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読者の皆様。本当に此度まで応援していただき、ありがとうございました。
これもひとえに読者の皆様のおかげと存じ上げております。
長話が大嫌いな私なので、それでは本編をどうぞ。
春の章 ~そしてまわりだす~
最終日。桜ヶ丘高校生徒会役員
「さてと……」
 そろそろ、事の顛末について語っておくとするか。
 え? 俺は誰なのかって? まあ、そんなことはどうでもいいだろう。
 さてと。
 まず桐裂コーポレーションなんだが……また柊グループに合併された。
 何でも経営不振とやらでまた合併されたらしい。
 しかし、その裏では柊紫苑の父親、柊臙脂が糸を引いていた、ということだ。
 桐裂は桜ヶ丘高校に圧力をかけて、生徒会を動けなくしていたそうだが、それは無意味だ。
 なにせあそこの生徒は止めても止まりがきかない。ブレーキ無しのF1カーみたいなモノだ。そんなモノを止めようとしても無意味、というモノだろう。
 ちなみに、きちんとお膳立てをしていたのが柊紫苑だったようだ。本来なら彼女が乗り込む予定だったのだが……学校から出ることができずに、臙脂に頼んだそうだな。
 そうそう。それと、『全てを統べる八人』、とやらについても書いておこうか。
 結局のところ、私にとってはイレギュラーな存在だったのだが……まぁいいだろう。予定外のハプニングも物語にはつきものだ。
 まず春山基だが……依然として行方不明だ。
 あの後地下からどのようにしてか抜けだし、そのままいずこへと去ってしまったようだ。また会う日はくるだろうか。いや、きっと来るだろう。
 そして御名暁。彼は逮捕された。
理由はどうあれ、彼は兵器を作っていたのだからね。警察に捕まっても仕方がないだろう。
 と、言うのが表向きだ。
 彼は一応警察に捕まって、そのまま脱走。難攻不落と言われた網走獄中からだ。人間技とは思えない感じで、牢はぶち破られていたらしい。
 目下、彼は犯罪者として追われる身になるのだが……まあ、その話はいいだろう。彼はもう私の掌からは逃げてしまったのだから。
 そして次に平部……ああ、元ヘイブドアグループの会長だな……。彼は柊グループで働いている。平社員として、な。
 上昇志向が強いようで、今でも頑張ってやっている。ただ、彼も三十代中頃だからどこまで行けるか……。
 おっと、次だったな。次は黒目エルと麻上輝。彼らは柊グループの仲介で別のプロダクションで働いているそうだ。
 そして仕事は柊グループの新商品のCMが主だとか……。
 まぁ、彼らは基本的には変わっていないな。
 そして空峰吾妻と冬山是一。彼らも変わりはない。空峰については知らないが、冬山は依然として秋原雁且の中に入っている。今はおとなしくしているようだな。
 そうそう。一人出て行った名も無き変装名人は今はグアムでのんびりしているそうだ。

 さて、次は生徒会だな。
 彼らは帰ってきたらこっぴどく先生にしかられ、反省文を書かされる羽目になったらしい。
 そして桜田は病院で療養。納得がいかない、と愚痴をこぼしていたな、夏木は。その反面、良かったと泣きながら桧木は言っていた。彼女らはこれからもいい友達であり続けるのだろう。
 そして、無事卒業を迎え、会長は卒業。ついでに秋原も卒業した。
 この騒動が一段落した後、柊と萩は正式につきあいだし(まあ、そのときにも一騒動あったのだが)、今では会長、副会長カップルとして学校の話のネタとなっている。
 この気に乗じて紅則も桜田に告白したのだが、見事に玉砕。復帰するのに一ヶ月はかかったらしい。
 それと……乍乃だが、彼女は転校していった。
 噂によれば北海道にある学園らしいのだが……。まあ、細かいことは置いておこう。彼女ももともとイレギュラーな存在だったのだから。
 それとキザ仮面はまだまだ学校の為に諜報活動やら何やらをしてくれているらしい。その傍らにはなにやら弟子の存在がいるとかなんとか……。
 ああ、そうだったな。
 桜田は今どうしているのかというと……。

※――――

「やっべぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええ!!! 遅刻遅刻遅刻ぅぅぅううううう!」
(「だからあれほど目覚ましが鳴っていると言いましたのに」)
「もうちょっと早く言ってくれなきゃだめだって!」

前略兄上様。

(「本当に姉さまは落ち着きがない……」)
「もう、うっさいよ!」

頭の中でぴーちくぱーちく、妹が騒がしいです。

(「心の声がだだ漏れですわよ」)

それでも、毎日が楽しくて仕方がありません。

「はぁ……何とかついた……」

あれからもう二年くらいたったんだよね。
あなたも卒業したし、萩先輩も卒業。
そして……。

(「後日、あなたが兄さまの妹と知ったときのリアクションが、本当に面白かったですわ」)
「仕方ないじゃん……」

思い出すだけでも顔が熱くなる。
あの後会長が「忘れてた。お前、俺の妹だから」と発言したとき、生徒会室が何か得体の知れない渦に巻き込まれたんだよね。

「まさかあの人が私のお兄ちゃんだったとは……」
(「ほら、皆さん待ってますわよ」)
「わかってるよぅ」

それでも、なぜか懐かしさとかで胸がいっぱいになりました。
守ってくれたりして、本当にありがとう。
あの時も、今も、楽しく私は生きています。

「会長、遅いですよ!」
「また遅刻っすか?」

次々にぶーぶー文句を言う後輩達ができましたが、それでも毎日は楽しいです。

「うっさい! 重役出勤だ!」
(「いくらなんでも重役がここまで遅いと問題になりませんの?」)

そうそう。私、会長になったんですよ。
あなたには程遠いですが、これからがんばっていきます。

「ハルさん。はんこ押してもらわなきゃいけない書類がたくさんありますから」
「早く仕事してくださいっす」
「う~」

では。また。今度、お母さんのお墓参りに行きましょうね。
草々。

「さぁ、みんな! 今日も楽しくやっていこぉぉぉおおおおおおおう!!」
『さー、イェッサー!!』

桜ヶ丘高校生徒会役員。
それは、とてもにぎやかな、ちょっと変わった面子がいた。
とても騒がしくて、とてもにぎやかで。
とても、いいやつらがいたところ。


お わ り 
おぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおわったぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!

終わったよ! 百五十一部! 見事完走したよ!!
ありがとう、そしておめでとう!!
私、水月五月雨、見事完走いたしました!!

とまあね。数々の終わる終わる詐欺。そして「書くよ」といっておきながら書かなかったその現実。
それらを通り越して見事がんばりぬきました!
途中で止まったりしたこともあったけど、道草したりしたこともあったけど、それでも見事完走しました!
これもひとえに読者の皆様のおかげです!
最後にっ!
本当に応援、ありがとうございましたっ!
あーやべ。まともなことを書こうとしても書けねぇや。
では皆さん。また、どこかで!!
水月でした!!
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