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第一話 新聞部VS写真部 (3)
新聞部VS写真部 (3)

 駅前にある西洋料理店のバイト面接に行った僕の顔は、嫌に真剣で、裏がありあすよ〜と、言っているかのような、顔つきだった。普段寝ぐせ混じりの髪もワックスで整えている。高校の面接のときと同じようにすれば、何とかいけるはずだ・・・・・・

 5分後・・・・・面接に落ちた。雨がワックスを洗い落とす。本当にブルーな気持ちだ。

 メールが届いた。相手は音見〈中学校時代の同級生)

 音見
<元気(^−^)/ 私は女子高で楽しくやってまーす。水川くんは元気ですか? また、どうでもいいことで、ブルーな気持ちになってませんか?  特に用事はありませんがこれからも、親しい関係でいましょう。それじゃ!>

あいつとは、特に話したことはない。中学時代に勝手につくった『映画研究会』の部長と部員(書名活動で勝手に部員に)という、関係でしかなかった。バイトの面接に落ちた後の明日は、幸歌の誕生日&新聞部の取材。僕の心は精神的につかれていた。



 新聞部取材日当日。

 米時と春風、金村、伴田がまさしく写真部、と思わせる服装で部室で待機していた。ズボンを上げ、ベルトのバックルの部分を目立たせるような服装の上に、黒縁めがねのアニメキャラが付けてそうな眼鏡を付けて、首から一眼レフとフイルムケースをぶら下げている。

 部外者が見ると『オタク部』に見られてしまう。


 米時
「ワイは、このカメラ気いっとんじゃが、シャッターが押せないきに、誰かシャッターの押し方、ワイに教えてくゼよ」

 どこの県の言葉か分からないが、米時なりに「写真部」をイメージしたらしい。だが、どう見ても変質者。

 春風
「そうでござるか。拙者は、このフイルムと言うものがなんだか、わからんのだが、そこの坊主、世に教えろ」

 金村
「お前らは、幸一の言ってた言葉を忘れたのか。新聞部は油断大敵だ。我が生徒会も大きく、掲載された・・・・・今思い出すだけでも、腹立たしい」

 伴田
「最初はどこの部活の写真撮画なんだ?」

 米時
「最初は、野球部、その次にテニス部。」

 春風
「違う。最初は野球部で、その次に水泳部だ。」

 金村
「今日、水泳部は、プールが使用できないから、テニス部になっていたが、今日、テニス部は大会前で帰ってるし・・・・・・野球部だけで」

 春風
「これで、楽ができるな」

 米時
「今回、俺様が野球部だから、ユニホォームを特別に俺が作った。5カ月分の部費で全員分作っておいた。見たまえ、これこそ、米時デザインの・・・・・ユニホォームだ」

 米時は段ボール箱を机の上に出して、中身を取り出した。米時がおもむろにユニホォームを広げる。そのデザインは、部員一同を『あっと』、言わせた。
 全体のメイン色は薄いブルー、胸の部分に『PICTURECLUB』と刺繍がついていた。背番号は適当に「556」とかと、三文字のユニホォームがほとんどだ。まぁー、野球をするわけじゃないから、いいけど。

 米時
「『556』は、金村。『778』が伸二。『65』が伴田。『001』が幸一。で、俺が・・・・・『4』」

 金村
「なんでだよ!」

 春風
「なんでお前が一ケタ何だ? 俺なんて意味が分からんぞ! 何だよ『778』て」

 伴田
「65・・・・・なんで」

 米時
「予算を安くするには、これくらい必要なんだ。適当の背番号だと安い。」

 理屈がよくわからん。

 春風
「どうでもいいや。そろそろ、新聞部が来るぜ。早いこと着替えようか」

 春風の言葉に反応して、服を着替え始める。5分くらいたつと部員一同がユニホォームに着替えていた。

 米時
「どうだ? きっちりとするだろう?」

 部員一同のユニホォーム姿はなかなか画になる。だが、野球部ではない。春風はもんくをいってた割には、気に入っているようだ。

 金村
「そろそろ、行くか。第二グランドで野球部がノックとかやってるから。伴田は、第二グランドに新聞部連れて来い。」

 伴田
「別にいいけど」

伴田はふてくされながら、部室を出た。

 金村
「行くか、グランドへ」  


 金村たちは、グランドに向かった・・・・・


 続く         
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