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第六章、恋の瞬間3

避雷針から..ファーストラブ オリジナル

http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1498311.html

ざー.....

 

その音に、瞼をそっと開けると外は雨..

 

何気にベッドから、顔だけを窓の外に向ける..雨。

 

顔を部屋の天井に向け、ボーっとしていた。

 

手に持っていた、原稿用紙を数秒見つめたが。

 

それを目から放し、原稿用紙を持ったまま、腕をベッドの外側に伸ばした。

 

雨音を感じながら..。


誰でも有ろうか、何もやる気が起こらない。

 

切なく寂しく、思考が働かない。


せっかく母親が干してくれた布団も、ふわりとした心地よさが無くなっていた。

 

香菜は心地よい布団の箇所に、体を右に左に寄せた。

 

切なさを..心地よい眠りに溶かそうとしていた。

 

そして枕を抱きしめ、そっと目を瞑る。


また、浅い眠りに付く。浅い眠りから覚めると、


枕を抱きしめて、壁に掛けられていた 時計を見た。


香菜は枕をそっとベッドに置いた。


ふ~っと、上半身だけを起こし、ボーっとしていた。


ざー、っと雨音を耳にする香菜。


眠そうな眼差しを、自分の鏡台に顔映す。


そして下を向く。


薄暗い部屋の様相。


感受性が人一倍強い香菜は、孤独を抱いていた。


雨音交じりに..。


階段を上る音がタンタンタン、少し軽快な音が止まると、母親が部屋の扉を開ける。

 

俯いてる香菜に、「学校は..?」問いかける。

 

俯いたまま、首を横に振る..。


そんな香菜に秋子は、「学校に電話する?」

 

その問いかけに、少し頷く。

 

秋子は何も言わずに、そっと部屋の扉を閉めて、階段を静かに下りて行った。

 

普通の母親なら首を振る娘に、小言の一つが有るのだが、


感受性の強い香菜を把握しているのか、その面持ちの心の状態を理解しているか、


何も学校をサボる理由を問い詰める事はしないのであった。


俯きながら薄暗い部屋のベッドで何を思うか、雨はますます強く音を立てて降り注いでいた。


 そして..数時間の時が流れた。

 

何気に俯きながら、自分の机に顔を向ける。


机の横に立て掛けられているギターを見つめると、


ベッドから両足を降ろし、静かに立ち上がる。


机の脇のギターを手に取りベッドに座り、ギターのベルトを体に通し、


さりげなく親指で弦をなでるように、♪パララランと、弾いた後


弦を押さえ、指を軽快に動かし始める..。

 

なんとなくギターの音に合わせ、鼻歌で歌うが言語を患っている香菜は..歌えない。


もどかしさに絶えかねたか、ジャン!と、ギターの弦を荒立てた。


ギターをベッドに置き去り、自分の机の椅子に座り、


原稿用紙の上に置かれていた、鉛筆を手に取った。

 

さりげなく、原稿用紙に、文字を走らせた。


この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。

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