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東方凡人記:21話
「ううう……」

くそぅ、またしてもやられた。
どうやらまた気絶していたらしい。

寝起き(気絶起き?)なのでまだ頭の中は霧がかっているかの様にぼーっとする。

くそ、途中まではかなり良かったのに。

自分に吹き飛ばし効果を持った札を当て更に空中で体を捻って後ろを向いて着地。
そしてその慣性を利用してそのまま駆け抜ける。

即興で考えた離脱方法としては出来が良かったはず。離脱が逃走に繋がる画期的な札の使い方だった。
でもあんなレーザー撃たれたらどうしようもないよな。ハハハ……。

ていうかあれは死んでもおかしくないでかさだった。
某野菜王子もかめはめ波を喰らった時はあんな気分だったのか……。

しかし俺の最近の気絶率はヤバい。恐らく幻想郷だけでなく外でも世界記録を保持できるんじゃあないか。
そんな事でギネスをとってもまるで嬉しくないが……でも助かっただけラッキーか。

さて目を閉じながら考え事をしていて頭が冴えてきたのでそろそろ起きようとしたのだが。

(あれ……? 枕でもあるのか……?)

そう。枕でもあるのか、頭には心地よい弾力ある感触。加えて少し温かみがあってとても気持ちいい。
何だろうかと、そっと瞼を開ける。するとそこには―――


にっこり。


さっき俺にビームを撃ち込んだ日傘女が俺の顔を覗き込んで100%のスマイル(色々混ざってそう)を見せていた。

なんだ、夢か。再度瞼を閉店時の店のシャッターの如くガラガラと下ろしてた。
俺は夢の中の妄想は極めているからな。だってほら、こないだは閻魔様に死神。
今度はさっきの女が膝枕してるんだぜ? 夢だ、夢。俺はまだ寝ているんだ。

俺はこの悪夢から抜け出そうと夢の中で更に寝ようと決意した。
すると耳に違和感を感じた。ふん、嫌にリアルな夢だ。耳元に何かが近付いてくすぐったい感触が。

ふーっ。ぞぞぞぞぞ。

「ぅひゃあーーっ」

俺は裏声で奇声をあげて跳び上がった。

「なななななにしやがる貴様!!」

ヤツは何を思ったのか俺の耳に息を吹きかけやがった。
ていうかやっぱり夢じゃないんだな。今の悪寒ではっきりと目覚めた。

「あらあら、レディが折角膝枕までしてあげたのに酷い言い草ね」

こいつ、何を企んでやがる……! 俺は咄嗟に反撃出来る様に札を握り締めた。

「誰がレディだあんなレーザー撃ってきやがって!」
「何もしていないのに爆音と閃光を浴びせる方がどうかしら。それにかなり手加減したのに心外ね」

あれで『かなり』手加減だとっ!?

「ぐっ……いや、アンタが明らかに殺気篭った目で見てきたからじゃねぇか!」
「あら、そういえば私の花畑で何をしようとしていたのかしら」

またさっきの笑顔+感情の無い眼になる彼女。
何もしようとしてねーよ!! ってかお前の花畑かよ!

「待て、君は勘違いをしている。こんな美しい光景に何かしようなんてとんでもない」
「あらそう?」

にまぁーっとスマイル度が上がり眼に色が戻った。彼女の花畑(?)を誉められて嬉しかったのだろうか。
それにしてもこいつ面倒くせぇぇぇ!

「じゃあ俺ホント里に帰る予定だったからいや家の付近の草むしりとかねいやほんと」

もう関わっても碌な目に遭わないと判断した俺は早口早歩き支離滅裂で後退しつつその場を離れた。

が、ガシッと即座に掴まれた。

「待ちなさい」

ぎゃあああああああ!

「な、何でしょうかお嬢様」

つい混乱してメイド長みたいな事を口走ってしまった。

「名も語らずその場を離れるのは失礼じゃなくて?」
「リ、リュートです」

そういえば脳内閻魔にきちんと名前は言えって言われたんだった。
……脳内って。

「私は風見幽香よ、よろしくリュート」

と、手を延ばす風見さん。
よろしくしたくないです。と思ったが口には出せなかった。

「よろしくお願いします、風見さん」

とその手を握ると。

ギュウウウウウ。

「いででででででッ」

また妖怪の力を存分に発揮し、俺の手を圧縮してきた。

「幽香でいいわ」

何だそりゃ?!

「……幽香さん」

よろしい、と言うと手を離す風……幽香さん。

この人(妖怪)は完全に俺の苦手タイプだ。
掴み所が謎すぎる上に何だかサディスティックだ。

ふと気付くと彼女が後ろを向いていたので
「今が仕返しのチャンスじゃね?」と謎の張り切りで札を構えて霊力を高める。

……だが死亡フラグなのでやめた。

「しかし、」

うん?

急に振り向き、話し掛けてくる。
良かった、変な考えをそのまま行動にしなくて。

「貴方の髪、私の髪質と色もそっくりねえ」

とまじまじと俺を見てくる。……はい?

「何を馬鹿な、俺は黒髪ですよ」

何の冗談ですか、と肩を竦める。

そう。彼女は緑髪だが俺は黒髪だ。髪質は知らないけどな。
すると幽香さんは俺の髪を摘み、そのまま―――

やめろおおおおお!!

ブチブチ。

無情にも抜かれた。
ハゲたらどうすんだテメぇぇぇぇ!!

「ほら」

ほらじゃねえよ……って。

「これ俺の髪か!?」

緑髪で少し癖のある毛が俺の掌にあった。
明らかにさっき抜かれた俺の毛だ。何故……。

俺は日本人じゃ無いと? 馬鹿な!
まさか、待て。そうすると彼女は俺の……。

俺は幽香さんを見据えて言った。

「母さん……」

ビシッと俺は日傘で殴られた。

「それはありえないわ」
「ですよねー」

だったら外にいる親が実の親じゃないと……?
そう考えたら地味に怖くなってくるんだが。

「あら、黒くなった」

「はぇ?」

するとまた幽香さんは俺の髪を摘み……ちょっやめろおおおおお!!

ブチッ。

「ほら」

ほらじゃねえよ! このアマ! ってあらぁ……?
そこには見慣れた俺の黒い髪の毛があった。

「他愛も無い冗談で俺の息子達(髪の毛)を……!」
「私だってそんな意味もない嘘をつくために自分の髪の毛なんて抜きたくないわ」

言われてみるとそうだが。
でも人の髪の毛を了承無しに引っこ抜くのもどうかと思うぞ。とは言わなかった、というより言えなかった。

「光の屈折とかで緑色に見えただけですよ、多分」

ほら、辺りも緑色の草だらけだしね? と俺は適当な事を言って軽く流した。

「……まぁなんでもいいわ」
「とりあえず俺は帰りますよ」

そしてもう此処には二度と来るか。

「夏になったらまた此処に来なさい」
「……どうして?」
「絶景が見られるわよ」
「遠慮……いえ、喜んで行きます!」

遠慮しますと言おうとしたら笑顔が暗黒になったので早急に切り替えた。暗黒冷笑。

「では、また夏ね」

「はい……」

夏にまたこの人(妖怪)と遭遇しなきゃならないのか。バックレたらどうなるかな……酷い事になりそうなのでやめておこう。
でもまぁ、夏ってまだ先の話だし後回しにしておこう。
俺は春休みの宿題だって後回しにして始業式近くで慌てて一気にやるタイプだ。

つまり後の事はその時になって考えればいいさ。
比較的楽天的な俺はあれこれ考えるのをやめて帰路についた。


☆☆☆☆☆


そして現在。話はあれから数日後だ。
俺は少し和風な造りの部屋で紅茶を(すす)りながら本を読んでいた。

その本のタイトルは幻想郷縁起。幻想郷の事、主に妖怪等の事柄が詳しく記された書物である。
そして目の前で筆をさらさらと動かしている少女が書き記したそうだが。

うほ、達筆。習字の時間に書いた俺の『思ひ出』という字と比べ物にならないくらいに1つ1つの字が丁寧であった。
俺もこんな古い時代――タイムスリップした訳ではないが――に来たのだから習字の勉強をしておこうか。そういえば寺子屋の子供達に慧音さんが字を教えていたな。
今の内に目の前にいる彼女の筆の扱い方を見て真似て置こうかと手元を凝視していたら。

「どうかしましたか?」
「いえ、何も」

俺の視線が気になったのか筆を動かす手を止めて問いかけてきた。
そら気になるわな、邪魔してサーセン。

さて、俺が何故ここにいて、彼女は誰なのかというと少し前に遡る。

……

「ひゃーしんどかったー!」

一仕事を終えた俺はお茶屋さんの方へ直行した。

額から垂れて来る汗を首にかけたタオルで拭い、どっかと座り込む。
服を摘んでパタパタさせて服の内側の汗と熱気でサウナ状態になった温風を外に送り込む。

まだ風が涼しいとはいえ労働をした後はとても暑い。
冷たいお茶でもぐいっと飲んでこの暑さを吹き飛ばしたいのだ。

……この調子だと夏はもっと思いやられそうだ。
あ、つめたーいお茶と団子ね。と注文をとり終えてまた服をパタパタさせて涼しい空気と暑苦しい空気を入れ替えていると。

「貴方は外来人のリュートさんでしたよね?」
「うぇ!?」

急に少女に声をかけられた。少女というとまた厄介な妖怪ではないかと身構えたが只の人間だった。
花の髪飾りが特徴的な少女。一応彼女の事は知っている。

「確か君は……」

稗田阿求さん。確か人里で目立つ屋敷に住んでいる人だ。
知っているとはいえ一応なのでそれ以上の事は知らない。

「何か用でもあるんですか?」

とりあえず無難にそう聞いておいた。

「私の屋敷に来ていただけませんか」
「へ?」

……

そして屋敷に到着。彼女の屋敷の道中で理由を聞いたのだが、
幻想郷縁起には外来人の項目はあるが特定の人物を記録した事がないので俺の事を書きたいとの事。

何故俺?と聞くと、

「変わった外来人が里で住んでいると聞きましたから」

との事。俺はノーマルだ!! と心中で叫びながらも黙って「……そうですか」と相槌を打つしかなかった。
どうしたものかな……と紅茶とお茶請けに出されたお菓子をもさもさと頬張る。

「そういえば貴方の姓名は?」
「鈴木流斗です」

しまった、姓名と聞かれたモンでついフルネームを答えてしまった。
……まあいいか。減るものじゃないし。

するとさらさらさらのさらりんぬと筆を動かしていく。

する事もないのでヌボーッとしていると阿求さんは暇そうにしている俺に気づいたのか急に立ち上がると本を持ってきてドサりと俺の前に置いた。

「これは……?」

「幻想郷縁起です。幻想郷の事ならなんでも記録されているわよ」

と少し誇らしげに言う阿求さん。

「へー……じゃあ妖怪の事とかも?」
「勿論。寧ろそこが要点ですから」

ほう、妖怪の事が詳しく載っているなら見る価値はある。
活字を読むのは苦手だが折角だし序文から見る事にした。

……

そして現在に至る。
幻想郷縁起の内容は読みやすく、しかも妖怪のイラスト付きだ。

「あ、チルノだ」とか「絵うめえええ」とか自然と言葉が出てしまっていて無論阿求さんに聞かれていて恥ずかしかった。

しかし俺の知らない妖怪はまだまだいる様だ。
ページを捲る度に知らない妖怪の事が書いてあり興味深い。
ページを捲る度に知っている妖怪の事が書いてあると何だか楽しい。

そして風見幽香の項目を見つけ、危険度と人間友好度を見てギョッとしたころであろうか。

「どうですか」

と少し自信ありげに紙を俺に見せてきた。
そこにはただ正座してボーッとしている感じの俺が描かれていた。

「うわ、俺じゃん」

絵の中の俺のシチュエーションは置いといて、かなりクリソツに描かれていた。

「すげえ。天才だな阿求さんは」
「煽てても何も出ませんよ」

嬉しそうに頬に手をあてながら残った手でやだ、と手を振っている阿求さんである。
紅茶とお菓子ならもう出てますよ。

「それでは貴方の事を教えていただけませんか?」
「俺?」

と自分を指差す。俺しかいないだろうに。

「はい」

とは言っても何を教えればいいのだろうか。えっと。

「危険度は低いです」
「それは分かっています」

ですよねー。

「人間友好度は高いです」
「それも分かっています」

ですよねー。

「では……職業は外来人として、能力は?」
「能力は無……

無い。と言おうとしたが、

「そうね、彼の能力は『霊力を別の属性に変える程度の能力』ですわ」

突然言葉を遮られた。
何も無い空間から声が聞こえたのに驚いて声の方向を振り向くと空間の裂け目から上半身だけを乗り出している女性がそこにいた。

八雲紫さんだ。妖怪上半身め、少しビビッたやろ。
だが、それよりも気になるのは。

「霊力を別の属性に変える程度の能力ぅ? んなもん持ってませんよ」
「炎を出したり光を出したりしていたじゃないの」

……何時見たんだ? という言葉は飲み込んでおこう。気にしたら負けなんだ。

「札の効果ですよ」

ハッお前は何を言っているんだと言わんばかりに鼻で笑い、懐から札を出す。

「ただの霊力を込めておける札よ、それは」
「うそん」
「本当よ」

そんなバナナ。じゃあ俺は既に能力を持っていたのに気づいていなかったのか。
てっきり認めたくなかったけど『テンションが上がると霊力が上がる程度の能力』かと思っていた。
炎が出せたり高性能すぎる札だとは思っていたが自分の能力が手助けしていたとは。

「紫様じゃないですか」
「ごきげんよう」

どうやらお二人は知り合いらしい。

しかしこれで俺も能力持ちの仲間入りだ。ドゥフフフフうふふふふ。
俺が軽く有頂天になっていると俺が描かれた紙を紫さんは手にとっていた。

「相変わらず絵が上手ね」
「特に俺のイケメンフェイスがソックリそのまま丁寧に描かれているでしょう」
「ええ。特に貴方の間抜け面がソックリね」
「……」

もうちょっとノってくれてもいいんじゃないか。

「そ、そういえば妖怪の賢者である貴女が何故此処に?」

場の空気に着いていけないのか話題を帰る阿求さん。
うむ。それは俺も気になっていた。

「たまたま立ち寄っただけよ、それに幻想郷縁起に嘘が書かれてはいけないわ。後――」

俺の方を見るとニヤ、と笑うだけで続きの言葉は紡がれなかった。

「私はもう立ち去るわ。ごきげんよう」

すると身を乗り出していた体を引っ込めると宙に浮いていたスキマも同時に閉じてしまった。
やはり目玉だらけで気持ち悪い。

しっかし、相変わらず何がしたいのか判らん人(妖怪)だ。

そして彼女が去ってから何か変な空気になり――

「続きをお願いします」
「あぁ、はい」

とりあえず何か自分に関係するいい話は無いかと頭を捻らせた。

☆☆☆☆☆

「じゃ、お茶菓子ありがとうございました」
「いえ。こちらこそお時間をとらせて」
「いやいや、俺は楽しかったですし。できればまた今度も幻想郷縁起を見せて貰ってもいいですか?」

全部見ていないしね。

「勿論です」
「ではお元気で」

軽く頭を下げて屋敷を後にした。

一通り話し終えた俺は腹も鳴ってきた事だし帰る事にした。辺りも少し暗い。
しかし書物に自分の事が載るのか。なんだか恥ずかしいな。

恥ずかしいとはいえやぶさかでは無いのだが。
それにしても能力か。俺も本格的に幻想郷の住民となりつつあるのか。

「外来人、か」

こちらに来てからどれ程経っただろうか。
1ヶ月すら経過していないがもう数年過ごした気分にすらなってくる。

それ程に幻想郷での暮らしは濃いものなのであろう。
外にいた時は毎日だらだらして1日なんてF1レースカーの如くにすぐ去って行ってしまう物だったが。

だけど。
外の事を考えると少しだけ胸に何か痞える思いがするのは何故だろうか。
春休みはまだ終わってないっけ。友達は何してるんだろう。両親は――

「あぁ、もうやめだこんな考え!」

パシン両頬を強く掌で叩き、センチな気分を吹き飛ばした。
今日はもう早く帰ってメシ食って寝よう。

そう考えて足を速めた。


---------------おまけ------------------

リュートを幻想郷縁起風に書いてみました。
見なくても差し支えありません。

でも見てくれなんて言ってないんだからn(以降誰得なツンデレ

……ではどうぞ。



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-外界からの凡人-

鈴木流斗 Ryuto Suzuki

職業:外来人

能力:霊力を別の属性に変える程度の能力

住んでいる所:人里

人里にいつの間にか居着いている外界の人間である。
普段は里の人々の仕事の手伝いをして暮らしており、特にする事が無い時は自分の家でだらだらと過ごしたり里の子供達を相手にしているらしい。
ただ時折目的無く里から出て行く事があり(※1)、妖精みたいに何がしたいか分からない時がある。(※2)

[性格]

何処にでもいそうな少年で、そこそこ礼儀正しく明るい。
態度は相手に合わせて変えるらしく、冗談も交えて会話してくれるので話しやすい性格をしている。
本人は自分の事をバカだとは言っているが意外と器用かもしれない。

だが何処か抜けている。

度々突然黙り込み何かを考え始める時がある。
その時は彼に声をかけても中々気付いてくれない。
だがその瞬間は里の子供の悪戯のチャンスでありよく悪戯されている。(※3)その都度相手をしてやっているのか面倒見はいいみたいだ。(※4)


[能力]

自身の霊力を他の属性に変えるとは言葉だけでは伝わり難いかもしれないが、
簡単に説明すると霊力を炎に変えたり冷気に変えたりするのである。

ただ本人だけでは霊力を操れないので札に込めて放出したりしている。
彼は炎を放出させたりしていたそうだが札の効果による物と信じきっていたという。

因みに札から放出させる際、イメージする事で他の属性に変換するらしい。
応用が利くのか相手を吹き飛ばしたり光や音も出せる。
つまり特に修行もせずに魔法使いの真似事が出来るのでそちらの道の方々には喧嘩を売っている様な物である。
だが魔法使いには敵わないのは言うまでも無い。彼は凡人である。

他にも能力なのか解らないが彼が陽気になっていくと霊力が上がっていくそうだ。(※5)

本人は能力で空が飛びたいのでどうすればいいと聞いてきた。
私に聞かれてもどうしようもない。

[目撃報告例]

・宴会の後片付けをしてくれた。良い人ね(博麗の巫女)

彼は今後も利用されるかもしれない。

・何を考えているか全く分からない奴だぜ、妖怪並の変な奴だ(普通の魔法使い)

私と話した時は普通の人だったが。

・彼の行動を見ているとたまに噴き出しそうになる(紅魔館のメイド)

一体何をしたのだろうか。

・氷妖精と何かをしているのを見た(八百屋)

類は友を……なんでもない。彼は妖怪とも少しだけ交流があるみたいだ。

・私が近付くと驚いて跳ね上がっていた(花屋の娘)

他にも小さい女の子を見ると何故か警戒しているらしい。そういえば私が話し掛けた時も変な様子だった。

・この前ボロボロになって帰ってきていた(酒屋のおっちゃん)

何があったか尋ねても答えてくれない。(※6)

・懲りない奴だ(里の守護者)

よく頭突きの犠牲になっているそうだ。

・彼の話は興味深い(香霖堂店主)

外界に興味のある者は彼に聞いてみるといい。喜んで話してくれる。(※7)


−−−−−−−−−


※1 本人は『自分探しの旅(笑)』と言っていた。

※2 ある意味妖精より……なんでもない。

※3 特に妖精に悪戯されている。

※4 たまにキレている様にしか見えない時もある。

※5 逆に陰鬱になると霊力はどんどん下がる。

※6 幼女と花畑は……と呟いたが続きは聞けなかった。

※7 だが彼が持っている外界の機器等の製造方法は全く分からないそうだ。彼だけでなく殆どの外来人はそうである。
思い切って幻想郷縁起風に書いてみました。その場のノリでバシバシ執筆したので無理矢理感があばばばばばばばばば。関係ないですけど最近描写等の勉強をする為小説やノベルゲーム(何故か全部ホラー)をしてるんですけど夜怖くて寝られなくなりました。


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