは俺の盟友。それに、死人に悪口はあまり感心せんぞ」
 鷲の言葉に、さすがの小沢も沈黙する。鷲と南雲が親しい仲であった事は小沢自身も良く知っている。特に、軍縮条約騒動の時には南雲は鷲と共に艦隊派に属していた事もある。そしてその南雲は、サイパン島の戦いで航空機はない、隷下の艦隊も貧弱な中部太平洋方面艦隊司令長官として圧倒的兵力を誇る米軍に対して奮闘するも戦死。陸の上で戦死するという、南雲は最後まで悲劇の提督となってしまった。
「例えお前が機動部隊を指揮していたとしても、結果は然程変わらんものとなっていただろう。指揮官が変わったくらいで艦隊が全く違うものになるのなら、それこそ人事部の怠慢。それに南雲は別に無能な男ではなかったさ、むしろ他の奴に任せるよりは良くやった方だと俺は評価するな」
 小沢は沈黙を続けている。頭ではしっかりとわかっているのだろうが、やはりどうしても納得できない事なのだろう。彼の置かれている立場を見れば、わからなくもない。だが、今はいつまでも過去を引きずっている訳にはいかないのだ。敵は本土近辺にまで迫っている。その中で今自分達が指揮している艦隊がどのような役目をこなすのか、それが今重要な事だ。
「それで、一体何をしに来た?」
 唐突に切り出したのは小沢であった。お猪口に入った酒をグイッと喉へ押し込み、最も集中力を発揮できる状態へとなる。そんな小沢の問いに対し、鷲は当たり障りのない笑みを浮かべた。
「何をしにって、お前の様子を見に来ただけさ」
「バカ言うな。お前が建前だけで動くような奴じゃないって事はよぉく知ってるんだ。何か裏があるんだろ?」
 小沢の容赦のない問いに対し、鷲はしばし笑みを浮かべ続けていたがフッとその笑顔を消す。現れたのは今まで数々の連合艦隊司令長官や海軍次官など上層部に盾突いて来た上層部からの嫌われ者、《黒鶴くろづる》との異名を持つ鶴鷺鷲海軍大将の顔だ。
「単刀直入に言うとな、貴様の戦闘機を分けてもらいたい。その頼みに来たのだ」
「……フン、やはりそうか」
 鷲の突然の申し出に対し、小沢は鼻を鳴らす。腐れ縁の経験からか、どうやら小沢は鷲の考えを見抜いていたらしい。酒瓶をテーブルの下に置くと、腕を組んで《鬼瓦おにがわら》という異名を持つ無愛想な顔つきで鷲を見詰める。ちなみにこの鬼瓦とは駆逐艦上での事故で顔を負傷し、その後遺症でうまく表情を作れず仏頂面になってしまう事が所以である。
「それは、一護艦の司令長官である鶴鷺大将から第三艦隊司令長官である小沢中将に対する命令か?」
 小沢は自分の方が階級が下で逆らえない立場にいる事を皮肉するような問いをする。だが、鷲は気にした様子もなくそれを無視した。
「俺の艦隊は先程の空戦訓練でも見た通り、まだまだお前の部隊にも劣る。だが、十月中には何とかなると飛行長も言っているので然程心配はない。問題は機数だ。本来なら、我が第一護衛艦隊は最大で戦闘機を六〇機運用できる能力を持ている。しかし、飛行機の数が足りずに我が艦隊の中核を担う空母『伊吹』には現在一機も戦闘機はない。今からではいつ補充の航空機が来るかもわからん、もし来たとしても今更初歩から教えていてはいつまで経ってもシーレーン防衛などの任務は不可能だ――そこで、ある程度の訓練を積んでいるお前の部隊から戦闘機を分けてもらいたいのだ」
 鷲は真剣に自分が率いる第一護衛艦隊の現状と今回の無理を承知の上での頼みを述べた。小沢はしばし鷲の話を黙って聞いていたが、終わると同時に「笑止。そんな事できる訳なかろう」と一蹴した。
「それだけの事を考えている貴様なら知っているだろう、我が第三艦隊の現状を。こちらとしても飛行機が不足している状況だ。とてもじゃないが貴様に分ける余裕などない。それにもし余裕があったとしても、私の独断で貴様に飛行機を譲る事などできん。貴様の一護艦と俺の第三艦隊は根本からして指揮系統が違うのだからな」
 そう、第三艦隊は連合艦隊隷下の部隊。そして第一護衛艦隊は連合艦隊とは独立した、名目上は連合艦隊と同地位にある部隊なのだ。指揮系統が違う部隊にはそう簡単に供給などできない。しかも第一護衛艦隊創立の際、決戦作戦などで連合艦隊に強制的に吸収されないように相互には干渉しない事が決定されている。つまり、鷲が頼んでいるのはその決まりを無視した違法行為となる。当然、実行すれば小沢にも非難の声が上がる。事は一個艦隊の司令長官で扱えるほど簡単な話ではないのだ。
 だが、鷲は引き下がらなかった。
「無理を言っている事は俺だって重々承知している。だが、その無理を聞き入れてほしいんだ。当然、責任は全て俺が持つ。俺が命令したと言えば、非難されるのは俺だけだ。だがな、友人であるお前に対してこんな野暮な命令は出したくない。ここは、友人の情けとしてこの頼み聞き入れてはくれまいか? この通りだ」
 そう言って、鷲はその場で頭を下げた。それに対し小沢は相変わらず無愛想な表情を浮かべていたが、その内心ではかなり驚いていた。
 自分の知っている鷲は簡単に人に頭を下げるような人間ではない。一度決めた事は決して曲げない融通の利かない奴で、そのせいで何度も上層部と対立してきた。つまり、一度決めた事は最後まで突き通すという事。それは、彼がこの頼みに対して本気であるという事を指し示している。
 小沢はしばし黙ってそれを見詰めていたが、無言のまま立ち上がると窓の方へ向かう。そこからは離れた場所に僚艦『瑞鳳』の姿を望む事ができる。
「……連合艦隊司令部は、本格的な第三艦隊の艦載機陸揚げを検討しているそうだ」
 鷲は小沢の声に対して下げていた顔を上げる。こちらに背を向けているので彼の表情はよく見えないが、それでも背中だけでも彼の悲痛の心内を探る事はできた。
「もはや、本土近海戦となり、彼我の空母保有数が絶望的となった今、我が海軍に空母は必要ない。それが連合艦隊司令部が出した結論だ。そもそも、空母が残っていてもそれに載せる飛行機も兵もないのでは話にならない。特に、母艦搭乗員には陸の基地搭乗員よりも育成が難しい。不要な部隊の為に迅速な展開を必要とする航空兵力を供給し続けるほど、今の我が国は余裕などない」
 母艦搭乗員には離着艦技能という特殊な技能が要求される。いくら基地航空隊ではエースパイロットだとしても、離着艦ができなければ母艦搭乗員にはなれない。固定された滑走路と三次元に動く滑走路とではその技術の高さは比べ物にならない。
 本土近海に敵が迫った為、わざわざ空母に飛行機を載せて出撃する意義が今の海軍には失われてしまっている。その為、もはや空母不要論が海軍上層部でも次第に勢力を増しているのが実情だ。
「今の第三艦隊の航空隊は何とか母艦機としての能力を持ってはいるが、正直基地航空隊の兵には若干劣る。まだまだ育成が足りないのだ。せめて、あと一ヶ月は猛訓練をしたいのだが連合艦隊司令部はそれを待ってはくれないだろう。沖縄や台湾、九州などの本土に連合艦隊司令部直属の部隊になれば、兵の状態など考えない連戦が続くだろう。そうなれば、こんなひよこどもすぐに命を落とすだろう」
 なぜ、小沢はこんな話をしているのかわからず、でも声を掛けてはいけないような気がして鷲は黙ったまま小沢の話を聞いていた。
「特に、防衛戦となった今では戦闘機はより必要性を増すだろう。だが、今の戦闘機隊はとてもじゃないが満足な防空をする事は難しい。もう少し、訓練の時間があればそれも克服できるだろう。その時間を、俺は作る事はできない」
 そう言うと、小沢はゆっくりと振り返った。その真っ直ぐな瞳が捉えたのはじっとこちらを見詰めている鷲。突然視線を向けられた鷲は驚いたように小沢を見返す。すると、小沢はフッと口元に小さくも不敵な笑みを浮かべた。
「――だが、貴様はできるんだろ? 鶴鷺大将」
「小沢……」
「責任は、お前が持てよ」
 小沢の問いに対し、鷲もまた不敵な笑みを浮かべると「任せておけ。お前の子供達は俺がしっかり面倒を見てやる」と力強く答えた。それを見て小沢はうなずくと、鷲に正面を向けて敬礼。期待と感謝の混じった瞳で、彼を見据える。
「よろしくお願いします、鶴鷺長官」
「心得ました。ありがとうございます、小沢長官」

 その日、連合艦隊司令部に反旗を翻すような密約が結ばれた。
 互いにまだまだ若過ぎる部下達を想い、これからの日本の事を考えた二人の司令長官が下した決断。
 新たな歴史の歯車が、ゆっくりと動き出した瞬間であった……
大和「艦魂年代史 on the radioォ~ッ!」

挿入歌:《新艦魂年代史 ~輝く龍の絆†永遠の愛を誓いし蒼海の戦姫~》イメージソング、『闘艶結義 ~トウエンノチカイ~』

大和「まさかの約一週間更新に私達もびっくりです。どうも、戦艦『大和』艦魂、大和です」
武蔵「……試験明けの余裕と、文字数がいつもの半分が成せる業」
長門「まぁ、でもちゃんと更新してくれただけいいじゃない。それに、今回の話は別に長くする必要もコメディーにする必要もない、書かなくてはいけない事だけ書けばいいんだし」
伊勢「せやなぁ。今回の話は第一護衛艦隊の艦載機を補充する為にはどうすればいいかと作者はんが必死に悩んだ挙句、「どうせ台湾沖航空戦で損失してしまうくらいなら、それをこっちに流せばいいんだ!」と恐ろしく単純な思考で思いついた苦肉の策の話なんやから」
榛名「正規架空戦記好きの奴から見れば、悶絶ものの苦しい展開だな」
陸奥「でも、他に離着艦能力を持つ航空機を急速展開できるような補充方法はありませんし」
長門「だがら作者君もマリアナ沖海戦前にしておけば良かったって苦しんでるのよ。一応作者君が描きたかったのはレイテ沖海戦くらいだったから、直前でもいいかななんて思ったのが運の尽きよ」
翔輝「そう言わないでくださいよ。なるべく作者さんが掲げる《常識の範疇で可能な架空戦記》にするには、こうでもしないとダメなんですから」
大和「いっその事紀伊のように《史実どこに行ったのかな?》作品にすればいいんですよ。それこそ日本中に富嶽を配備してハワイを大空爆、連合艦隊の総力をもってこれを占領し、空港全てに富嶽を配備してアメリカ西海岸を大空爆。機動部隊も沿岸を空爆し、私達戦艦が西海岸線の地形が変わるほど砲弾を撃ち込めばいいんです。そういう作品にすればおもしろいのに……」
翔輝「作者さんが言っているのは《常識の範疇で可能な架空戦記》だ。まずそれだけの富嶽を用意するのにどれだけの資材が必要か。それと、史実でも完成しなかった兵器をどんな風に作るだけの技術を育てるか。実際にそんな事になった場合のアメリカ軍の防御策はどのようなものか。考える事が多過ぎて実は太平洋戦争もそこまで深くはわからないという戦記作家としては致命傷を持つ作者さんにそれだけの技術があると思う?」
大和「ないですね」
陸奥「微塵もないです」
伊勢「ないわなぁ」
長門「言い過ぎだとは思うけど、まぁ作者君の実力ではこれくらいの架空戦記でも悲鳴ものなのよ。今だってこれからの展開に苦悩している所だし」
伊勢「せやけど、史実以上に敵艦を沈める予定なんやろ?」
長門「間接的にね。実際に第一護衛艦隊が沈めるのは少ないだろうけど、それでもエセックス級空母や護衛空母などの空母及び戦艦をそれぞれ二隻ないし五隻沈めるつもりみたいよ」
榛名「どうやってだよ。まさか、『輝龍』や『伊吹』に特攻機を満載して……」
伊勢「現実的に潜水艦やろかね」
陸奥「もしかして、夢の艦隊決戦でしょうか?」
大和「まさか、夢の富嶽戦略空軍ッ!?」
翔輝「だから、富嶽はないってば」
長門「まぁ、どうなるかは作者君次第ね。まずは今回の話で第一護衛艦隊の艦載機問題はほぼ解決。あとは流星の到着を待つだけだろうし」
大和「他にあるとすれば、第一護衛艦隊の主力部隊はすでに集結しているから、補助兵力の補充でしょうか」
榛名「潜水艦とか海防艦だっけ?」
伊勢「まぁせやけど、補助艦の艦魂はたぶんチョイ役やろうな。すでに主力だけで十二人も艦魂がおるんやし」
陸奥「しかし、作者さんもすごい方法を使いましたよね。まさかの鶴鷺さんと小沢長官が古い友人設定」
長門「作者君が好きな軍人の一人だもんね、小沢中将は。ただの名前だけキャラは嫌だったのよ。それに、こうすれば第一護衛艦隊も一歩前進するし」
大和「一つわかった事は――作者さんは台湾沖航空戦で何かを起こすつもりですね」
長門「そうかもしれないけど、あまりそういう詮索はしちゃダメよ」
大和「それもそうですね。では今回はここまでにしましょう。次回の予定は再び輝龍と瑞鶴達の艦魂話に戻ります。輝龍を中心に一体どのような物語が展開されるのか、お楽しみに。では皆さん、さようなら~」


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