第2話 クラスメート・・・?
『ひゃっほー!!』
パリーーン!
女の人の声と同時に、窓が割れた。
――――――って!窓から人来た!?ここって三階じゃなかったっけ!?
ここは、中等部の廊下。
ニャルガとミロは、3−1の教室に行くためにここを通っていたのだ。
女の人は、目の前にいるニャルガを無視して、
「ふぅ。着地成功!」
なんて言ってる。
『どうしよう・・・。目の前に立たれたら、さすがに無視できないよ・・・。』
女の人が入ってきた窓は、ニャルガのちょっと前の窓。
『無視できない、というよりは、ガラスの破片で、通れませんね・・・。』
ミロはニャルガにそういった。
「ほら!あんた、重いのよ!さっさと起きろ!!」
女の人は抱えていたものに話しかけている。
『ねぇ・・・。ニャルガ・・・。あの、女の人の持ってるアレって・・・まさか・・・?』
『うん・・・。アレは人だね。完全に。』
女の人は軽々と、17,18歳あたりの男の人を抱えていた。
女の人も、よく見ると、17,18歳くらいだ。
『ひょ、ひょえぇぇぇ!!!じゃあ、あの人って何なんですか!?殺人鬼!?』
その言葉にニャルガは首を横に振った。
『いや、まだ生きてるみたいだよ。死にかけてるけど。』
確かに、男の人は、白目をむいているが、生きているようだ。
「ん?あれ、人いたの?ゴメンね〜。あとちょっとでぶつかるところだったみたいだね〜。」
女の人は、ニャルガに気づくと、謝った。
――――――――なんか、適当な人だなぁ。
なんて思うミロ。
『ニャルガ?ぶつかってたら死んでたと思うんだけど・・・。あんな謝り方でいいの?』
『え?別にいいよ〜。今生きてれば。』
――――――――ニャルガも適当な人だからいいのかぁ・・。
以外に気が合うのかな・・・。とか思う、ミロ。
「あ。そー言えば、自己紹介すんの忘れてたわ。私は、ミラ。ミラ・フォスタ。よろしく!で、こっちのだらしない奴は、ユウキ。あれ、苗字忘れたわ・・・。一応東洋人よ〜。」
――――――――普通に自己紹介し始めたよ、この人・・・・。
「私は、ニャルガ・ミュウ・ラビネス。よろしく。」
――――――――って、ニャルガも普通に自己紹介しちゃってるし・・・。
まともなのって、わたしだけなのかなぁ・・・。とか思うミロ。
「そう。ところで、3−1の教室って、どこか知らない?私達、今日からそこで勉強とかすることになってるんだけど・・・。」
――――――――この人達、クラスメートかよっ!
『・・・。この先、大変そうですね・・・。ニャルガ・・・。』
「3−1って、私も確かそこで勉強することになってたような・・・。」
『って、そっからですか!?さっき3−1ですって私言いましたよっ!?もう忘れたんですか!?』
『ありゃ?そだっけ?』
ここまで、物忘れ激しいと、脳みそがちゃんとはいってるのかさえ怪しくなってきたなぁ・・・ニャルガ。
「え?ニャルガも3−1?もっと年上かと思ったよ〜。同い年かぁ〜。大人びてるね〜。」
急にだらけた口調になったミラ。
『これ、もしこっちが年下だってばれたら、どうなるんでしょうかねぇ・・・。』
『・・・。それは・・・ちょっと怖いかも・・・。』
「ん・・・んぁ・・・?ここ・・・どこ?」
ミラに抱えられていた男・・・ユウキだったけ?が起きた。
「あ。ユウキ。起きたの?だったら自分で立って。」
ミラはパッと手を離す。
「どはぁ!?」
まだ完全に立ち上がっていなかったため顔から落ちる。
『痛そぉ〜〜。』
おもわず顔に手をやるミロ。
「いってぇ〜〜。いきなり手離すなよっ!ミラッ!」
顔を抑えてユウキ。
「気絶してるアンタが悪い。」
「なっ!?気絶させたのミラだろ!?」
その後二人の争いが続く。
「えっと〜。―話の途中悪いのですが・・・・。」
なんとなく敬語のニャルガ。
「「何 (よ)(だよ)!?」」
『おぉ・・・。見事なハモリ・・・。』
感嘆するミロ。
「あと1分で授業始まると思うんですけど・・・?」
「「『あぁ〜〜!!忘れてたぁ!』」」
――――――――ってミロ、あんたもですかい。
「もたもたしてられないわっ!!行くわよ!ニャルガ、ユウキ!!」
ガシッ!ガシッ!
「「はい?」」
ミラに首元をつかまれた。
――――――――も、もしかして・・・?
「どりゃぁ〜〜!!」
ミラはそのまま走り出した。
「や、やっぱりかぁ〜〜〜!」
『ニャルガ・・・。幸運を祈ります!!』
敬礼するミロ。って!
『なっ!?は、薄情者〜〜〜!!!!』
ニャルガの声は、ミロの頭の中でむなしく響いた・・・。 |