遊戯殺編1 開幕と始まり
血でいっぱいの宝石箱からは、真っ赤に溢れ出し、足元を満たす。
「お嬢様。明日に招待なさる以下、五名の方々です」
「ありがとう」
執事は五人の写真とプロフィールの書き込まれたリストを渡されたアリス。シャルウィは楽しそう、かつ不気味に笑った。
【フフフ。ウフフフ】
「シャルウィ、怖いわ。その笑い。やめてちょうだい」
【何よ?だって楽しいのよ。お腹空いちゃって。早く殺した〜い〜☆】
「分かった。じゃないと、執事達を殺されかねないもの」
【なぁ〜んだぁ〜。分かってるじゃない。いいわ。ほら、早く紹介してよ】
「はいはい」
一人目・阿武三月。東大三年。三つ子の中で一番頭がいい。非科学的なことが大嫌い。
二人目・阿武睦月。東大三年。運動神経抜群の三つ子一のバカ力娘。三月と喧嘩する。
三人目・阿武葉月。熱血アルバイター。三つ子一のお金の亡者。勉強はまったく出来ない。
四人目・佐田光輝。音大二年。ピアノ科で天才。有名な資産家の一人息子。自信家。
五人目・穂乃蒼。高校三年。この中で一番年下。剣道の腕は大人以上。負けず嫌い。
リストを見て、シャルウィは楽しそうにクスクスと笑った。
【うわぁ〜。面白い子たちば〜っか〜】
「気持ち悪い。その言い方、やめてくださいな」
【え〜?いじわるぅ〜。だってぇ〜、一体どこを突けば、真っ赤な血が出るのかしら?】
「楽しそうね。明日よ。もうちょっと・・・・」
【フフフ。あー、楽しみィ〜】
天界、会議場にて。
「うむ。面白くなってきたな。しかし、加減せんと人間が一人もいなくなってしまうぞ」
「分かっておる。シャルウィには、伝えておいた。さて、どうする?ジン」
「・・・・・」
老人の姿をした神たちは、一人の若者に目を向けた。
「・・・・、ジジイ共。嘗めてもらっちゃ困る。俺は殺戮を司る神だ。シャルウィとアリスは、この世界を変える」
そして、神々のゲームは始まった。 |