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これは東方projectを下敷きとした二次創作です。作者の勝手な設定、オリ主分も含まれておりますので原作崩壊やオリ主が嫌いな方は見ない方がよろしいです。そして作者はアホの子ですので文章も稚拙な物となっております。それでも良いと言うなら読んで下さい。
プロローグ
 詰まらない。あぁ、詰まらない。
 先程から脳内で詰まらない詰まらないと呟いている俺の名前は鈴木流斗(すずきりゅうと)
 鈴木だとかありふれた苗字だし俺はこの名前があまり好きじゃない。もっと変わった名前ならどこぞのありふれた物語の主人公になれたんだろうか、と思ってしまう。……ただの痛い人になってしまうからやっぱりこのままでいいや。
 まぁ、別にそんなことはどうでもいいんだけど。

 でもって青春真っ只中な筈の高校1年生。とはいっても春休み真っ只中なんで2年生とほぼ同じ。
 性別は勿論男である。女がこんな顔してたら皆モンスターと勘違いして逃げていくだろう……俺がブサイクなわけじゃない。客観的に見て普通だと思う。皆の脳内で美化してくれると有り難い。
 でもカノジョいない。帰宅部。完全インドア派。そりゃできないよな彼女……クソッ! またイラ壁(イラついて壁を殴るの略)しちまった!
 ゴホンッ。さてさて俺が世の中に対してつまらないつまらない愚痴っているのはこう刺激がないというか……。さっきも言った通り春休み真っ只中であるのにイベントの一つも無し。
 俺の友人なんかは部活でオトコらしい汗かいたり、友人同士で毎日外で遊んでたり、彼女とイチャイチャしたりと充実した毎日を送っているみたいなのだが、俺はとある理由で部活を辞めてしまったし外に行くのも面倒臭い。
 とある理由と言うのがなんとも情けなくて、遅くまで学校や先生に管理されるのが嫌だというなんとも自分勝手な理由だ。自分ながら反吐が出る。そして彼女も生憎と画面から出てこないといった有様さ、HAHAHA。

 ……自虐ネタはよそう。

 別に如何わしいゲームだのなんだのしてるわけじゃあない。いや、如何わしいサイトは定期的に見たくなるけど……そうじゃなくて。兎に角、パソコンでオンラインゲームだのネットサーフィンだのしてる毎日だ。
 しかし毎日パソコン三昧だと飽きが来るのも当然、かといって勉強しようだの一瞬考えたりするが俺はそこまでできた人間じゃない。というか、そんな癖があればここまで自堕落な生活なんて送っていない。怠け癖、勉強嫌いのスキルを極めている俺は定期テストでいつも最下位争いなわけで。つまりアホの子である。
 とまぁ、そう愚痴っていっても今日も今日とてパソコンしか弄らないのである。でも最近興味をもち始めた物ならあった。

 『死ぬ』と言う事だ。

 死んだらどうなるのか、三途の川とかあるのか? 神サマ閻魔サマとかっているのか? 幽霊になんの? バカなの? 死ぬの? だとか考えたりする。

 ――もし、死んだら違う世界に行けるなら。それが不思議で刺激溢れる世界なら。

 と言うような厨二病全開な事を考えたりする。でも死ぬの怖いし痛いのヤダから自殺なんできない。自分でも解り切っているが、なんともヘタレだ。

「ちょっと流!」

 居間のソファーでぐでぇと寛いでいると母親が声を大きくして呼んでいた。これまたどうでもいい話であるが母さんと父さんは俺の事を(リュウ)と呼ぶ。斗ぐらい略さなくでもいいんじゃあないか。

「聞いてるの?」

 おっと、自分の世界に入りすぎたか。悪い癖だ。何やら俺に頼み事をしていた様だが考える事に意識を集中していて話を全く聞いていなかった。

「ごめん、聞いてなかった」

 もう、と溜息を吐きながらチラシを持ってくる母さん。あぁ、はいはい。買い物、ね。
 チラシをみるとお得商品の所に赤いボールペンででかでかとマルが書かれているわけで、つまりこれを買ってくればいいのだ。

「お釣りでジュース買っていいなら」
「好きにしなさい」

 さて、出かけよう。あー、食パン加えた女子高生とぶつかんないかなぁ。……春休みやっちゅーねん。


☆☆☆☆☆


「よし、かいもん終わりぃーっと」

 スーパーのビニール袋を持ち、残った方の手で100円をヒョイヒョイと上に投げて手遊びをする。後は自販機でジュース買うだけだ。
 ピィン、と親指で100円玉を弾き、パシっとキャッチして格好つけて100円を投入。
 ここの自動販売機は100円均一で中々お得感を醸し出してよく釣られて買ってしまう。スーパーで買えば89円で売ってたりするのにね、なんでだろうか。
 ファンタにするか、コーラにするか。はてさて炭酸飲料はやめてミルクティー辺りにしようかと考えた時、

「む……?」

 女の子の泣き声が聞こえてきた。泣き声のする方向を見ると女の子が泣いていた。失礼、泣き声が聞こえてるのなら泣いているのは当然。重要なのは泣いている場所――

「……道路のド真ん中ぁ?」

 横断歩道の向こう側をみるとあの女の子の友達であろう小学生くらいの男の子や女の子達が焦った顔をしていて。恐らく急いで道路を渡った際すっ転んでしまったのだろうが、信号を見るとそれはもう真っ赤っ赤でした。全く、信号無視はいかんぞ、俺もするけど。
 と、のん気な事を考えていたが……車きてんじゃん!? しかもトラックかよ!? なんとベタな! と頭の中で考えた瞬間体が動いた。

 女の子を救うために……いや、こんな描写では俺がすごい善人に見えるが実は見殺しは嫌だ! だとか、女の子を見過ごせない! だとかそんな理由じゃない。
 はっきり言うと俺は他人が死んでも特に何も感じない。自分以外の人間がどうなったって知るか。ならば何故助けるのか。
 これがきっかけで死ねるのなら、と良いきっかけを得た気分であったのだ。泣いている女の子の元に辿り着き、ガシッと両脇を掴み、

「泣いてる暇があるんだったらさっさと逃げんかい!」

 乱暴ながら道路の端に放り込み、ドシャっとそのまま受身を取れずに地面にダイブしていた。すると擦り剥いたのかさっきより余計に泣き出す女の子であったがまぁ、轢かれるよかマシに違いあるまい。
 迫り来るトラック。俺に気がついてブレーキをかけているみたいだがこの距離では意味もないだろう。

「あ、100円自販機に入れたまんまだ勿体ねぇ」

 極限状態で何故かどうでもいいことを考えてしまう――が、迫り来るトラックを見てこの道路に飛び込んだ自分の愚かさを知った。

(無理。無理、何この迫力、やっぱ逃げ――)

 やっぱ逃げなきゃ――と横っ飛びして道路から離れようとした時、スーパーの買い物袋から先程買ったトマトが零れ落ちていたみたいで、ぐしゃりとトラックに踏まれて飛び散った。
 お、俺もこのトマトの様にひしゃげて死ぬのか、と考えると足が竦んで動かなくなってしまった。
 トラックとの距離はもう殆ど無い。正面のトラックが拡大していく映像をスローモーションで見ていた。あぁ、なんだっけ、走馬灯というか、死ぬ前って物がスローモーションに見えたりするんだっけ。
 刻一刻と迫り来るトラックを直視するのも怖いのでふと横を見たわけだが。つつつ、と一歩の線が引かれ、ぐわっと割れ目が開いた。それも虚空に。

 あれ、死ぬ間際って幻覚みるもんなのかな。こう空中に割れ目っつうか、なにこの隙間……? 両端は丁寧にリボンで結ばれててだな、オーケー、落ちつけ俺。こういう時は素数を数えるのがいいと先生から教わった。 2 3 5 7 11 13 17 ……(ここまで約1,02秒)

 人間死を目の前にすると高速な思考が可能になるらしい。そして気がつけばその『隙間』から手が伸びてきて俺の腕をぐわしっ! と掴み――引き擦り込まれた。

「えぇ!? ぎゃあああああ!!!」

 死ぬとこんな亡霊がお迎えにくるなんて聞いてねぇぞ!!! あぁ、女の子を助けるなんて、死ぬなんて考えなきゃ良かった……。後悔したと同時に、極度の恐怖(お化けの類が苦手)から俺は簡単に意識を手放した。
どうも無法マツです。小説等創作物は初めての挑戦であります。続きが気になる、つまらない、面白くない等の感想を怯えながら待ってます。


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