「もうすぐバレンタインデーね。」
本川江未はバレンタイン特集が載っている雑誌を見ながら言った。
「そうねえ。」
「今年は智浩くんにどんなチョコを贈るの?」
「ふふふ、決まってるじゃないの。それはもちろんこれよ!」
江未は雑誌に載っているチョコのうちのひとつを指さして言った。
それは「今年は誰にも負けない超ど級チョコレートで彼のハートをGET!超ど級チョコレートのレシピ大公開!」と題されたページに載っているチョコでとてつもなく大きい物だった。
「えっ?!これにするの?!」
「やめといた方がいいんじゃない?」
「何言ってるの?!これぐらいで無いと彼のハートはつかめないわ!さっそく材料を買いに行くわよ!」
江未はそう言って友人達を連れて家を出、スーパーで大量のチョコレートやチョコペンを買い、家に帰って何時間もかけて熱心に作った。
そしてバレンタインデー当日。
たくさんの女の子が榎智浩の元を訪れ、チョコレートを渡していった。
「皆、こんなにたくさんありがとう。」
「どうもいたしまして。」
「ねえ、あれ・・・何?!」
女の子のうちの一人が何かを指差して言い、皆指さす方を見た。
なんと「智浩くん大好き☆I LOVE YOU☆」と書かれた超巨大ハート型チョコレートがひとりでに歩いているではないか!
「きゃあああああああああああああ!」
女の子達は悲鳴を上げて去って行った。
「な、何だあ?!」
「智浩く〜ん!私の気持ち受け取って〜!」
「こんなチョコ食えるかあ〜!」
超絶的に意味不明な100のお題2 著作権者mount-root-yy(http://f21.aaa.livedoor.jp/~mtrootyy/) |