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戦記ものだと思っていたらまさかの乙女ゲームだった件について。

戦記ものだと思っていたらまさかの乙女ゲームだった件について。~保護者が学校に乗り込むそうです~

作者:ミタカ
注意:乗り込むところまでいきません。
今回は短めです。
 やぁみんな!私はメル。目が覚めたら知らない場所で、気が付いたら幼くなっていた。
ちょっと何を言っているのか分からないと思うけど大丈夫!私もよくわかってなかったから!
そして、なんかヤバイかもーと思いつつ何とか生きていたら、よくわからないままにいつの間にか戦争に参加していた。そこで、いろいろ大変な目にあって、カルチャーショックを受け、本当に大変だったけど大事な人たちもできて、何とか生き残る事が出来た。そんな体験から、ちょっとやそっとじゃへこたれない鋼の精神を持つ事が出来たんだけど…
恐ろしい顔で睨んでくる男の人たちに囲まれている今の状況は、ちょっとヤバイです。

とりあえず、何でこんな状況に陥ってしまったのか軽く説明しないと分かんないよね。

***

 始まりは私が、王都にある由緒正しい学園に入学した事からなんです。
ところでいきなり話は変わるんですが、聞いて下さい皆さん。
なんとこの世界は乙女ゲームだったのです!!ジャジャーン!!(効果音)
もうね、その事実を知った時の私は、まさかの乙女ゲーム!? 戦記物かと思ったらまさかの乙女ゲーム!!大事だから2回言ったよ。って感じでしたよ。はは、あまりのギャップに吃驚だわー。
だがしかし!私はゲームに一片たりとも登場する事の無いモブなのだ!!フハハハ!勝ち組!って、余裕こいてた時期が私にもありました。ええ、そうです。これがフラグだったのか何なのか、とにかくこの世界が乙女ゲームの世界でもあったという事実が、私の現状に大きく影響を与えたのです。

 話を元に戻すね。それから何か「敵対関係の令嬢が悪役っぽくないじゃん、まさかの今話題の悪役令嬢系ですか?」から始まって、「え、ヒロインはヒロインでなんか計算高い!ちゃくちゃくとイベントこなしてるんですけど?」と続き「ってちょっちょっとまってよ、まさか私が嫌われ始めたんですけど!?どーすんのこれ?やっちゃう?やっちゃう?って一般人なんだからダメダメ。」になり「えーなんか私が悪役の位置に祭り上げられたんですけどー」って感じで悪役に祭り上げられ現在嫌われている真っ最中でございます。

 まぁ復讐とか、「んー、メンドイ☆」って感じや、「こんなの戦場に比べたら比べもんになんないって!」って感じで嫌がらせとか特に気にしませんでした。事実、陰口叩かれる、無視される、物隠されるなどといった小学生のような嫌がらせを毎日毎日されていて、ときにはイラッとくる時もあったけどめんどくさくて放置してたんですよ。一応先生方にも苛められているという事実を、分かりやすく簡潔に訴えましたが「お前が悪い。苛められても仕方ない」といった反応を頂きました。ッチ仕事しろよ教師。とりあえず教師に頼るのは時間の無駄でした。
 物が隠されても、次の日から全部持ち歩けば問題ないし、「メルちゃん、誰かと一緒にいないと生きていけなーい」なんて人間ではないので、まあ無視とか、陰口なんかも気になりません。一部の生徒の保護者が出てきていろいろうるさかったのは迷惑でしたけど。
と言うか「みんな勉強しろよ、余裕だな」とか「教師ちゃんと仕事しろ」と思いつつ、日々生活していました。

 ときには「お前が、ヒロインちゃんを!!」とか「悪役令嬢を傷つけた敵!!」なんて理由で私に物理的体裁を仕掛けてくる輩もおりました。が、忘れないでください。私は戦争帰りです。さすがに戦争に参加していたからといっても、戦闘に参加していたわけではありません。人を殺したことも、ありません。当たり前ですよね、まだ10代の子供ですから。そんな子供を戦闘に参加させるほどまだこの国は腐ってないはずです。ええ、信じてますからね、王子。(攻略対象、ヒロインに攻略され中)
私はただの伝令係だったのですが、当時仲良くなった人達から護身術だの、複合格闘技だの敵からの隠れ方、逃走経路の確保などなど、いろいろ教えてもらった事が役に立ちました。


 と、こんな感じで実害も無いし、私的にも問題は無いし。なので放置してたんです。今後お付き合いしていくような人たちはいなかったし、特に問題ないなと思って。そもそも私は、この学園に勉強しに来ているわけであって、そんな暇はなかったと言い訳をしておきます。同い年ぐらいの友人ができたらなーとも思ったが、価値観が合わず断念したし。


***

「おい、そろそろ現実逃避から帰ってこい。」
善人面とは言い難い強面の男が少女の頭をわしづかんでいる。
「痛い痛い痛い!!ミシミシいってる!頭、ミシミシいってるから!!」
少女がわめく。
「おー、おー、そのまま全部ゲロっちまえ、な?」
「隊長。そろそろ放してあげましょうよ」
「おまえは、甘すぎんだ。ここでしっかり躾けとかねいと、またなんかやらかすぞ」
男が背後に控えていた男に話しかけた瞬間。
ヒュ
「!!」
何処に隠していたのか、先ほどまで男の手をつかんでいた少女の手には数本の細いナイフが握られていた。男はそのナイフを反射的に掴んだことで、少女の頭から手を離した。
「あー、死ぬかと思ったー」
「大丈夫かよ、メル」
「隊長、だっせぇ」
男の手から抜け出した少女は、後ろで飲んで騒いでいた男達に向かって手を振った。

「それで隊長。いきなり人の頭つかむとか、何するんですかー」
少女の目の前にいた男は数枚の書類を少女に手渡しながら、これはどういう事だと問うた。
少女は書類を受け取って驚いた。
「ちょ、何ですかこれ!?ストーカーですか?ストーカーなんですか!?」
書類に目を通した少女は、それを机に叩きつけながら叫ぶ。そこには彼女の学園生活について事細かく纏められていた。

 その声につられたのか、後ろで酒を飲んで盛り上がっていた男達も集まってきて、書類を回し読みしだした。少女はあわてて、ちょっ返して!と言いながら手を伸ばすが届かない。書類を目に通した男達の目が、だんだん険しくなる。

「で?これはいったいどういう事だ」今度は強面の男だけでなく、書類を読んだ男達も少女を逃がさないとでもいうかのように囲みこむ。

ここで最初の状況へ戻るわけだが―――

「どうって言われても…」
「苛められてるのか?」
「苛めって言うか… 勘違いされたっていうか… 嵌められた。みたいな?」
少女の言葉に周りの男が一斉に反応する。
「嵌められた?」
「お前が?」
「逆に、人を嵌めようとするお前が!?」
周囲の反応に、少女は憤慨する。
「もう!みんなひどい!!」
「そりゃね、時々イラッとはするけど、べつにほっといても何にも問題ないと思ったんだよ!!」

「問題大有りだ」少女の言葉に強面の男が言う。
「俺の隊員が、こんな根も葉もない言いがかりと不名誉な噂を流されてんだ。このまま野放しにできるか!!」
「そーだ、そーだ!」
「確かにな」
周りの男対も強面の男に賛成の意を示す。

「他の生徒も保護者が出てきていろいろやってんじゃねぇか」
「お前の保護者が学校に乗り込んでも、問題ねぇだろぉ?」
男の顔が人一人殺しそうな凶悪面へと変わる。

…どうやら、私の保護者達が学校に乗り込んで、私の潔白を晴らすそうです。
どうしてこうなった !!
本人は嫌われとか全然気にしない。だって戦場を共にした盟友がいるしね!だがしかし、彼女の上司の怒りは止まらない。となんやかんやで彼女の周りの人が彼女の潔白を晴らそうとする物語。
彼女は伝達部隊所属中だが学園へ通うため一時休職中。部隊の人たちは彼女の事を大事にしており、もはや家族。伝達部隊に所属する人はみんな彼女の保護者だよ!!これで悪役令嬢やヒロイン、攻略対象に負けないよ、やったね!!

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