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芸術家達のコギトエルゴスム2
作:白琴


クロード・モネ


 いつだって 光があった
 いつだって 風があった

 幼き 風景の 思考のない平原でさえ
 光があった 風があった

 思考ばかりの 兵舎の内でだって
 光があった 風があった

 今だって
 光は 木漏れ日の下で
 風は 白いレースの側で
 我々の眼を 魅了する

 それは たとえ 偽りで 贋物で 気のせい
 だとしても
 我々の原風景には 日が昇っていることに

 ちがいはない




オーギュスト・ルノワール


 苦渋は 現実の私に 何を もたらしてくれただろう

 世の中の発展は 私の 枠を超えた 私から職を奪った

 けれども しかし それでも

 私は 生きている

 なぜだろう

 たとえば 絵を描く うでが ないとしても

 私は 何らかの方法で 絵を描いていただろう

 しかし けれども ところが

 描かれる もの達は 私をせめるのだ
 
 もっと なまなましく もっと 豊かな もっと 優雅な

 いつかどこかで 出逢ったような
 いつかどこかで 出逢ったような





アルフォンス・ミュシャ

 
 街は みどりの 光に 照らされた。
 共同体の 運命は 人々と 共にあり。
 人が国を つくり
 信仰を つくり
 信頼を つくり
 愛情を 生み出し
 友情を ふかめ
 悲しみを 蹴散らす
 
 木々は 神話を 取り戻し
 太陽は 神話に かえる
 私達の 国は おおいなる 未知から 恩を得て
 私達の 神話が 私と それぞれの 眼を つなぎ
 私達を 言葉と表象が おどろかす

 叶うなら 未来の 未知の
 私達の 言葉と表象が
 地上に現れている と
 共に 謳おう。




グスタフ・クリムト


 命の命題にどれだけ美しいものが必要だろうか
 命題とは 命そのものの 存在性だ
 女は命の命題にどれほど関わっているのだろう
 女とは 生死そのものの 存在性だ
 交わるとは生命の誕生にどれほど関わっているだろうか
 交わるとは 誕生そのものの 存在性だ
 育むとはどれだけ成長の促進に関わっているだろうか
 育むとは 誕生からの時間の存在性だ
 肉体と滅びとは命の命題にどれほどの美しさを必要としているだろうか
 肉体と滅びとは 命の命題の 存在性だ

 だから 感動する
 生命の山河に似た 一連の 存在性に














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